今回の「世界・ふしぎ発見!」(TBS)は、
メキシコのマヤ文明でした。
チチェン・イツァとか、よくテレビで
出るではございませんか。
ましてや番組でもつい最近取り上げた
ばかりではございませんか。
何をいまさら、と思ったのですが、
それはとんでもない思い違いでしたね。
考古学は、毎年どこかで大発見されるくらい
まだまだ分からないことだらけだし、
逆に人類の歴史はそれだけ濃密だった
と言えるわけなのでしょう。
今回取り上げられた「セノーテ」と呼ばれる
台地に穴があいたような湖は、
番組の1000回スペシャルでも
取り上げられていた記憶があります。
その時は、湖の底にある洞窟の
神秘についてだったのですが。
まさかその下に、遺跡や人骨が
眠っていようとは。
* * *
かつて、「四大文明」と呼ばれる文明が
ありました。今でも使われている名称なのか
わかりませんけれども。
文明成立の条件は、大河の有無でしたね。
肥沃な大地を生む大河の存在が欠かせないと。
だから大河の無い北米や南米は
文明は存在しないと言われていたわけですね。
南米には一応、アマゾン川はあるのですがね。
その時点でこの論は破たんしていたというべき
なのでしょうけれども。
しかし、大河が無くても文明は存在する
というわけではなくて、やはり大河は必要だった
ようなのです。
翻ってマヤ文明の土地は、大河が無い。
ではなぜ文明が起こったのか。
いや、実は大河は存在した。
かつて存在していたわけではなくて、
今も脈々と流れ続けている。
それは地下にあった。
いくつかのセノーテは、地下の水脈で繋がっていて
一部は海にそそがれていると考えられるそうです。
地下に存在する大河があるとは!
これは大変な驚きでした。
まだまだ、世の中には分からないことが
それこそ地中に埋まっているわけです。
改めて、まだ見ぬ世界の存在を感じて
嬉しかった次第です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます