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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

頬頬 @岐阜県大垣市

2022年08月13日 | 岐阜県(西濃)

以前から車を停めようとしても店前の駐車場が中途半端な広さで、他の車が停まっていると停め辛いので見送ってばかりいた大垣市南頬町(みなみのかわちょう)の喫茶「頬頬(ほほ)」。やっと訪れる事が出来た。ずっと変わった名前だなァと思っていたが、もしかして町名から採られたのだろうか。大垣市民病院への入り口に店があって、そちらの表側の入口にはオレンジ色のテント庇とサンプル・ショー・ケースがある。幹線道路側の入口に自転車を停めて中に入ると、外観のかなり年季が入ってくたびれたイメージと違ってすっきりとしていて綺麗。窓も大きく店内は明るい。オレンジ色の椅子にシェードランプが下がるテーブル席に腰掛けた。高齢の主人夫婦の他に調理を担当する若い衆が居るのも意外。注文したのは「イタリアンスパゲッティ」。

まずはフレンチドレッシングのかかったミニ・サラダが供さた。しばらくして「イタリアンスパゲッティ」も鉄板に盛られて登場。一般的な鉄板のステーキ皿よりも面積が大きい。粉チーズ、タバスコ、それに紙ナプキン巻のフォークが用意されている。紙ナプキンを解き、早速フォークを入れていく。具材は赤ウインナー、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームと定番が揃い、玉子敷きタイプ。玉子液は縁から流し入れてあるようだ。スパゲッティをクルクルと巻き付け、熱々を口に放り込む。ケチャップ味で濃いめの味付け。これは玉子と絡めてちょうどいいくらい。火が通って固まってしまわないうちに軽くスパゲッティと玉子部分を混ぜておきいただく。途中で粉チーズは振ったが、タバスコはほとんど使わず平らげた。スパゲッティの他にも「焼きそば」「焼きうどん」「中華そば」などの麺類、「オムライス」などの洋食、そして各種定食も揃っている。次は何を頼もうかな。(勘定は¥570)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くの禾森交差点にある「古坂商店」(建築詳細不明)。なかなか渋い年季の入った佇まいの店舗。老主人が居たけれど、煙草以外にも何か扱っているのかな。

 

 


 

 

喫茶・軽食 頬頬 (ほほ)

岐阜県大垣市南頬町4-84-1

 

( 大垣 おおがき ほほ 喫茶ほほ 喫茶・軽食ほほ 喫茶レストラン 喫茶レスト 洋食 定食 近代建築 )

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力亭 @岐阜県大垣市

2022年08月03日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の食事処「力亭」へ。店は交通量の多い258号線沿いにある。佇まいに年季が入っているので長年やっていらっしゃる店だろう。自分は初訪なので表から入ったが、常連客は皆、駐車場のある裏から入ってくるようだ。店に入るとカウンター席と小上がり席がある。主人は意外と若かったので代替わりしているだろうか。カウンター席に腰掛け、壁に掛かった木札の品書きから給仕女性に「かつ丼」をお願いした。酒肴が多く、常連客は昼間からビールと単品で居酒屋使いしている様子。主人の調理を見ながら出来上がりを待つ。

じっくりと揚げたかつをつゆには投入せず、丼のご飯の上にのせて後からとじ玉子をかけるこの地方ではわりと多いタイプのかつ丼。出来上がった「かつ丼」に箸を付けていく。玉ねぎと青ねぎが両方使われ、三つ葉がのせられている。とろっとした玉子がいい感じ。つゆの味加減もよく旨いのだが、つゆがかなり多くて時間が経ってもご飯に吸い上げられず、最後まで軽い雑炊状態。自分は丼物の時に白いご飯が残っていて欲しいタイプ。いつ頃からか、気のせいかどこも丼物のつゆが多くなってしまって(ある牛丼チェーンの”つゆだく”が流行ってから?)自分の好みから外れることが多くなった。次は定食か、居酒屋使いしてみよう。(勘定は¥900)

 

 

味の店 力亭

岐阜県大垣市南頬町2-77-2

 

( 大垣 おおがき みなみのかわちょう ちからてい 和食 かつ丼 カツ丼 とんかつ 亜種 日本料理 食事処 居酒屋 )

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たまや @岐阜県海津市

2022年07月13日 | 岐阜県(西濃)

コロナ前には人でごった返していた岐阜県海津市平田町のおちょぼさん(千代保稲荷神社)参道。だんだん人が戻ってきたようなので日曜とかには立ち寄らないが、天気の悪い日に近くに居て、雨なら空いているだろうと昼食を摂るべく参道に向かう。人は出ているが思った通り多くはなく、有料の私設駐車場群の中にある唯一の無料駐車場にも数台分空きがある程度。傘を差して通りをひやかす。昨年7月に閉店したはずの「山川屋」が店を開けていた。経営者が変わったのかな(未確認)。最近出来たような店は別として、ここの通りにある川魚を扱う食堂はどこも創業は古いんだろう。どこも儲かっているようで建物は大きく新しく変わっているが、中でひときわ風情ある佇まいの「たまや」に入ってみることに(※有名な串カツの店とは別)。この店も給仕はアルバイトの若い子だが先客は1人のみ。やはり雨の日は客が少ないようだ。案内されたのは庭を眺めることが出来る座敷席。左膝の調子がずっと悪く、胡坐をかくのが苦痛なので少しお尻の浮く座椅子があるのが有難い。「おでん定食」っていうのがあって迷ったのだが、やはり川魚をと「うなぎ丼(吸物付)」をお願いした。

ぼんやりとテレビののど自慢番組を眺めながら、アルミのやかんのお茶を啜って待っていると「うなぎ丼」が登場。蓋付きのプラスチック製丼で提供された。吸物は麩と三つ葉。蓋を開けると鰻はやや小さめなのが4切れ程。値付けは安いのでこのくらいの量で充分。身は少し甘めの濃いたれでふっくらと焼かれている。もちろんこの地方は地焼き。旨いのだが、ちょっとたれが多過ぎてほとんどご飯の白いところが無いくらいなのが残念。自分はどんな丼物でもご飯の白いところが残っているのが好き。でも最近どこもタレやつゆが多過ぎるんだよなァ…。必ず使う好物の山椒はS&Bの「さんしょうの粉」。別に悪い訳ではないがせめて容器を替えて欲しい(笑)。お腹を満たして勘定してもらった。(勘定は¥1,550)

 

川魚の店 たまや

岐阜県海津市平田町三郷2011

 

( おちょぼ稲荷 お千代保稲荷 おちょぼさん 玉屋 たまや 鰻 うなぎ 鰻丼 うなぎどんぶり おでん 和食 )

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大黒屋 @岐阜県養老郡養老町

2022年06月12日 | 岐阜県(西濃)

雨模様の中、岐阜県養老町の「たみと」で蕎麦を手繰った後、新緑を愛でに「養老公園」へ。駐車場に車を停め、養老の滝に向かって歩く。去年に寄った時には脚の弱い母と一緒だったのでこの辺りは散策することが出来なかった。小雨が降っているとはいえ日曜なのにガラガラ。途中で寄ったのがいかにも古い休憩処といった感じの「大黒屋」。土産物店で食事も出来るようになっている。2階が大広間になっているような感じの建物だから、かつては賑わったんじゃないかな。誰も居なかったので奥に声をかけると主人が出てきた。そこで「木の芽でんがく」と「養老サイダー」をお願いする。懐かしい栓抜きの付いた瓶専用のコカ・コーラの冷蔵庫で栓を開け、ボトルを置いてくれる。このサイダーは明治33年から製造され、平成12年に製造中止となったものを新しい会社で復刻したものだそう(写真下)。(旧社屋の写真はこちら

直接瓶に口をつけて飲む。こんなこともう某輸入ビールぐらいでしかしなくなったなァ。口に残る王冠の鉄っぽい味が懐かしい。サイダー自体はすっきりとした味わい。「木の芽でんがく」が運ばれた。長方形でなく四角く切られた豆腐に濃い甘味噌だれがかかっている。山椒粉は別皿に。山椒の佃煮も付いていた。山椒好きなので山椒粉をたっぷりとかけていただく。何か分からないが味噌の中にザクザクと口に当たるものが入っているのが珍しい。もちろんサイダーとは合わない(笑)。昼は蕎麦を1枚手繰っただけだったので、あっという間に平らげた。それにしても誰も店の前を通らない。明治13年に開園したという古い公園内なので他にも土産物屋、休憩処がいくつもある。閉まっている店が多かったけれど、天気が悪いとこんなものなのだろう。(勘定は¥790)

 

 


 

↓ 雨の養老公園(明治13年・1880・開園)を滝方面に向かって歩く。この通り沿いにある他の店も、きっと開園当時からある古い店が多いに違いない。

 


 

 

大黒屋

岐阜県養老郡養老町養老公園1274

 

( 養老 ようろう 養老公園 養老の滝 だいこくや おみやげ 土産屋 田楽 木の芽田楽 休憩所 養老サイダー復刻合同会社 )

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たみと @岐阜県養老郡養老町

2022年06月04日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県養老町の洋食屋「自由軒」に臨時休業で振られ、酒屋でウイスキーを買った後に、通りがかりで「そば処 たみと」に寄ってみた。店は養老駅の近くの幹線道路沿いにあり、建物のテナントに入っている。車から降りて店の前まで来ると、女性店員が「ラストオーダーが…。」と。あぁ残念、と車に戻ろうとすると主人に訊いてくれたようで「揚げ物でなければどうぞ。」と招き入れてくれた。感謝。店内はカウンターが3席、テーブル席が2つある。先客はもう食べ終わろうとする頃。カウンターに腰掛け、あわてて品書きを眺める。頼もうとした「蕎麦がきセット」は「売り切れてしまいました。」と先手を打たれてしまった。大人しく「ざる(十割蕎麦)黒」をお願いする。若い主人が麺を茹で上げ、あっという間に出来上がった。

笊を敷いた平皿にこんもりと盛られた「ざる」の蕎麦は”黒”と名付けられてはいるものの、いわゆる田舎蕎麦ほどは色付いておらず、麺肌もつるりとしてざらつきはあまり無い。やや太めでしっかりと張りがあり、断面というか口当たりが丸っこい感じ。つゆに浸けて啜ると、いわゆる十割蕎麦のイメージと違い、喉越しも良く、旨い。同じ十割でもプチプチした食感で麺線が短いものもあるから色々だなァ。つゆは辛汁でこの蕎麦にもよく合っていい感じ。山葵と刻みネギは小皿に。自分は蕎麦には刻みネギは使わず、蕎麦湯の時に少し入れる程度。するすると手繰り終わり、蕎麦湯でつゆも飲み干して箸を置いた。(勘定は¥1,045)

 

そば処 たみと

岐阜県養老郡養老町鷲巣1589-4 コーポ田中 1F

 

( 養老 ようろう 養老の滝 たみと 蕎麦処 蕎麦 そばきり 十割蕎麦 十割そば 蕎麦湯 そば湯 )

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斎藤酒店 本店 @岐阜県養老郡養老町

2022年05月31日 | 岐阜県(西濃)

ある日曜日の昼、岐阜県養老町の歴史ある洋食屋「自由軒」に向かうも、何と”臨時休業”の貼り紙…(涙)。さてこの辺りに食事出来る所はあったかしらと車の中で思案する。そういえば近くの玉泉堂酒造が出している「ピークウイスキー」(写真下)、母にその話をしたらついでの時に買って来て欲しいと言われていたのを思い出した。そこで周辺を検索するとすぐ近くに酒屋を発見。その名前と「醴泉」の幟に覚えがあったので調べると、以前に酒を買った「酒のさいとう 養老店」の本店に当たる店だった。店は閑散とした商店街の一角にある。少し先の道路脇に車を停めて店に入った。

店内はあちらの店と同様にセラーもあるようで、ほとんどの酒が冷蔵庫に入っていて管理はばっちり。レジ奥の棚にはピークウイスキーの1升瓶を確認。出てきた女将さんに「ピークウイスキー2本下さい」とお願いした。自家用なのでそのまま受け取り、1本は母に、1本は自分で持ち帰った。商品説明を見ると、アルコール度は37度。”ウイスキーと英国産スコッチをブレンド後、樫樽に貯蔵熟成。その後グレンウイスキーをブレンドしタンク貯蔵熟成”だそう。薄い色付きで、ほんの少し蜂蜜のような風味がする。ある店の主人と喋っていて、今これを呑んでいると言うと「あんなの香りも全然…」なんて言いやがった。当たり前だろ、いくらだと思ってるんだ、あれはハイボールにでもしてガブガブ呑むもんだ、と言ってやった(笑)。主人曰く、「え?そんな値段なんですか、そりゃ香り云々を言う方が野暮でした。」(勘定は¥2,673/本)

養老店の記事はこちら

 


 

↓ 土砂降りの中、昨年寄ったら道路工事中で見ることが出来なかった「源氏橋」(大正4年・1915・建造)へ。元は木の橋で、平治の乱に敗れた源義朝が,ここから尾張へ柴舟で下ったとされるいわれがある。実際に使われている橋は隣にあるが徒歩で渡ることが出来る。橋桁も石造りで、欄干には源氏の紋、「笹竜胆(ささりんどう)」が描かれている。

 

 

 

 


 

斎藤酒店 本店 (酒のさいとう本店)

岐阜県養老郡養老町高田371-4

 

( 養老 ようろう さいとう酒店 酒のさいとう 玉泉堂酒造 醴泉 ブレンデッド・ウイスキー 1升瓶 近代建築 近代化遺産 源氏 史跡 )

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サンミッシェル辨天堂 @岐阜県海津市 (2) (※閉店)

2022年05月28日 | 岐阜県(西濃)

たこ文」へ行ったからにはこちらにも寄っていかないと。洋菓子の「サンミッシェル辨天堂(弁天堂)」。以前こちらで買って帰った焼菓子が激安な上に旨かったので、妻からまた買って来てと言われていた。また同じものを買うのもなァと近くの饅頭屋へ行ったのだが、着いた時には開いていた店が食事をして戻ったら昼前なのにもう閉まっていたので、やはりこちらでと店の中へ。この日は女将さんが出ていらした。以前にガラスショーケースの中に飾られていた焼菓子は窓際の卓のカゴに並べられていた。それぞれ1~3枚入っていて、相変わらず税込100円の激安価格。これで安かろう…なら問題外だが、こちらはしっかりとしたクオリティー。早速、置いてある全種類をカゴに入れた。すると主人が奥から出てきて「今、マドレーヌ焼き立てやけどー。」と。もちろんいただく。「まだあったかいよ。」と個包装したのを持って来てくれた。紙袋でいいのにわざわざ箱に詰めて持たせてくれた。勘定して車に戻る。

車中で早速焼き立ての「マドレーヌ」をいただく。取り出すと確かにほんのりと温かい。貝の形をした薄いタイプのマドレーヌで、まだ表面はサクッとしている。こんな状態のマドレーヌは初めてだなァ。シンプルな味わいで旨い。へんな例えだが”たまごボーロ”みたいな味わいだ。帰ってから妻と分けっこ。名前は全然覚えられないので、店内のカゴの写真を撮らせてもらったのからいくと「サブレ」「サブレ・ショコラ」「クロッケ」「オレンヂ・ケーキ」「フルーツ・ケーキ」「ナンテ」「ココ」「エンガテナー」「フロランタン」「アマンディーヌ」そして「マドレーヌ」。数が合わないので他にもあったはず。自分は仕事の途中のコーヒーの供としていただいた。やっぱりここの甘過ぎない味わいが自分の好みにピッタリ。なので1度に何枚もいけてしまう。妻はもちろんあっという間に食べてしまったようだ。いつか保冷容器を持ってこちらのクラシックな感じの生ケーキも買って帰りたいなァ。(勘定は¥1,200)

以前の記事はこちら (1

 

 


 

↓ 店のある今尾商店街で以前に気になった廃銭湯。どうしても気になるが、声をかけても誰も居ないので、申し訳ないが通路の端まで行かせてもらって建物の写真だけ撮らせてもらった。屋根の破風のような部分には「松乃湯」(建築詳細不明)と書かれている。開口が大きいので2階が広間になっているのだろうか。いつまで営業していたんだろう。調べてもほとんど情報が出てこない。

 

 

 


 

サンミッシェル辨天堂

岐阜県海津市平田町今尾2969

※店の様子からすると閉店されたようです(※令和5年10月現在)

 

( 海津 かいづ 平田町 ひらたちょう 弁天堂 べんてんどう サン・ミッシェル辨天堂 ケーキ 生ケーキ 洋菓子 クッキー 近代建築 銭湯建築 今尾商店街 閉店 廃業 )

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たこ文 (2) @岐阜県海津市

2022年05月24日 | 岐阜県(西濃)

一度訪れてとても気に入った海津市平田町の食堂「たこ文」。家から遠いのでなかなか機会を作るのは難しいなと思っていたが、こちら方面に用事が出来て意外と早く再訪することが出来た。一応、店の隣の空き地が駐車場になっているが、路地の幅がかなり狭いので車は別の駐車場に停めてきた。小雨の降る中、傘を差して店へ。暖簾が出ていたので中に入ると、まだ店内は暗かった。今年は殊のほか寒い春だったのでまだ石油ストーブが焚かれている(訪問4月下旬)。声をかけると奥から主人が出てきて照明を点けてくれた。この日は女将さんの姿は見えず。手前のテーブル席に腰掛ける。土間の鉄板台の上のやかんから注いだお茶を持って来てくれた主人に「焼飯」をお願いする。おもむろに鉄板の上に4つも置かれたやかんをどけ、「焼飯」の準備が始まった。ほとんど全ての調理をこの鉄板台でこなすので、様子をずっと眺めることが出来る特等席になった。赤縁の蒲鉾を刻むのが見える。野菜と肉を炒め、ご飯を投入。そこにポットからソースらしきものがジャーッと注がれた。予想していた調理と全然違う。最後にまた別の容器のソースらしきものが投入され、完成。

「お待ちどうさま。」と置かれた「焼飯」は米粒が黒っぽく染まっている。”ソース飯”と呼んでいいくらい。焼飯を頼んでこんなのが出てきたのは初めてだ。具材は千切りのキャベツ、豚バラ肉。上から海苔が振られ、脇には紅生姜が添えられている。さっそく紙ナプキンの巻かれたスプーンを解いて「焼飯」にスプーンを入れていく。ソース色に染まったご飯はかなり濃い味だろうと予想したが、そうでもなくいい塩梅。旨い。これはいいや。勢いよく注いだわりに酸味もほどほどなので、単なるソースではなく出汁とかも混ざっているのかな。自分は慌ててかっ喰らうクセがあるので、時々紅生姜を口に入れつつもあっという間に平らげてしまった。前回みたいに何か追加しようかと思ったが、すでにやかんが鉄板に戻されていたので今日はこれで止めておく。次は丼物で。でも思い出してみても、これがそもそもソースだったのかも怪しくなってきた。もう一度「焼飯」を頼んでもっとじっくり味わって食べるか。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

 

御仕度 たこ文 (麺類食堂たこ文)

岐阜県海津市平田町今尾3135-3

 

( 平田町 ひらたちょう たこぶん たこ文食堂 大衆食堂 麺類食堂 やきめし 焼き飯 炒飯 チャーハン お好み焼き おこのみやき 洋食 丼物 うどん 今尾商店街 )

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愛 @岐阜県大垣市

2022年04月29日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の喫茶店「愛」へ。大垣界隈をウロウロする時にはいつも入ろうかと迷うのだが、車の時は駐車場が狭くて歩道にお尻がはみ出てしまいそうなのでつい避けて他へ行ってしまっていた。この日も到着時に駐車場は空いておらず、店の横に路上駐車している車も。ひと回りして帰ってきたら空いたので車を入れてみる。でもやはりどうギリギリまで突っ込んで入れてもノーズが長い自分の車はお尻が歩道に完全に出てしまうので気が引けてしまう。店に入ると洒落たシェードランプが下がり、赤いベロアのソファーのテーブル席が並ぶ昭和な意匠。観葉植物なんかも置いてあって落ち着く空間だ。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる様子。メニューを見たら定食、洋食、スパ、お好み焼と食事メニューがとても豊富で驚いた。ただしこの日は昼は済ませてきていたのでコーヒーのみ。女将さんに「ブレンドコーヒー」と「プリン」をお願いした。

灰皿も勧めて下さった女将さんがコーヒーとプリンを持って来てくれる。コーヒーにはマドレーヌ菓子と豆菓子付き。「プリン」は脚付きのグラスに盛られていて、生クリーム、さくらんぼ、みかん、そして砂糖をまぶした緑色の葉っぱを模したゼリーみたいなので装飾してある。このゼリーみたいなのの正式名称は知らないが、見かけるのはかなり久しぶりだ。小さい頃はよくデザート類に添えられていたと記憶する。少し苦味はあれどすっきりとした味わいのコーヒーを啜りながらプリンにスプーンを入れる。味わいからすると市販のプリンような味だったが、こういう甘いので苦いコーヒーを飲むのが好きなので悪くない。昔は食べなかったあの緑色の葉っぱゼリーもちゃんといただいた。次は是非食事目当てで寄ってみよう。(勘定は¥830)

 

喫茶 愛

岐阜県大垣市藤江町6-13

 

( 大垣 おおがき 喫茶愛 喫茶店 あい 珈琲 モーニング イタリアン ランチ 焼きそば みそかつ カレーライス 焼うどん )

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桜ラーメン @岐阜県羽島市

2022年04月25日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県羽島市にある「桜ラーメン」へ。岐阜県内に「桜ラーメン」はここを含めて3軒あるが、こちらは特に「羽島店」とは名乗っていないようだ。営業開始時間近くに駐車場に車を入れたらすでに3台停まっていた。暖簾をくぐり店内のカウンター席に腰を下ろす。厨房内には年配の主人、給仕は奥さんかな。すでに先客の調理が始まっている。丼が4つ並んでいるので4杯ぐらい同時に調理するようだ。メニューを眺めて選んだのは”おすすめ”とも書かれていた「孫悟空らーめん」。特に注釈が書いてある訳ではないのでどんなラーメンかは分からないが、注文前に訊いてしまっては面白くない(と言いつつどんなのかは過去の情報でだいたい知っていた)。目の前の大釜にはたっぷりの具材からスープが煮出されている。

しばらくして「どうぞ。」と置かれたのはラーメン丼の上にどーんと鶏の骨付きもも肉がのせられた1杯。もも肉はオーブンで別に焼かれているようで、骨の所に銀紙が巻かれているあれだ。知ってはいたけれど思ったよりもデカい。ほぼ丼を覆い尽くしていて麺を手繰れない。少しずらしてまず麺とスープから味わう。少しニンニクの風味がする油多めの醤油スープに細麺。他には大きめに刻んだ刻みネギと細もやし、海苔。もも肉が鎮座しているので食べ辛いことこの上ない(笑)。途中で意を決してもも肉に取り掛かる。箸とレンゲを駆使して持ち上げガブリと。しっかり味も付いていて皮もパリッと焼けていて旨い。これ単体でビールが呑みたくなる。骨まわりは後回しにして再度麺に移行。忙しい。上のもも肉はのっているだけなのでスープの味には全く関係ないが、どうしてこれがのるようになったのか、そしてどうして”孫悟空”なのか…。ここまで公共交通機関で来ることは多分叶わないが、この「鶏もも焼」でビールを飲(や)りたいナ。(勘定は¥950)

 

桜ラーメン (羽島店)

岐阜県羽島市竹鼻町487-1

 

( 羽島 はしま 岐阜羽島 さくらラーメン 桜ラーメン羽島店 そんごくうラーメン 中華そば 鶏もも焼 )

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