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蚊焼です。日記です。
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【ふしぎ】チロル5千~2億年史

2012年07月21日 | テレビ

 さて今日の「世界ふしぎ発見!」(TBS)は、といつも感想を
書いていたつもりだったのですが、
今回はおよそ1年ぶりとなってしまいました。

 毎週観ているのですがね、ついさぼりがちになっちゃって。
 それとも、自分自身に、こうやって誰かに伝えたくなるほどの
感動を得る感受性が無くなってきだしたのだろうかと
心配になってきました。


 閑話休題。

 イタリア奇岩地帯ドロミーティ(世界遺産)について。

 チロル地方の、「地方」という言い方が気になっていました。
 ははぁ、そういうことだったか。

 かつてはチロルという国があったわけですね。
 それが第一次世界大戦を経て、ドイツとオーストリア、
そしてイタリアに分割されてしまった。

 その、チロル王国だった時代の街の中心が
イタリア側にあって、そこには驚くほど深く長い歴史や文化が
連綿と今に至るまで残っているというのが
大変興味深かったです。
 なに、湖上の木造住宅ですと、3千年前に。
 なんと、東洋医学のような鍼灸治療ですと、5千年前に。

 特に興味をひかれたのが、今はキリスト教カトリックと習合した、
太陽が昇るよう天に祈る(知らせる?)ための焚火の儀式が
今もなお催されているということでした。
 それは村人に大事な農業の暦を知らせるものという
実用的な意味もあったそう。
 京都の五山を連想しましたけれども、元々は木の文化といい
自然崇拝が今も習合の形で残る地域なのだから、
この風習の軸は京都のとは共通性を見いだせるかもしれないと
思えたのでした。

 ヨーロッパの真ん中にも、北欧や離島のように
まだまだ旧キリスト文化の痕跡が残っていたりするのですね。



 と、人類史の視点に立てば
チロルは5千年以上もの歴史があると言えるわけですが。

 地質学でいえば、2億年もの歴史ですか。
 アンモナイトにサンゴ、巨大二枚貝などの化石がたくさん。

 ドロマイトという地質用語はここから来たそうです。
(大本は地質学者の名前から。)
 2億年の歴史とは、恐るべしチロル地方。


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