ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

みのや食堂 (2) @岐阜県山県市

2015年10月04日 | 岐阜県(岐阜)

日差しが強く、とても暑い昼どき、わざわざ汗をかきに「みのや」へ。岐阜県山県市高富(たかとみ)にある盛りがすごいことで有名な食堂だ。もうそろそろ夏の白い暖簾も終わりだろうか。この日は最初からカツカレーを食べようと決めていた。駐車場に車を停め中へ。見るからに大食いだろう巨漢の男性達がテーブル席に陣取っている。小上がりの方はまだ数名の客。土間のテーブル席に腰かけ、迷うことなくカツカレーを注文した。もちろん大盛ではなく並盛。もう若い頃のように無茶な喰い方は出来ないだろうし、万が一にでも残したら屈辱だ。よってこちらの最強メニューとも言われている「カレー丼」の大盛なんて絶対無理。でも今までにカツカレーを注文したことは無いので、どんな盛りなのかは出てくるまで分からない。

しばらくしてドーンとラーメン鉢くらいの大きさの丼ぶりにこんもりと盛りあがったカツカレーが登場。…ひるむ。給仕のお姉さんが氷水を置いてくれた。カツの姿は全く見えない。カレーの海の中に沈んでいるようだ。もう昔とは違うのに…やっちゃったかな? 食べきれるだろうか心配になってきた。何はともあれスプーンを掴み、ひと口。辛さはあまりなく、マイルドな口当たりのやさしい味。コクはあまりないので卓上のウスターソースを少し垂らしていい感じになるくらいの味。中に隠れていたカツは定食の時と同じくらいの厚さのカツでしっかりとしたボリューム。その下のご飯はこれでもかというくらいぎっしり詰められている。一度スプーンを握ったらあとは一心不乱に食べ続けるのみ。途中でスプーンを置いたら満腹中枢からストップがかかりそうだ。しっかりめに揚げてあるカツとカレーを合わせて、衣の甘さを味わいつつ、赤い福神漬けを間に挟んで、だんだんゴールが見えてきた。フゥ…、もう大丈夫。凝った味ではないが「食堂のカレー」を堪能出来た。旨かった。これだけ食えりゃまだいけるなァ(笑)。でもこれで並盛って…。

店に居た巨漢の人達はやはり遠くからわざわざ訪れたようで、店のお姉さんに頼んで記念写真を撮っていた。すると調理場から老齢の主人が出てきて「外の暖簾のところで撮るとええよ」とアドバイス。主人は何だかとても嬉しそうで微笑ましい。(勘定は¥850)

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みのや

 岐阜県山県市高富1340

 

( 岐阜 やまがたし 高富 みのや みのや食堂 大盛り デカ盛り ガツ盛り テラめし ラグビーボール カレー丼大盛 )

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