BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

【ふしぎ】ダーナ神族と古代日本の共通点を見た

2009年07月04日 | テレビ


 今日の「世界・ふしぎ発見!」(TBS)は、ハリポタ関連と言うことで、アイルランドでした。グレートブリテンではなくて、アイルランドです。
 魔法使い、にまつわる場所として、2つの世界遺産が出てきましたね。ストーンヘンジ(イギリス)と、ボイン渓谷(アイルランド)。特に後者の登録地には、「マウンド」と呼ばれる墳墓が沢山あって、中に石室が巧妙にこしらえてあるのが凄かったです。
 それと同時に、これはすぐに日本の墳墓と同じではないか、と言うことに気がつきました。石の組み方が、奈良の石舞台遺跡(元は前方後円墳だったと言われる)を連想させます。

 ケルト民族の神話は、時に日本の神話と比較されたり、一緒に語られたりすることもしばしばです。それは環境考古学の安田先生による自然への畏敬文化と括られて論じられるほどです。
 今回はケルト民族に滅ぼされたダーナ神族の話ですが、ダーナ親族の高度な文化に畏怖し敬ったのがケルト民族の信仰だったりします。言い換えれば古代の日本の文化とダーナ神族の文化が、実に多くの共通点を持っているということになります。

 その共通点として、地下世界が「魔法の世界」であるとした件です。
 これはまさにイザナミノミコトと黄泉の国の話そのものではないか、と思いました。
 思えば古代日本も、いや今の伝統でも、呪術というものがあります。豊作祈願とか雨乞いの儀式も、見方を変えれば「魔法」です。

 ただ、ダーナ神族は日本との共通性だけでなく、インカ文明を連想させる部分もあります。それは黄金文化と、高度な天文学の知識です。
 天文学の知識は、農耕文化には欠かせないもので、古代の大きな文明に見受けられるものです。ということはアイルランドにも、エジプト文明に匹敵する高度な文明があったということになります。
 しかし黄金文化と言うのは、私はとても疑問というか、不可思議に思えてならないのです。黄金の文明は世界のいたるところ、東欧やアフリカにもあるのですが、何故そんな金属に価値を見出すのか。黄金色に弱いのは人間の性なのでしょうか。黄金は、化学反応が乏しい金属なので、比較的簡単に取れる金属でありましょう。それよりは、精錬しないと得られない鉄の方が貴重で実用的で、意味があったと思うのですが。金だけで、満足しちゃったのでしょうね。それはそれで「足るを知る」だから良かれとすべきなのでしょうか。
 そして実際、鉄を手にした民族、つまりケルト人が戦いに圧倒的な優位に立って、ダーナ神族を滅ぼしたわけでしょう。滅び方もまた、鉄器で挑んだスペインに敗れたインカそのものです。

 それにしてもダーナ神族の文明の高さ、1万年の人々とは思えぬと驚きを隠せません。惜しむべきはダーナ文字の資料が少なく未だ解読されておらず、文化が全体的にまだまだ解明されていないとのことです。これからの解明を期待する所です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿