マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

しあわせの隠れ場所

2010-03-10 09:39:33 | 映画ー劇場鑑賞
ーしあわせの隠れ場所ーTHE BLIND SIDE
2009年 アメリカ

ジョン・リー・ハンコック監督 サンドラ・ブロック(リー・アン・テューイ)ティム・マッグロウ(ショーン・テューイ)クィントン・アーロン(マイケル・オアー)キャシー・ベイツ(スー夫人)リリー・コリンズ(コリンズ・テューイ)ジェイ・ヘッド(S・J・テューイ)レイ・マッキノン(バート・コットン)

【解説】
ホームレス同然の生活からアメリカン・フットボールのプロ選手になった少年の実話を映画化した感動的な人間ドラマ。裕福な家族と黒人少年との、偶然の出会いと深いきずなを丁寧につづる。魅力ある母親を好演したサンドラ・ブロックが、2009年の数々の映画賞を受賞。さらに、カントリー歌手のティム・マッグロウや実力派のキャシー・ベイツ、本作の少年役で本格的にデビューするクィントン・アーロンらが共演。良心がもたらすアメリカン・ドリームに、ラストはさわやかな感動で包まれる。


【あらすじ】
家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。アメリカン・フットボールを始めたマイケルの適性をリー・アンが見いだしたことから、マイケルの才能は一気に開花する。

【感想】
サンドラ・ブロックがこの映画で主演女優賞を取りました。
サンドラ、おめでとう!
スピーチもとても良かった。
頭のいい人ですね。

ところが、前日はラジー賞、前代未聞のアカデミー賞とのダブル受賞となりました。
ラジー賞の授賞式にも出席して、自分のDVDを配っていました。
ユーモアも抜群だと思いました。
サンドラ、素敵です。



この作品は、実話だそうです。
アカデミー賞の授賞式会場にも、モデルになったご夫婦が来ていました。
綺麗な奥様。
サンドラはご本人にとても似せた役作りをしたと思いました。

映画の最後に、ご本人たちの写真がたくさん出て来るので、最後まで席を立たないでくださいね。

極貧のシングルマザーの息子として生まれたマイケル・オーア(クィントン・アーロン)、あちこちに里子にだされては、母親にもとにもどるという生育歴を繰り返してきた。

それがトラウマとなって、物静かな青年となった。
その運動能力に目を留めて、名門高校が彼を入学させた。
でも、寝場所もなく、雨の中をとぼとぼ歩くマイケル。
たまたま通りかかったリー・アン(サンドラ・ブロック)の目に留まりました。

リー・アンは、プロバスケットボールのスター選手で、今はファミリーレストランチェーンのオーナーの妻。
高校生の娘と小学生の息子がいた。

同情心からマイケルを家で一晩寝かせることにしたものの、良く考えたらとても不安だった。
(当たり前だよねー)

☆ネタバレ
明くる朝、用心しながら階下に降りていくと、寝具がきちんとたたまれて、マイケルの姿がなかった。
リー・アンが探すと、庭から出るところだった。

リー・アンはマイケルの面倒を見ることに決め、ベッドルームやお部屋を整える。
マイケルは「自分のベッドは始めてだ」という。

リー・アンは彼の後見人になることを決心したが、マイケルは過去を語りたがらない。
リー・アンはどこにでも出かけていって、母親を捜し出し、マイケルのようやく養母となった。

マイケルはアメリカンフットボールを始めるが、目の前の敵を潰すことができない。
リー・アンは、マイケルの守護能力の高いことに着目して、指導する。
そのアドバイスが効いて、みごとに高い能力を開花させるマイケル。

名門大学がマイケル獲得に続々と名乗りを上げるが、大学に入学できるだけの学力が足りなかった。
そこで頼まれたのが家庭教師のスー夫人(キャシー・ベイツ)。

マイケルの努力と家族や家庭教師の支えがあり、マイケルはミシシッピー大学への入学が決まった。
しかし、世論からは、一家の売名行為ではないかと疑われ、公的機関から調査を受ける。

動揺するマイケルとリー・アン。

でも、それでも、この一家は愛の力で難局を乗り越えてくところが、とても感動的な物語でした。

サンドラが、一本気で気が強いお母さん役にぴったりでした。

ご主人も妻の正しさを支持して、支えていたし、娘のコリンズ(リリー・コリンズ)も難しい年頃なのに、マイケルを家族としてしっかり受け入れていました。

リー・アンの息子のSJ(ジェイ・ヘッド)がすごくキュートでかわらしいです。

実話ということで社会的な作品でもあるし、スポ根ものでもあるし、家族愛の話でたくさんの笑いと感動の涙があります。

すごくストレートでわかりやすい映画なのに、上映館が少ないのが残念です。
たくさんの人に見てもらいたい映画でした。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サンドラ・ブロック (NAKAちゃん)
2010-03-17 08:36:02
「スピード」以来 密かなサンドラファンの私にとっては 最高の映画でした!
アカデミー賞主演女優賞嬉しいです!!
授賞式に来られていた本物のリー・アンさんも 綺麗で 映画のサンドラそのままでしたね!
もっとみんなに見てもらいたいのに上映館は少ないし 昨日もレディースデーというのに空いていました。寂しいです!!
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Unknown (マダムよう)
2010-03-19 08:52:31
この映画、よかったですよね。
サンドラもオスカーにふさわしいと思いました。
スピーチもよかったし、彼女の頭の良さも感じました。

もっとみんなに見てもらいたい映画ですよね。
ほんと、残念です。
返信する
マダムのお勧めを見て・・・ (meg)
2010-03-25 23:26:26
ぜひ、見たいと思いました。
ホント、上映館が少ない、一日の上映回数も少ない・・・

でも、やっと、見てきました
『実話ということで社会的な作品でもあるし、スポ根ものでもあるし、家族愛の話でたくさんの笑いと感動の涙があります。』とおっしゃるとおり、感動的な作品でした

次男の友達が一橋でアメフトやっているので、詳しいルールはわからないけれど、余計力が入りました。

サンドラ、本当に素敵だったけど、本物のリー・アンさんが、素晴らしい
アメリカはキリスト教精神があるから、こんなことが実行できるのでしょうか?
夫や子供達も、家族として受け入れて素晴らしい
日本にも、知らないだけで里親として頑張ってられる方がたくさんいるのかな?

私も、こんな強くて、行動力があって、愛に満ちた女性になりたいなー
でも、難しいだろうなー・・・



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megさんへ (マダムよう)
2010-03-26 09:52:24
気に入っていただけて、よかったです。
うれしいわ。

ほんと、本物のリー・アンさんが美人で素敵な方で、反対にびっくりしましたね。
いいお話でした。

でも、実行するのは難しいよね。
本当に、尊い精神だと思いました。
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金髪 (meg)
2010-03-27 21:11:03
サンドラ、本物のリー・アンさんに似せる為に金髪にしていたんですね

見終わったから知ったんですが、見ているときは全然違和感無く
全く気付きませんでした


マイケルは本当に良い人達に恵まれて家族にしてもらえて幸せだったけれど
アメリカ人で成功した人達はリー・アン夫妻のように
養子を迎えて育てている人が多いと聞くけれど、
誰も彼もっていうわけにはいかないから、やっぱり
一生貧しい恵まれない境遇で過ごす人が多いのだろうな・・・

これって、その人の持って生まれた運命なのかな・・・

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megさんへ (マダムよう)
2010-03-28 09:46:24
マイケルと同じような境遇にあって、結局は不良グループに入り、命を失った少年も出て来ましたね。
あの彼のような人がいっぱいいると思います。
マイケルは、運命もあるけど、人柄も大事ですよね。

マイケルは、人を守ろうと言う強い気持ちを、本能的に持っていて、それがリー・アンやその家族の気持ちを動かしたのよね。

アメリカ人は、宗教のせいか、貧しい人の養子を迎える人が多いようですね。
そういう人は、肌の色も気にしないのね。

私にはできないことです。
尊敬します。


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はじめまして♪ (みぬぅ)
2010-03-31 19:46:17
マダムようさん、こんばんは~。
この映画を検索していて、こちらに辿り着きました。
みぬぅと申します、どうぞよろしくお願いします。
サンドラは、ラジーとのW受賞でも、さすがに対応が大人だなぁ~と感心してしまいました!
その後、いろいろとトラブっているのは本当に可哀想ですが・・。
映画も、マダムようさんがおっしゃっているように、エンドロールでご本人たちの写真がいっぱいあって、それが温かさに溢れていたのが印象的でした。
リー・アンのような生き方って難しいけれど、彼女のファイティング・スピリットには、同じ女性として感動しました。

あ、私も阪神ファンです!!(笑)
今年は予想外に、良いスタートが切れていますね、今日も勝つかしら、楽しみでーす!
それでは、また遊びに伺いますね~。
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みぬぅさんへ (マダムよう)
2010-04-01 10:04:33
ようこそ!!
今後ともよろしくお願いします。
楽しく映画のおしゃべりをしたいです。

阪神ファンもうれしいです。
昨日も、雨の中、いい勝ち方でしたね。

サンドラ、ほんとスキャンダルに巻き込まれてお気の毒ですね。
アカデミー賞の時は、ご主人と一緒で感謝の言葉もあり、しあわせいっぱいだったのに。
でも、サンドラのことだから、うまく解決すると思います。

この映画は本当に素敵でした。
たくさんの人に見ていただきたいです。
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