三重県四日市市の散策。土産に買って帰る和菓子を購入するため寄ったのは大きな通り沿いにある「紅屋」。創業は宝暦年間(1752~1765)というから260年もの歴史のある店だ。店に入るとガラス・ショーケースの中には上生菓子も並んでいる。ただ持ち帰り時間のこともあるので、こちらの銘果「汐見」の簡易箱入りを購入した。この「汐見」も文化文政年間(1804~1830)からある菓子だというから凄い。
家に帰って10個入りの箱を開け、妻と一緒にいただく。「汐見」は白く小さい菓子。薄い皮は生落雁のような食感で、中は水分少なめのこし餡。口に入れると上品な甘さが広がり、旨い。とてもバランスが良く、口の中があんこの甘さで支配されることもなく、茶席で重宝されるのがよく分かる。コーヒーにもよく合う味わい。これは手土産にもいいだろうなァ。(勘定は¥918)
↓ 小杉町にある「服部家住宅表門」(昭和12年・1937・建造)◇。この門をはじめ、主屋や土蔵(写真下3枚目)等も国の登録有形文化財に指定されているが、杉皮張りだという主屋は塀に遮られて見えず。
三重県四日市市中部11-5
( 三重 みえ 四日市 よっかいち べにや 御菓子所 しおみ 和菓子 国登録有形文化財 )
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