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蚊焼です。日記です。
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「その他」がメインのブログ。

【流儀】村おこしアーキテクチャ

2012年02月20日 | テレビ

伝える。

伝わる。

伝えたい。


守りたい、

残したい、

造りたい。


デザインすることは、

風景を残すことなのか。

そこにあったもの。

次々と消えていく。

今まで消えなかったのは

人の手がかかっていたから。

気持ちが伝わっていないと、

モノすらも残していけないと

はじめて気づかされる。



 ちょっと、説明しないと
意味がわからないですかね。

 今日の「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK)
一次産業商品のデザイナーでした。



「いいもの」とは何か。
有機栽培とか、こだわりの原料とか、
昔ながらの製法とか。

しかしそれは言われなきゃ分からない。
残念だけど、見た目では分からない。
食べれば分かるかもしれない。
でもモノを買うとき、
見た目で判断しないといけないのがルール。

他に判断の手立てはないか。
情報が欲しい。
でも文字だと疲れる。
直感的に、分かるものが好い。

消費者も、伝えてほしいと
思っている、情報過多の時代の中で。
シンプルに、パッと見で、
分かるような情報を。
伝える方は悩む、どう伝えたもんかと。

発信力もさることながら、
一人ひとりに、いかに
思いを伝えられるか。
人に「思いを伝える」だなんて、
一人でさえそれは難しい。

それをあえてやろうとする
職業があるのだ、
人々に思いを伝える職業が。
表現者とでも言うべきか。
デザイナーという横文字もある。



風景はいつまでもあるものではない。

実家の周辺の田んぼが、
年々住宅地に変わっていくのを
観るにつけそう思う。

家の周りの田んぼは、
誰かが植え付け、刈るからこそ
田んぼであり続ける、
風景として維持される。

当たり前のことだけれども、
案外気づかない。
都会だったら実感できるが、
山里とか農村とかは、
いつまでもあるものと思いがち。

人がいなくなれば、
1年で荒れてしまうというのに。

風景は人の営みによって
造られたことを大学時代の講義で知る。
逆に言うと、人がいなくなれば
風景は維持されない。

その風景がよいか悪いかは
人により判断が分かれるかもしれない。
元の自然に戻るに越したことないと
思う節もあるかもしれない。

でもなんで、農村とかは
元々の自然よりも、いいように見えるのか。

何かこう、昔の人々や
今もそこに暮らす人々の
思いが伝わってくるからでは
なかろうかと思う。



村おこしなどは、
人とのつながりや社会の構築、
そして思いを伝えることが
ネックになっているようだ。

そしてこれらを取り繕うのは、
デザイナーだったり建築家だったり。
プログラマーなども多い。

村おこしや街づくりは、
きっとアーキテクチャの部類に
含まれてくるのかなと
考えられる。

なんてクリエイティブな仕事なんだ。
そういう生き方をしたい。

人に思いを伝えられる、生き方を。


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