マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マリリン7日間の恋

2012-04-10 19:08:14 | 映画ー劇場鑑賞

ーマリリン7日間の恋ーMY WEEK WITH MARILYN

2011年 イギリス/アメリカ

サイモン・カーティス監督 ミシェル・ウィリアムズ(マリリン・モンロー)ケネス・ブラナー(ローレンス・オリヴィエ)エディ・レッドメイン(コリン・クラーク)ドミニク・クーパー(ミルトン・グリーン)ジュリア・オーモンド(ヴィヴィアン・リー)ゾーイ・ワナメイカー(ポーラ・ストラスバーグ)ダグレイ・スコット(アーサー・ミラー)エマ・ワトソン(ルーシー)ジュディ・デンチ(シビル・ソーンダイク)

 

【解説】

永遠のハリウッド・アイコン、マリリン・モンローが『王子と踊子』出演のためにイギリスに赴いた際の知られざるエピソードを、同作のスタッフであったコリン・クラークの回想録を基に映画化したラブロマンス。『ブルーバレンタイン』のミシェル・ウィリアムズがマリリンにふんし、華やかなスターが抱える複雑な心情を巧みに表現。『ヘンリー五世』のケネス・ブラナー、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『あるスキャンダルの覚え書き』のジュディ・デンチなど、脇を固めるイギリスを代表する演技派たちの妙演も見逃せない。

 

【あらすじ】

名優ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)が監督と主演を務める『王子と踊子』の撮影で、ハリウッドからロンドンへと渡ったマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)。スタッフから大歓迎を受ける彼女だったが、初の海外撮影に対する重圧などから現場に遅刻するように。ローレンスたちに冷たくされて困惑するマリリンに、第3助監督のコリン(エディ・レッドメイン)は第三者からの視点でアドバイスを送る。それを機に、二人は心を許し合う仲になるが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この邦題、誤解してはダメです。

マリリンが恋した7日間を描いているのではなく、7日間マリリンのそばにいてマリリンに恋をした青年のお話です。

原題は「マリリンといた僕の一週間」。

彼の見た、マリリンということです。

 

アメリカのセックスシンボルと称されるマリリン・モンロー。

1926年、アメリカロサンジェルス生まれ。

1951年頃から映画女優として頭角を現し、「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「百万長者と結婚する方法」「七年目の浮気」などが次々とヒットして、たちまちトップスターに。

 

この作品の頃は、大リーガージョー・ディマジオと離婚して、作家アーサー・ミラーと結婚していました。

「セックスシンボル」から脱したかったマリリンは、ニューヨークのアクターズ・スタジオで指導を受けています。

 

この作品は、マリリンがイギリスの大スターローレンス・オリビエの主演・監督作品「王子と踊り子」の撮影のエピソードから作られています。

 

マリリン・モンローとアーサーミラー夫妻と、ローレンス・オリビエ、ヴィヴィアン・リー夫妻。

 

ローレンス・オリビエの奥さんがヴィヴィアン・リーって知らなかった。

この作品では、あまりきれいじゃない感じがして、残念でした。

マリリンとオリビエが関係するんじゃないかと、ヴィヴィアンは気をもんでいるようでしたが、マリリンの超わがままにオリビエは切れそうでした。

 

それというのも、マリリンが心酔していたアクターズ・スタジオのメソッド演技法と、オリビエたちイギリス人の演技理論は、今も昔も対立しているようですね。

 

その上に、マリリンは夫との関係でも疲れ果てていて、かなり薬を服用していたようです。

夫のアーサー・ミラーは早々と帰国してしまうし、マリリンをかばうことに汲々としている取り巻きたちは、あまり役に立っているようには見えませんでした。

 

そこでマリリンの目に留まったのが、ザ・サードと呼ばれている第3監督のコリン(エディ・レッドメイン)だったのです。

 

コリン(エディ・レッドメイン)

 

コリンは名門の家の役立たずの次男坊で、映画業界で身を立てたいと、オリビエの事務所に無理矢理押しかけ、この栄誉に預かったのでした。

 

コリンが潤滑剤となり、映画は無事完成。

オリビエは、マリリンの天性の演技力、スターの持つカリスマ性などに嫉妬を覚えるほど認めていたようでした。

 

この映画の後、1959年に「お熱いのがお好き」でゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得するのですが、1962年、36歳の若さで亡くなりました。

 

そのはかない生涯を思うとともに、ミッシェル・ウィリアムズの生命力に溢れている豊満な肉体が、なんか希望に感じられて、マリリン・モンローの供養としても、いい映画だったなあと思いました。

 

ジュディ・デンチが、彼女と同じ「デイム」(ナイトと同等の敬称)の称号を持つ女優を好演していました。

「ハリー・ポツター」のエマ・ワトソン。

脇役だけど、しっかりとした存在感でした。

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぱぴこ (papiko75w@yahoo.co.jp)
2012-04-10 21:01:22
はじめまして!( )/!ーロハ ンッ( ・) コッチダ!(^ー^)/ハロー!! 初めてコメント残していきます、おもしろい内容だったのでコメント残していきますねー私もブログ書いてるのでよければ相互リンクしませんか?私のブログでもあなたのブログの紹介したいです、私のブログもよかったら見に来てくださいね!コメント残していってくれれば連絡もとれるので待ってますねーそいじゃOo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)Oo。-yアドレス残していくのでメールしてね!そいじゃOo。-y(ω・`)Oo。-y(ω・`)Oo。-y
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ぱぴこさんへ (マダムよう)
2012-04-11 08:39:51
コメントありがとうございます。
ぱぴこさんのホームメージのURLを入れてください。
トラバさせていただきます。
返信する
王子と踊り子 (NAKAちゃん)
2012-04-29 10:00:22
この映画が「王子と踊り子」の撮影時の話とは知らずに見ました。
私はマリリン・モンロー苦手でしたが(クラークゲーブルが彼女との競演映画「荒馬と女」を遺作にしてしまったので 何故かマリリンに逆恨み!笑!) この映画は楽しめました!
余計なお世話ですが
ヴィヴィアンリーが オリビエを追いかけてハリウッドに来たときに タラの燃えるシーンの撮影を見ている彼女をセルズニックが「スカーレットだ」と彼女を抜擢したというお話が有名だと・・・
やっぱり私は古いわ!笑!
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NAKAちゃんへ (マダムよう)
2012-04-30 08:14:32
ほんと!!
古いエピソードを知っているよね。笑!!

この作品は、NAKAちゃん向きね。
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