以前から寄ってみたかったけれど、市街地から遠く離れているのでなかなか機会が作れなかった岐阜県大垣市の今宿にあるお好み焼の「さかゑ」に初訪問。ナビに導かれて広くない道路を走って到着。店は道路がカーブしたところにポツンとあるが、その雰囲気からピンときて後から調べてみるとこの目の前の通りは「美濃路」※のようだ。※東海道・宮宿と中山道・垂井宿とを結んだ脇往還(脇街道)
車を横の駐車場に停めて暖簾をくぐる。年季が入った店内には年配の女将さんが1人。午後の遅い時間だったが通し営業している様子。パイプ椅子が並ぶカウンター席と土間のテーブル席が2つ程。カウンターの上の貼り出した品書きには、焼物、揚物、麺類、洋食、酒、と何でも揃っている。おでん鍋もあったがさすがに季節は終わっている様子(訪問5月)。食事処というよりは居酒屋的な感じ。あれこれ焼いてもらって呑んだらいいだろうなァ。もちろん看板通りお好み焼きも。女将さん曰く42年やっているそうだ。「お好み焼き」のイカ・玉子をお願いした。
しばらくしてじっくりと調理された「お好み焼き」が完成。平皿に盛られた「お好み焼き」は大きめで生地も厚め。ソースを塗った上から青海苔と鰹粉がかけてある。最初は混ぜ焼きかと思ったが重ね焼きタイプのようだ。キャベツがたっぷりと使われていて旨い。ソースは濃くて甘いタイプ。「〇タフク」っぽいがどうだろう(未確認)。全て平らげるとお腹も満たされた。品書きを見ているとやっぱりここは呑みで来たいナと思う。だけれどどうやってここまで来たものか。調べてみると近くまで大垣駅からバスが通っているようなので、次はバスで来る計画を立てようか。その時には品書きで推されていた「トンステーキ・おいしい・やわい」をいただかないと。勘定してもらうと”飴ちゃん”をひとつ下さった。(勘定は¥450)
↓ 神田町の交差点近くにある印刷会社「登進社」(建築詳細不明)◇。あまり目立たない建物だが、スクラッチタイルの壁面がいい感じ。
お好み焼き さかゑ
岐阜県大垣市今宿2-658-5
( 大垣 おおがき さかえ お好み焼 おこのみやき 焼きそば やきそば 食堂 居酒屋 酒場 近代建築 )
メニューも豊富で酒まであって良さげですね~
42年の歴史ですか!
これは姿勢を正して表敬訪問せねばなりません(笑)
しかし電車&バスはきついかなぁ。
>渋すぎる外観に
さすが、ご存じでしたか。あのくねった道沿いにあるっていう雰囲気がいいですよね。
>メニューも豊富で酒まであって
ホント、完全に居酒屋ですね、ここは。女将さんも優しい方でいい感じでしたよ。
近くの人は通って呑んでるんだろうなァ。
>電車&バスはきつい
その通り、それがネックなんです。周りは何も無さそうですし…。食事だけでも是非!
一昔前は徒歩圏内にこの手の店が何軒もありましたが、今では悲しい程見かけなくなりました。
ただ、新規オープンはまず期待出来ませんが、生活圏を離れた街なんかで生き残りを見つけると嬉しくなります。
ところで、駄菓子屋とお好み焼き屋と居酒屋が一体化した様な店を『じゃっき屋』と呼ぶらしいのですがご存知ですか。
同世代と比べて方言には詳しいつもりだったんですが初耳だったんでお尋ねしてみました。
>生き残りを見つけると嬉しく
いやホント、ふとそんな店を見つけると嬉しいですよね。心から「ガンバレ!」
と応援してしまいます。もちろん機会を見つけて暖簾をくぐるようにしています。
>『じゃっき屋』
私も初めて聴きました。東海地方でもそう呼ばれているんですか? 私よりも
上の世代の人達からもその呼び方は聞いたことがないですね。面白いなァ。