ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とい山 @岐阜県大垣市

2020年07月30日 | 岐阜県(西濃)

久しぶりに岐阜県大垣市内を自転車で散策。随分と走り回った後に立ち寄ったのは大垣共立銀行本店の裏手にあるお好み焼きの「とい山」。以前数度入ろうと思ったが閉まっていて叶わなかった店にようやくの訪問。大垣のお好み焼き屋では、この店のすぐ近くにあった「スズキ」、何度も通った「飯田」も閉店廃業してしまい、この先が心配なところ。暖簾をくぐって中に入るとL字のカウンターに小テーブルが2つ程。とても丁寧な口調のご高齢の主人と、焼きを担当する女将さんの2人でやっていらっしゃる。カウンター席に腰掛け、壁に貼られた品書きから「お好み焼き・いか玉子・並」をお願いした。その壁には”アルコール提供中止”の貼紙も見えるので、店で酒と一緒に食べることは出来ないようだ。

カウンターの奥にどて鍋が湯気を立てていた。覗き込むと漆黒の味噌たれの中に串に刺さった「どて(ホルモン)」が浸かっている。「2本いただきます。」と告げて自分で皿にのせた。しっかりと煮詰まったどては旨いが、これを酒無しでというのは自分には酷な話だ…。どういう需要があるのかな。

鉄板の上では女将さんがじっくりと「お好み焼き」を焼いている。蓋をして蒸し焼きにしている時間が結構長い。完成した「お好み焼き」はコテで8つにカットされ、丁寧に湯通しして温められた平皿に盛られて完成。あまりとろみの強くない感じのソースが塗られ「足りなければ使って下さい。」と卓上のソースも勧められる。チューブのままのマヨネーズも添えられた。さっそくつまんでいく。箸で掴むだけで生地の軟らかさが分かる。それでも崩れている訳ではなく、口に入れてみるとフワフワ。これは旨い。中には刻んだイカが沢山。キャベツの刻みはさほど細かくないのにこの口当たりの良さは、やはり蓋をして蒸しているからだろうか。結局エクストラ調味料は何も使わず、ペロッと食べてしまった。別の品を追加したいところだったが、次から次へと電話注文が入って忙しそうなので諦める。それでもお茶が足りているかと気を遣って下さるご両人。次は焼きそばも食べてみよう。きっと旨いに違いない。(勘定は¥600)

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↓ 大垣市内には教会が多い気がする。こちらは本今町の「在日大韓キリスト教会大垣教会」(建築詳細不明)。古い建物かどうかは分からないが、住宅地にひっそりと佇む姿はなかなか素敵。

 

 

↓ 船町の「五明酒類醸造株式会社」(建築詳細不明)。すでに廃業している江戸後期創業の酒造だが通り沿いの風情ある虫籠窓(むしこまど)のある建物は何とか健在。ただ裏に回ってみると…、醸造場は朽ちるがままにしてあるようで瓦の屋根には穴が開き、壁は崩れ、屋上のクレーンは錆びて虚しく空を見上げていた。

 

 

 

 

 


 

 

とい山

岐阜県大垣市郭町3-55

 

( 大垣 おおがき といやま おこのみやき お好み焼 やきそば 焼きそば 近代建築 廃墟 教会 酒造所 醸造所 )


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