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蚊焼です。日記です。
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【世界遺産】イランの普通には行けないような場所

2018年02月18日 | テレビ

 1月14日の「世界遺産」(TBS系列)でトルコの「エフェス」が
紹介され、個人的にはすでに行った場所だったから
実に変な気持ちになった、といったことを書いた
 そして、去年はイランに行き、番組未特集の世界遺産6件を
観てきたから、またこういったことが起きるだろう、
だから、番組では普通に行けないような場所を取材して欲しいと
思っていたところだった。

 そして、ここにきての、イランの世界遺産「メイマンドの文化的景観」だった。

 手元の「地球の歩き方」で、行き方を調べてみる。
 ヤズドという都市(実はここ、2017年に世界遺産登録された
ばかりの場所であり、もしかするとここも取材したかも)から
バスで約4時間30分。…としか書かれていない。
 要するに…普通には行けない場所だということか!

 この番組では、首都テヘランの宮殿や、
アケメネス朝ペルシアの首都シューシュも未取材のようだが、
それを差し置いてわざわざこのメイマンドという
マニアックな場所を選ぶとは…マニアには嬉しくてたまらない!
 こういう「世界遺産」を観たかった!


 * * *


 遊牧民族が2000年前から利用し続けている岩窟住宅。
 岩窟住宅自体はイタリア南部にもあるが、
現在もなお人が住み続けているという点では世界でもここだけだろう。
 
 さらに驚いたことに、部屋の中で火を焚き、
天井にすすを付けることによって住環境が保たれるということ。
 日本の萱葺住宅と同じではないか。もっとも火を焚く効果は
異なるけれども、結果的に同じになるのはとても興味深い。

 今では、80世帯ほどが暮らしているというが、年々減っているという。
 近代化の波が来ているような場所ではなさそうだが、
後継者不足、地方衰退という問題を抱えているのだろう。
 その点まで日本と同じなのか。全く、他人事には思えない世界遺産だ。


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