ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

御菓子つちや (2) @岐阜県大垣市

2018年11月17日 | 岐阜県(西濃・老舗)

今では本店に行かずとも色々な所で買える「つちや」(創業宝暦5年・1755)の和菓子だが、やはり美濃路沿いの俵町本店のこの佇まいは魅力的。久々に寄ってみた。相変わらず店頭の木製看板の造作は迫力が凄い。こんな古体なのに”KAKIYOKAN”とローマ字が入っているのがハイカラだ。木戸を開けて中に入ると様々な菓子が並んでいるが、こちらも他の和菓子屋と同様に洋菓子も置いてある。予約のみの人気商品「みずのいろ」を取りに来ている客も。あれ今度頼んでみようかな。

和菓子の店でいつも困るのは大きな包みの菓子が買えないこと。家に持って帰っても、娘は外に出ているので食べるのは自分と嫁だけ。そうすると、例えば羊羹一棹なんていうのは持て余してしまう。こちらの銘菓も柿羊羹なので、食べたくはあっても見送って本意でない菓子を選んでしまうことも多い。ガラスショーケースを見ていて振り返ると机の上に小さな菓子が並べてあった。そこに「柿銘菓詰め合わせ」なるぴったりの商品を発見。もちろん買い求めた。

「柿銘菓詰め合わせ」には「すらいす柿羊羹」「柿サブレー」「延寿柿」「柿こころ」「のし柿」の5種類が入っていた。そのうち「延寿柿」は干し柿の形を模した粉吹いた羊羹。ねっとりとした食感で見た目ほど甘くない。有名な蜂屋柿(美濃加茂市)を使用しているのだとか。「柿こころ」は紅茶味のクッキー。中に餡が入っていて、ここにも蜂屋柿が使われている。クッキーといってもくにゃっと軟らかい。どれも美味しくいただいた。(勘定は¥540)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 店のはす向かいにある古い建物(建築詳細不明)。日本家屋の1階部分が商店として使われていたようだ。かなり広いが何の店だったんだろう。

 


 

 

御菓子つちや

岐阜県大垣市俵町39

 

( 大垣 おおがき つちや 槌谷 御菓子槌屋 つちや柿羊羹本舗 ようかん 和菓子 洋菓子 美濃路 脇街道 大垣宿 近代建築 )


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