ーマリリン7日間の恋ーMY WEEK WITH MARILYN
2011年 イギリス/アメリカ
サイモン・カーティス監督 ミシェル・ウィリアムズ(マリリン・モンロー)ケネス・ブラナー(ローレンス・オリヴィエ)エディ・レッドメイン(コリン・クラーク)ドミニク・クーパー(ミルトン・グリーン)ジュリア・オーモンド(ヴィヴィアン・リー)ゾーイ・ワナメイカー(ポーラ・ストラスバーグ)ダグレイ・スコット(アーサー・ミラー)エマ・ワトソン(ルーシー)ジュディ・デンチ(シビル・ソーンダイク)
【解説】
永遠のハリウッド・アイコン、マリリン・モンローが『王子と踊子』出演のためにイギリスに赴いた際の知られざるエピソードを、同作のスタッフであったコリン・クラークの回想録を基に映画化したラブロマンス。『ブルーバレンタイン』のミシェル・ウィリアムズがマリリンにふんし、華やかなスターが抱える複雑な心情を巧みに表現。『ヘンリー五世』のケネス・ブラナー、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『あるスキャンダルの覚え書き』のジュディ・デンチなど、脇を固めるイギリスを代表する演技派たちの妙演も見逃せない。
【あらすじ】
名優ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)が監督と主演を務める『王子と踊子』の撮影で、ハリウッドからロンドンへと渡ったマリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)。スタッフから大歓迎を受ける彼女だったが、初の海外撮影に対する重圧などから現場に遅刻するように。ローレンスたちに冷たくされて困惑するマリリンに、第3助監督のコリン(エディ・レッドメイン)は第三者からの視点でアドバイスを送る。それを機に、二人は心を許し合う仲になるが……。(シネマトゥデイ)
【感想】
この邦題、誤解してはダメです。
マリリンが恋した7日間を描いているのではなく、7日間マリリンのそばにいてマリリンに恋をした青年のお話です。
原題は「マリリンといた僕の一週間」。
彼の見た、マリリンということです。
アメリカのセックスシンボルと称されるマリリン・モンロー。
1926年、アメリカロサンジェルス生まれ。
1951年頃から映画女優として頭角を現し、「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「百万長者と結婚する方法」「七年目の浮気」などが次々とヒットして、たちまちトップスターに。
この作品の頃は、大リーガージョー・ディマジオと離婚して、作家アーサー・ミラーと結婚していました。
「セックスシンボル」から脱したかったマリリンは、ニューヨークのアクターズ・スタジオで指導を受けています。
この作品は、マリリンがイギリスの大スターローレンス・オリビエの主演・監督作品「王子と踊り子」の撮影のエピソードから作られています。
マリリン・モンローとアーサーミラー夫妻と、ローレンス・オリビエ、ヴィヴィアン・リー夫妻。
ローレンス・オリビエの奥さんがヴィヴィアン・リーって知らなかった。
この作品では、あまりきれいじゃない感じがして、残念でした。
マリリンとオリビエが関係するんじゃないかと、ヴィヴィアンは気をもんでいるようでしたが、マリリンの超わがままにオリビエは切れそうでした。
それというのも、マリリンが心酔していたアクターズ・スタジオのメソッド演技法と、オリビエたちイギリス人の演技理論は、今も昔も対立しているようですね。
その上に、マリリンは夫との関係でも疲れ果てていて、かなり薬を服用していたようです。
夫のアーサー・ミラーは早々と帰国してしまうし、マリリンをかばうことに汲々としている取り巻きたちは、あまり役に立っているようには見えませんでした。
そこでマリリンの目に留まったのが、ザ・サードと呼ばれている第3監督のコリン(エディ・レッドメイン)だったのです。
コリン(エディ・レッドメイン)
コリンは名門の家の役立たずの次男坊で、映画業界で身を立てたいと、オリビエの事務所に無理矢理押しかけ、この栄誉に預かったのでした。
コリンが潤滑剤となり、映画は無事完成。
オリビエは、マリリンの天性の演技力、スターの持つカリスマ性などに嫉妬を覚えるほど認めていたようでした。
この映画の後、1959年に「お熱いのがお好き」でゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得するのですが、1962年、36歳の若さで亡くなりました。
そのはかない生涯を思うとともに、ミッシェル・ウィリアムズの生命力に溢れている豊満な肉体が、なんか希望に感じられて、マリリン・モンローの供養としても、いい映画だったなあと思いました。
ジュディ・デンチが、彼女と同じ「デイム」(ナイトと同等の敬称)の称号を持つ女優を好演していました。
「ハリー・ポツター」のエマ・ワトソン。
脇役だけど、しっかりとした存在感でした。
ぱぴこさんのホームメージのURLを入れてください。
トラバさせていただきます。
私はマリリン・モンロー苦手でしたが(クラークゲーブルが彼女との競演映画「荒馬と女」を遺作にしてしまったので 何故かマリリンに逆恨み!笑!) この映画は楽しめました!
余計なお世話ですが
ヴィヴィアンリーが オリビエを追いかけてハリウッドに来たときに タラの燃えるシーンの撮影を見ている彼女をセルズニックが「スカーレットだ」と彼女を抜擢したというお話が有名だと・・・
やっぱり私は古いわ!笑!
古いエピソードを知っているよね。笑!!
この作品は、NAKAちゃん向きね。