ーエリザベスーELIZABETH
1998年 イギリス シェカール・カプール監督
ケイト・ブランシェット(エリザベス一世)ジョセフ・ファインズ(ロバート・ダドリー)ジェフリー・ラッシュ(フランシス・ウォルシンガム卿)クリストファー・エクルストン(ノーフォーク公爵)リチャード・アッテンボロー(ウィリアム・セシル卿)ファニー・アルダン キャシー・バーク エリック・カントナ
ジェームズ・フレイン ヴァンサン・カッセル ジョン・ギールグッド ダニエル・クレイグ エミリー・モーティマー
【解説】
カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う……。(allcinema ONLINE)
【感想】
やはり、この作品を見てから、「エリザベス ゴールデンエイジ」をみるのがいい思いました。
それを一番感じたのがヴォルカを踊るエリザベスです。
この作品では、ロバート卿と3回踊るシーンがありました。
1度目は、まだ政争に巻き込まれる前の無垢の頃のエリザベス。
恋に発展しそうな予感の中で踊っています。
2度目は女王になってのパーティーで。
愛し、信頼している家臣であることを認め、恋人として受け入れるための踊り。
3度目は、スペインとフランスの両大国から求婚され、しかも命を狙われている中で、ロバートの心を試すかのような荒々しい態度。
そして、ゴールデンエイジでは、侍女のベスとローリー卿に踊らせ、それを見ているエリザベスの姿がありました。
また、ヴォルシンガムとの関係も、この作品から始まっていました。
ヴォルシンガムの狡猾な手法が、こちらではより鮮明で、エリザベスとの絆の強さも納得できました。
「ゴールデンエイジ」では、エリザベスは終始威厳を保った女王の姿でしたが、こちらは、娘時代の無邪気な表情から一転して、死刑に怯える幽閉されたエリザベス、覚悟が十分な定まらない間に、女王になった単純な喜び、側近たちの意見に翻弄される自信のない顔など、成長して行くエリザベスの様子がよく描かれていました。
ひとつの法案を乗り切ったことをきっかけに自信を得て、その後の暗殺未遂事件を受けて、次々に政敵を粛正して行く姿は、とても厳しいものがありました。
ローマ法王から放たれたテロリスト役で、ダニエル・クレイグが登場するのが面白かったです。
この作品でも、拷問されていました。
ヴァンサン・カッセル、ファニー・アルダンといったフランスの名優が、個性の強い役をしているのも楽しめました。
最後、髪を切って「処女になった」とつぶやき、家臣たちに「国家と結婚した」と言い放つ白塗りの顔は、自分の運命を受け入れた女王の顔に見えました。
1998年 イギリス シェカール・カプール監督
ケイト・ブランシェット(エリザベス一世)ジョセフ・ファインズ(ロバート・ダドリー)ジェフリー・ラッシュ(フランシス・ウォルシンガム卿)クリストファー・エクルストン(ノーフォーク公爵)リチャード・アッテンボロー(ウィリアム・セシル卿)ファニー・アルダン キャシー・バーク エリック・カントナ
ジェームズ・フレイン ヴァンサン・カッセル ジョン・ギールグッド ダニエル・クレイグ エミリー・モーティマー
【解説】
カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀のイングランド。エリザベスは、腹違いの姉で、彼女をロンドン塔に幽閉したメアリー女王の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。エリザベスには愛する恋人ダドリーがいたが、女王の立場は関係の緊迫した隣国との政略結婚を迫る。様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われるエリザベス。そんな苦悩が続く中、カトリックの最高権力・ローマ法王による謀反計画を知ったエリザベスは、対抗権力の粛清を行う……。(allcinema ONLINE)
【感想】
やはり、この作品を見てから、「エリザベス ゴールデンエイジ」をみるのがいい思いました。
それを一番感じたのがヴォルカを踊るエリザベスです。
この作品では、ロバート卿と3回踊るシーンがありました。
1度目は、まだ政争に巻き込まれる前の無垢の頃のエリザベス。
恋に発展しそうな予感の中で踊っています。
2度目は女王になってのパーティーで。
愛し、信頼している家臣であることを認め、恋人として受け入れるための踊り。
3度目は、スペインとフランスの両大国から求婚され、しかも命を狙われている中で、ロバートの心を試すかのような荒々しい態度。
そして、ゴールデンエイジでは、侍女のベスとローリー卿に踊らせ、それを見ているエリザベスの姿がありました。
また、ヴォルシンガムとの関係も、この作品から始まっていました。
ヴォルシンガムの狡猾な手法が、こちらではより鮮明で、エリザベスとの絆の強さも納得できました。
「ゴールデンエイジ」では、エリザベスは終始威厳を保った女王の姿でしたが、こちらは、娘時代の無邪気な表情から一転して、死刑に怯える幽閉されたエリザベス、覚悟が十分な定まらない間に、女王になった単純な喜び、側近たちの意見に翻弄される自信のない顔など、成長して行くエリザベスの様子がよく描かれていました。
ひとつの法案を乗り切ったことをきっかけに自信を得て、その後の暗殺未遂事件を受けて、次々に政敵を粛正して行く姿は、とても厳しいものがありました。
ローマ法王から放たれたテロリスト役で、ダニエル・クレイグが登場するのが面白かったです。
この作品でも、拷問されていました。
ヴァンサン・カッセル、ファニー・アルダンといったフランスの名優が、個性の強い役をしているのも楽しめました。
最後、髪を切って「処女になった」とつぶやき、家臣たちに「国家と結婚した」と言い放つ白塗りの顔は、自分の運命を受け入れた女王の顔に見えました。
先に観ておいても良かったなぁ~と思いましたね。
彼女の決意とかも分かりますしね~。
私もそう思いました。
こちらはエリザベスの成長の様子やヴォルシンガムとの関係もよくわかりましたものね。
それをふまえると、ゴールデンエイジの女王としての存在意義がよりわかりますね。
エリザベスは心が広い!
ありがとうございます。
うーん、私はそう決めつけるのも、みんなにとってかわいそうかなあと思います。
だって、エリザベスは違う存在なんですもの。
ある意味、人間ではない。
それをみんなが知っているのですもの。
その立場を受け入れたエリザベスに、感動しましたね。
どこに書いてくださっても、結構でーす。
そうそう、人間なのに人間じゃないところに上げられてしまっている人の悲劇ですよね。
差別とは違った意味で、しんどい人生じゃないかなあ、と想像します。
>あのエピソードがあったから、余計エリザベスが神々しくみえるんでしょうね。
私もそう思いました。