ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

円(まろ) @岐阜県美濃加茂市 (※閉店)

2015年10月25日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県美濃加茂市の旧中山道・太田宿。JR美濃太田駅をまっすぐ南下すると古い街並みが残る通りに当たる。綺麗に整備されて、駐車場や休憩所なんかも用意されているが、いつもあまり人は多くない。街並みには古い建物や酒造会社(「御代桜酒造」)がいくつか残り、ゆっくりと歩いてみると近代建築好きにはなかなか面白い、見どころいっぱいの通りだ。以前訪問した「コクウ珈琲」の横にあるちょっとくたびれた(失礼)平屋の建物が「円(まろ)」という大衆食堂。この日は日曜の昼だったが、店の中から通りまで賑やかな声が聞こえてくる。店に入ると大きなテーブル席の他に、鉄板付きのテーブルがいくつか。昼から呑んでいる常連と見られる男性客が多かったが、家族連れや老夫婦も。厨房にはお年を召した女性が2人。店はお世辞にも綺麗とは言えないし、置いてあるテレビの画面は色がおかしくなっていて真っ赤だが(笑)、壁に張られた品書きを見てびっくり。どれも安いのだ。見たところ一番高いメニューが「上カツ定食」の650円。あとはどれもワンコインかそれ以下だ。早速、中から「焼きそば」のミックスを注文した。

店のあれやこれやが気になって見回していたら、あっと言う間に焼きそばが出来上がっていた。驚いた、いつの間に…、やるなお母さん(笑)。ウスターソースがたっぷりかかった焼きそばは、値付けが安いだけにスーパーで安売りしているような麺かと思いきや、意外にもストレートっぽい麺で、少し固いがイカと肉がたっぷり。量は多くないが、値段から言ったら充分。ソースが多いだけに味が濃いめだが、これは他のメニューも食べてみたくなるなァ。次はカツ丼か、オムライスか。(勘定は¥350!)

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※残念ながら2016年5月をもって閉店されました。

 

 

↑ (左)うだつが上がっている建物もある古い太田宿の街並み。(右)道路に跨った建物が珍しい「御代桜醸造」(創業・明治26年)。杜氏が若いのになってからのここの酒、旨いです。

 

↑ 以前コーヒーを飲んだ「コクウ珈琲(旧・太田郵便局)」(昭和元年・1926・建造)と、旅籠「旧・小松屋(吉田家住宅)」(江戸末期建造)。現在は無料休憩所。

 

↑ (左)「旧・太田脇本陣・林家住宅」(昭和6年・1931・建造) ※国重要文化財、(右)現在は一般の住居になっている「旧・十六銀行太田支店」(明治40年・1907・建造)。

 

↑ 少し離れた幹線道路沿いにある「旧・大垣共立銀行太田支店」(詳細不明)。以前中古CD屋だった時期があって中に入ったことがある。

 

(まろ)

岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-3

( 美濃加茂 美濃加茂市 みのかも 美濃太田 みのおおた 太田 おおた まろ えん 御代櫻醸造 御代櫻酒造 御代桜酒造 みよざくら )

 

コメント
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