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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

さかゑ @岐阜県大垣市

2023年07月08日 | 岐阜県(西濃)

以前から寄ってみたかったけれど、市街地から遠く離れているのでなかなか機会が作れなかった岐阜県大垣市の今宿にあるお好み焼の「さかゑ」に初訪問。ナビに導かれて広くない道路を走って到着。店は道路がカーブしたところにポツンとあるが、その雰囲気からピンときて後から調べてみるとこの目の前の通りは「美濃路」のようだ。※東海道・宮宿と中山道・垂井宿とを結んだ脇往還(脇街道)

車を横の駐車場に停めて暖簾をくぐる。年季が入った店内には年配の女将さんが1人。午後の遅い時間だったが通し営業している様子。パイプ椅子が並ぶカウンター席と土間のテーブル席が2つ程。カウンターの上の貼り出した品書きには、焼物、揚物、麺類、洋食、酒、と何でも揃っている。おでん鍋もあったがさすがに季節は終わっている様子(訪問5月)。食事処というよりは居酒屋的な感じ。あれこれ焼いてもらって呑んだらいいだろうなァ。もちろん看板通りお好み焼きも。女将さん曰く42年やっているそうだ。「お好み焼き」のイカ・玉子をお願いした。

しばらくしてじっくりと調理された「お好み焼き」が完成。平皿に盛られた「お好み焼き」は大きめで生地も厚め。ソースを塗った上から青海苔と鰹粉がかけてある。最初は混ぜ焼きかと思ったが重ね焼きタイプのようだ。キャベツがたっぷりと使われていて旨い。ソースは濃くて甘いタイプ。「〇タフク」っぽいがどうだろう(未確認)。全て平らげるとお腹も満たされた。品書きを見ているとやっぱりここは呑みで来たいナと思う。だけれどどうやってここまで来たものか。調べてみると近くまで大垣駅からバスが通っているようなので、次はバスで来る計画を立てようか。その時には品書きで推されていた「トンステーキ・おいしい・やわい」をいただかないと。勘定してもらうと”飴ちゃん”をひとつ下さった。(勘定は¥450)

 


 

↓ 神田町の交差点近くにある印刷会社「登進社」(建築詳細不明)。あまり目立たない建物だが、スクラッチタイルの壁面がいい感じ。

 

 


 

 

お好み焼き さかゑ

岐阜県大垣市今宿2-658-5

 

( 大垣 おおがき さかえ お好み焼 おこのみやき 焼きそば やきそば 食堂 居酒屋 酒場 近代建築 )

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長崎ちゃんぽん食堂 @岐阜県安八郡安八町

2023年06月30日 | 岐阜県(西濃)

ある雨の日、出先から岐阜県安八町にある「長崎ちゃんぽん食堂」へ。以前、神戸町(ごうどちょう)にあった頃には行ったことがないが、移転してこちらのテナントに入って初めての訪問。自分はあまり”長崎ちゃんぽん”に思い入れが無く、これは!というのに当たったことも無い代わりに大外しも無いという印象。この近辺にはもう1軒、一宮の有名店の支店があるようだ。店に入ってカウンター席に腰掛ける。ほかにはテーブル席が3つ程。注文したのはもちろん「本場長崎ちゃんぽん」。ランチメニューに値打ちなセットがあったので、つい”ふわとろ天津飯セット”でお願いした。

しばらくして「本場長崎ちゃんぽん」が完成。大きな鉢で供され、たっぷりの具材は、豚肉、あさり、キャベツ、人参、もやし、椎茸、キクラゲ、紅白はんぺん、と多彩。麺は「唐灰汁」という長崎独特のかん水を使って製麺されているのだそう。つるんとした口当たりのストレート麺。スープはお馴染みの白濁したもの。濃過ぎずあっさりとした味わいで旨い。わしわしと野菜の山を崩しながらいただいていく。セットになった「天津飯」は確か”ミニサイズ”と書いてあったと思うが、全然ミニじゃないごく普通と言っていいサイズ。玉子の中にはカニカマとネギ。餡は酸味が少なく、所謂甘酢餡では無いタイプのもの。途中で酢を垂らしたりしていただいて、お腹もいっぱいに。次は「長崎皿うどん」も食べてみたいナ。(勘定は¥980)

長崎ちゃんぽん食堂

岐阜県安八郡安八町東結1114-1 フォレストハイム21 1FA

 

( 岐阜 ぎふ 安八 あんぱち ながさきちゃんぽんしょくどう 長崎チャンポン 皿うどん てんしんはん ランチ )

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とんかつのエビス @岐阜県大垣市 (3)

2023年03月25日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の大垣駅から東に歩いた商店街にある「とんかつのエビス」へ。入口にサンプルの並んだショーウインドウのある昭和の雰囲気たっぷりの食堂だ。店に入るとこの日は先客が1組。ペンダントライトの下がるテーブル席に腰掛けてメニューを眺める。この日選んだのは「かつ丼」。壁に掛かった”定価表”には「上かつ丼」と表記してある。給仕の娘さんに告げると女将さんが調理を始めた。

テレビを眺めて待っていると「かつ丼」が運ばれた。こちらの「かつ丼」は全国的には定番の、揚がったかつを出汁と玉子でとじる”カツ煮”タイプ。この地方の古い食堂では逆に珍しいかも(→とじ玉子”後のせ”タイプが多い)。玉子の上から黒い粉が振ってあるが、風味が弱く山椒なのか胡椒なのか分からなかった。かつは薄いタイプのものを短い短冊状にカットしてある。玉ねぎが使ってあって、つゆの味加減はやや甘め。かつが纏ったとろっとした玉子の加減がいい。たくあんとキュウリの漬物を挟みながら美味しくいただいた。次は「オムライス」をいただこうっと。(勘定は¥850)

以前の記事はこちら (1)(2

 

 


 

↓ 久しぶりに大垣城の東門前にあるビリヤード場「エグロ(エグロ会館)」(建築詳細不明)へ。そんなに古い建物ではないかもしれないが、醸し出す雰囲気は抜群。まだ営業しているのかな。

 

 

 


 

 

和洋食堂 とんかつのエビス

岐阜県大垣市高屋町2-1

 

( 大垣 おおがき エビス 恵比寿 エビス食堂 とんかつエビス カツ丼 洋食 和食 和洋食 鶏肉 若鶏 近代建築 )

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一貫楼分店 @岐阜県大垣市 (2)

2023年03月19日 | 岐阜県(西濃)

以前にも訪れた岐阜県大垣市北部にある中華料理の「一貫楼分店」へ。店前に車を停めて暖簾をくぐる。この日は先客が1組。給仕は女将さんがしていらっしゃった。特に目当ての品があった訳でもないので品書きを眺めるも、なかなか気分に合った品が選び切れず。そこで「A定食」というこちらの店のショーケース的な定食を選んでみた。奥の厨房で主人が鍋を振る音が聞こえてくる。スポーツ中継のテレビの音だけ背後に聞きながら出来上がりを待った。

しばらくして「A定食」が運ばれた。おかずは大きな楕円の皿に盛られていて、酢豚の他に、揚げ餃子、焼売、チャーシューがそれぞれ2つづつ。そしてネギやタケノコの入った玉子焼き、付け合わせには千切りキャベツが添えられている多彩な一品。これにご飯と中華スープ、たくあんが付く。女将さんが飯碗にご飯を山盛りにつぎ始めたのが見えたので、慌てて声をかけて小さい茶碗にしてもらっている。チャーシューは脂身がたっぷりなのでバラ肉の塊を切り出したものだろうか。タレがひと垂らししてある。どれもしっかりめの味付けなのでご飯が進む。最初から大盛なのも納得。ご飯を小さくしてもらわなかったら食べ切れなかったかも。勘定してもらうと定価よりも安い。主人に告げると「ご飯が小さいでやわ。」「こっちの勝手言っただけなのに申し訳ない」「ええわ、次来た時に多めに貰うわ(笑)。」と。ハイ、また来ます。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1

 

一貫楼分店

岐阜県大垣市興福地町4-662

 

( 大垣 おおがき 一貫楼 いっかんろう いっかんろうぶんてん 中華料理 中国料理 定食 一貫楼本店 一貫楼おぶさ店 一貫楼長良店 )

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東京庵 @岐阜県大垣市 (3)

2023年03月02日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の駅前通りのアーケードにある創業大正12年(1923)の麺類食堂「東京庵」へ。この日は車を駐車場に預けて駅前をブラブラと歩いた。寒い事もあるだろうが、地元百貨店も撤退し、シャッターが閉まっている店舗も多く、休日とあっても人通りはまばら。カラカラと木戸を引き暖簾をくぐった。口開けの時間とあって先客はまだ無し。テーブル席に腰掛けて品書きを眺める。温かいものを女将さんに「湯付きうどん」をお願いした。静かな店内には小さな液晶テレビの音だけが響く。昨年亡くなったアントニオ猪木が全盛期に店を訪れて息子さんと撮ったという古い写真が物悲しい。

しばらくして大きな鉢のたっぷりの湯に泳ぐうどんが運ばれた。見るからにうどんの量が多め。猪口の上にセットされた小皿には刻みネギ、擦り生姜、擦り胡麻が。つゆは濃い色付きをしている。早速箸で手繰ってつゆに浸す。うどんはふわっとした口当たりだがコシが抜けている訳ではなく、いい感じ。旨い。つゆはかなり醤油辛い味わい。湯付きだからカエシを強くしているんだろうとは思うが、みりんとかの甘さもほとんど感じないストロングな味だ。自分には少々うどんの量が多かったが、お蔭で温まった。こちらの近辺は近いうちに取り壊しになるという話を聞いたことがあるが、どうなるのだろう? (勘定は¥650)

以前の記事はこちら (1)(2

 

 


 

↓ 大垣城の敷地内にある「武徳殿」(昭和13年・1938・建造)。”武徳殿”とは戦前に全国各地に造られた剣道場だそう。格天井の立派な道場だが現在は資材置き場と化している。

 

 


 

 

味処 東京庵

岐阜県大垣市郭町1-76

 

( 大垣 おおがき くるわ町 とうきょうあん 麺類食堂 大衆食堂 和食 洋食 老舗 うどん そば ラーメン 中華そば 親子丼 )

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グルマンヴィタル @岐阜県不破郡垂井町

2023年01月18日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県垂井町にあるベーカリー「グルマンヴィタル」。店の前の国道21号線を通ると駐車場はいつもいっぱい。最近では隣地がどんどんこちらの駐車場になっているが、それでも客がひっきりなしの人気店。最近では岐阜市内に支店も出来たそう(名古屋市の長者町と一宮にも支店があるのは知らなかった)。今まで横目で見るだけだったが、妻が軽く何か食べたいというので道路を挟んで反対側にある駐車場に車を停めて店に入ってみた。店内は客でいっぱい。まだまだ後から入ってくる。家族連れも多く子供が店内をうろうろしているが、低い位置にもパンが置いてあるのでちょっと気になる。中にはマスク無しで商品に向かって咳をしたり陳列してあるパンを指で突いているク〇ガキや、それを野放しにしているバ〇親も居てゲンナリ…。妻と顔を見合わせてしまった。あわてて子供の届かない位置にあるシンプルなパンや惣菜パン、出来上がったばかりのドーナツをカゴに入れレジに並んだ。

奥にはカフェもあるようだが、他に小さなイートインスペースがあり、そちらには誰も居なかったので、コーヒーを買い足してそこでいくつかをいただくことに。「ゴボてりサンド」はゴマの入ったややハードなパンを使っていて、中に照り焼きのチキンとごぼうサラダが挟んである。具材を多く見せる最近のフルーツサンド式なので具材はあまり多くない。揚げ立てでつい買ってしまった「カレードーナツ」は、丸い形で辛さほどほどのカレー餡。生地は甘い。まだ温かくていい感じ。他にも「ブール」等を買ったがそちらは家で食べることにして車に戻った。ここまで流行る理由は分からないが、ピザとかもあってカフェとかの居心地がいいのかな。子供がウロウロしていなかったら次はそっちに入ってみよう。(勘定は¥2,500程)

 

グルマンヴィタル (GURUMAN VITAL)

岐阜県不破郡垂井町宮代441

 

( 垂井町 たるいちょう 21号線沿い グルマンビタル パンの森 垂井本店 ベーカリー ブーランジェリー 喫茶 喫茶店 ランチ ピッツァ テイクアウト )

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雲水 @岐阜県揖斐郡池田町 (2)

2022年12月21日 | 岐阜県(西濃)

妻とドライブがてら岐阜県池田町の蕎麦屋「雲水」へ。開店してちょうどぐらいの時間に店に着いた。道路を挟んだ駐車場に車を停めて民家そのままの玄関口から店内へ。給仕の女性に2人と告げると奥の調理場手前のテーブル席に案内された。もう他の席は満席のようだ。凄いなァ。後から来た客は断られている人も居る様子。品書きから自分は「すだち・二八」を大盛で、妻は「ざる・十割」をお願いした。調理場とは衝立で仕切られていて通り道なので仕方がないが、年配の給仕女性はちょっと慌て者なのか書き留めたはずの注文を何度も訊き返しに来るし、スリッパで板間をバタバタと小走りするので鬱陶しい。落ち着いて歩いてくれればいいのに。

揚げた蕎麦をポリポリとやって待っていると「すだち」と「ざる」が運ばれた。水面にたっぷりのすだちスライスが盛られていて、見た目から涼しげで旨そう。蕎麦は二八だが、以前食べた十割と印象はそう変わらない。妻のざるをひと啜りもらったが、歯触りも喉越しも大きな差は感じられない。淡い味わいのつゆにすだちの果汁が混ざって旨い。種の無いところを蕎麦と一緒にすするのもいい。啜る時にほんのりと鼻腔に残る香りもいい感じ。思わず鉢に口をつけてつゆをグイッと飲んだ。手繰り終えた後は濃厚な蕎麦湯を味わう。自分は種物にも蕎麦湯を足していただくのが好きだが、こちらは徳利に少しそばつゆも入れてくれるのが嬉しい。妻はこちらが初めてだったが気に入った様子。ただ勘定してもらって店を出ると、もうそこには「予約分にて売り切れ致しました」の文字が(写真下1枚目)。予約をしていなかった自分たちがすっと入れたのはラッキーだったということか。まだ12時にもなっていないのに…。(勘定は¥2,100)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 美濃國の一宮である「南宮大社」へ。毎月1日と15日の月次祭は「花手水」があり手水鉢に花が飾られる。この日は当日ではなかったがまだ花が残っていた。前からやってそうな行事だが、実はまだやり始めてから数年なのだとか。境内の建造物の他、様々な物が重要文化財に指定されている。

 

↓ 南門を出て奥に進むと「南宮稲荷神社」。拝殿手前には朱塗りの鳥居が並ぶ。

 

 


 

 

そば 雲水

岐阜県揖斐郡池田町市橋1634-1

 

( 池田町 いけだちょう うんすい 蕎麦 そば そばきり なんぐうさん なんぐうたいしゃ なんぐういなりじんじゃ おいなりさん 国重要文化財 )

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三楽 (2) @岐阜県大垣市

2022年11月19日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市にあるとんかつ屋「三楽」へ。店の裏にある駐車場に車を停めて店内へ。この日は営業が始まったばかりの時間だったのでまだ先客は無し。高齢のご夫婦でやっていらっしゃるが、店を開けたばかりなので準備でいろいろと忙しそう。でも女将さんは以前と同じように終止鼻歌を歌いながら立ち働いていらっしゃった。カウンター席に座り「盛り合わせ定食(ライス・赤出し付)」を、エビフライとハンバーグでお願いした。調理は主人。体を悪くしていらっしゃるようだが動きは素早く、女将さんとあれこれ喋りながらもじっくりとフライパンのハンバーグに火を入れ、次々と調理が進んでいく。

しばらくして女将さんによってご飯と味噌汁、そして白菜漬けが用意され、主人が「盛り合わせ定食」の皿を渡してくれた。ソースのかかったハンバーグは小判形。エビフライは中サイズが2本。これにポテサラ、千切りキャベツ、きゅうり、カットレモン、デザート代わりのみかんが付く。ハンバーグは外がカリッと焼かれていて、マイルドな味わいのデミグラス・ソースがかかっていて、旨い。厚みこそないが軟らかく仕上がっている。エビフライは薄衣で身がしっかりと詰まっている。こちらはタルタルソースで。大きめの碗に盛られたごはんも難なく胃袋に落ちていく。たっぷりの豆腐とわかめの味噌汁を挟みながら平らげた。次はかつ丼かミンチかつにしてみようかな。(勘定は¥1,250)

以前の記事はこちら

 

御食事処 三楽

岐阜県大垣市木戸町2-23

 

( 大垣 おおがき 西大垣 さんらく とんかつ三楽 三楽食堂 洋食 丼物 ランチ 定食 デミソース )

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とい山 (2) @岐阜県大垣市

2022年09月08日 | 岐阜県(西濃)

ある休日、岐阜県大垣市の「柏屋つちや」で和菓子を購入した後、自転車でフラフラと郭町までやって来た。「とい山」に暖簾が掛かっていたので軽くいただこうと自転車を停めて暖簾をくぐった。鉄板の前のカウンター席に腰かけ、壁の品書きから「焼そば・いか玉子」をお願いする。主人は裏で何かの仕込みで忙しいらしく、女将さんがほとんど調理を担当。テレビで流れているのは「NHKのど自慢」。自分が好んで訪れる食堂では昼にこの番組が流れていることが本当に多い。やや太めのストレート麺をほぐし炒め、ソースはたっぷりめ。ソースを投入してからはあまり炒めない。平皿に盛られ、傍らで焼かれた目玉焼きをのせ、完成。

「もし薄かったら。」とソースの入った容器も置かれたが、使うことは無さそう(→実際使わなかった)。細く切られたイカはゲソの部分も入っている。麺を手繰るとしっかりとソースが絡まっていて、入れられた量は多くはないもののイカもしっかりと風味を加えている。目玉焼きの下からは紅生姜と鰹節も出てきた。最後の方で黄身を潰すと、とろりと麺に絡まるちょうどいい塩梅の火の通り方。旨かった。こちらは酒を扱っていないので、次は鍋でじっくりと煮込まれている漆黒のどてを持ち帰りでお願いしようかな。(勘定は¥400)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 大垣市を走る美濃路(東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇街道)から脇に入った所に建っていた民家(建築詳細不明)。日本家屋の玄関横に洋間がある。綺麗に塗り直されているが、形からいってかなり年数が経っているだろう。

 

↓ 美和町の「柏屋つちや」の近くの通りにあった建物(建築詳細不明)。採光窓の面積が広いので理容店だったろうか。近づいてよく見ると壁面はモザイクタイルでびっしりと装飾されている。

 

 

 


 

 

とい山

岐阜県大垣市郭町3-55

 

( 大垣 おおがき といやま おこのみやき お好み焼 やきそば 焼きそば どて どて串 どて鍋 近代建築 )

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柏屋つちや @岐阜県大垣市

2022年08月26日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の宝暦5年(1755年)創業というすごい歴史を持つ和菓子の「つちや」。その9代目という地位にある社長が2年前に独立して「柏屋つちや」を起こしたと知ったのは新聞か何かだったろうか(”柏屋”とは創業当時名乗っていた屋号なのだそう)。正直ブックマークだけして忘れていたのだが、大垣市に寄った際にふと思いだして尋ねてみることに。この日は自転車だったので、強い日差しの下のんびりと小中学校がある辺りを走って店を探す。でもなかなか見つからない。スマホの地図アプリが示している辺りを何度も走るのだが、それらしき看板も店も見付けられない。ふと車1台が通れるくらいの路地を中に入ると、今まで知らなかった立派な門のあるお屋敷が目に入った。「ここか!」。見回しても看板や道案内は何も無く屋敷があるのみ。自転車を停めて恐る恐る門の所まで上がってみる。掲げられた白い暖簾にやっと小さな文字で「柏屋つちや」の文字を見付け、門をくぐった。玄関先まで進むと引き戸は開け放たれている。玄関土間に卓が2つあり、そちらに菓子がいくつか並ぶのみ(写真下)。ただ声を掛けても誰も出てこないので、門の所まで戻ってインターホンを押すと、やっと奥から上品な奥様(たぶん)が出ていらした。選ぶ程の種類は無いが「水無月(みなげつ)」、「わらびもち」「柏まんじゅう」そして「かしわあわせ」をお願いして包んでもらった。

ついでに建物のことを尋ねると、こちらの建物は昭和8年(1933)に3代目が別邸として建てたものだそう。5代目の結婚式の時には披露宴会場としても使われたのだとか。さすが名士。

家に帰って抹茶を点てて妻と分けっこ。「水無月」はほんのり甘いういろうの上に照りのあるしっかりとした粒の甘く煮た小豆が施され三角に切り分けてある。京都発祥の菓子で6月の終わりに残り半年の無病息災を祈念していただくものだとか(訪問6月末)。「わらびもち」は女将さんに勧められたもの。いつもある訳ではないらしい。軟らかい餅の中に境目が分からないような絶妙の食感のあんこが入っている。これも旨いなァ。妻も唸っていた。「柏まんじゅう」はもちっとした茶色の軟らかい皮の中にこし餡がみっちりと詰められている。最後は「かしわあわせ」。これは所謂どら焼き。しっとりとした皮に柏の葉の形の焼き印が押されていて、餡には刻んだ栗も混ぜてある。栗の風味もしっかりあっていい感じ。どれも旨かった。たぶん季節が変わると色々な菓子に巡り会えるんだろう。また通わないといけない店が出来てしまった。(勘定は¥1,800程)

この後の記事はこちら (2

 

 

 

柏屋つちや

岐阜県大垣市美和町1766

 

( 大垣 おおがき かしわやつちや つちや 槌屋 和菓子 上生菓子 持ち帰り )

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