ー永遠の愛に生きてー
1993年 原題=SHADOWLANDS 監督=リチャード・アッテンボロー アンソニー・ホプキンス 、デブラ・ウィンガー 、ジョセフ・マッゼロ 、エドワード・ハードウィック 、ジョン・ウッド 、ピーター・ファース 、マイケル・デニソン
【解説】
『ナルニア国ものがたり』などで知られる童話作家C・S・ルイスの物語。彼はオックスフォードで文学を講じ、また、キリスト教研究でも名高い、現代の賢者とも呼べる高潔な人物。象牙の塔に篭もり、退役軍人の兄と二人暮らしの彼は、女性とはほとんど没交渉の生活を送っていた。ある日、彼のファンだというアメリカの女性詩人ジョイ・グレシャムの訪問を受け、彼はその大らかで自立した意識に戸惑いつつも次第に彼女に惹かれていく……。
【感想】
いい映画でした。
同じアンソニー・ホプキンス主演の「日の名残り」にも似ていたし、ジョニー・デップ主演の「ネバーランド」にも通じるところがありました。
作家が子持ちの女性に恋をするお話です。
しかも、彼女はガンに冒され死んでしまう運命にありました。
主人公は「ナルニア国ものがたり」を書いたC・S・ルイス(アンソニー・ホプキンス)。
彼は、オックスフォード大学の教授で、ほとんど象牙の塔にこもり、独身のまま初老を迎え、兄(エドワード・ハードウィック)と暮らしていました。
エドワード・ハードウィックはご存知、ホームズの友人ワトスン君でおなじみです。
兄弟の暮らしは、イギリス紳士らしい、プライドと知性に満ちた毎日。
そこに現れたのが、夫の暴力と浮気で傷ついたアメリカ人の女性詩人ジョイ(デブラ・ウィンガー)でした。
自分の思ったことをずけずけ言うジョイにルイスは興味を持ちます。
けれど、深入りしようとはしません。
彼女が離婚してロンドンに引っ越しして、永住権を得るために結婚をして欲しいと申し入れ、ルイスは快く受け入れました。
二人は惹かれあっているのに、ルイスは決して一線を越えようとはしませんでした。
愛して傷つくのを怖れていたからです。
しかし、ジョイがガンに冒され余命幾ばくもないとわかった時に、ようやく自分に素直になる決心をし、神の前で永遠の愛を誓うのでした。
ジョイは一時奇跡的に回復し、二人は同居をし、新婚旅行にも行きました。
ルイスが幼い時に憧れたゴールデンバレイ。
二人だけの約束の場所。
これは原題のシャドウランドと対になっていると思う。
だから、邦題はいただけません。
シャドウランド、もしくは「陰の国」でよかったと思うなあ。
自分は長い間「陰の国」にいたと気づくシーンは、ルイスが覚醒する一番大事なポイントです。
「今の悲しみはあのときの幸福の一部」と言って、ジョイは死んでいきます。
ルイスは苦しみながらも受け入れ、ジョイの息子ダグラスと暮らすのでした。
別れは確かに耐えられないほど辛い。
でも、それは幸せなときがあったからなのよね。
脚本もいいのでしょうが、アンソニーの演技が素晴らしいです。
デブラも無邪気なアメリカ女性をうまく表現していたと思いました。
ダグラスがルイスの家の屋根裏部屋であの箪笥を見つけるシーンは、見ている私もわくわくしました。
ほんとうにナルニア国へいく入り口だと思いました。
こんなに感激したのに、この映画DVDがないみたいなの。
私は、BSで見ました。
だから、写真もご紹介できませんでした。
1993年 原題=SHADOWLANDS 監督=リチャード・アッテンボロー アンソニー・ホプキンス 、デブラ・ウィンガー 、ジョセフ・マッゼロ 、エドワード・ハードウィック 、ジョン・ウッド 、ピーター・ファース 、マイケル・デニソン
【解説】
『ナルニア国ものがたり』などで知られる童話作家C・S・ルイスの物語。彼はオックスフォードで文学を講じ、また、キリスト教研究でも名高い、現代の賢者とも呼べる高潔な人物。象牙の塔に篭もり、退役軍人の兄と二人暮らしの彼は、女性とはほとんど没交渉の生活を送っていた。ある日、彼のファンだというアメリカの女性詩人ジョイ・グレシャムの訪問を受け、彼はその大らかで自立した意識に戸惑いつつも次第に彼女に惹かれていく……。
【感想】
いい映画でした。
同じアンソニー・ホプキンス主演の「日の名残り」にも似ていたし、ジョニー・デップ主演の「ネバーランド」にも通じるところがありました。
作家が子持ちの女性に恋をするお話です。
しかも、彼女はガンに冒され死んでしまう運命にありました。
主人公は「ナルニア国ものがたり」を書いたC・S・ルイス(アンソニー・ホプキンス)。
彼は、オックスフォード大学の教授で、ほとんど象牙の塔にこもり、独身のまま初老を迎え、兄(エドワード・ハードウィック)と暮らしていました。
エドワード・ハードウィックはご存知、ホームズの友人ワトスン君でおなじみです。
兄弟の暮らしは、イギリス紳士らしい、プライドと知性に満ちた毎日。
そこに現れたのが、夫の暴力と浮気で傷ついたアメリカ人の女性詩人ジョイ(デブラ・ウィンガー)でした。
自分の思ったことをずけずけ言うジョイにルイスは興味を持ちます。
けれど、深入りしようとはしません。
彼女が離婚してロンドンに引っ越しして、永住権を得るために結婚をして欲しいと申し入れ、ルイスは快く受け入れました。
二人は惹かれあっているのに、ルイスは決して一線を越えようとはしませんでした。
愛して傷つくのを怖れていたからです。
しかし、ジョイがガンに冒され余命幾ばくもないとわかった時に、ようやく自分に素直になる決心をし、神の前で永遠の愛を誓うのでした。
ジョイは一時奇跡的に回復し、二人は同居をし、新婚旅行にも行きました。
ルイスが幼い時に憧れたゴールデンバレイ。
二人だけの約束の場所。
これは原題のシャドウランドと対になっていると思う。
だから、邦題はいただけません。
シャドウランド、もしくは「陰の国」でよかったと思うなあ。
自分は長い間「陰の国」にいたと気づくシーンは、ルイスが覚醒する一番大事なポイントです。
「今の悲しみはあのときの幸福の一部」と言って、ジョイは死んでいきます。
ルイスは苦しみながらも受け入れ、ジョイの息子ダグラスと暮らすのでした。
別れは確かに耐えられないほど辛い。
でも、それは幸せなときがあったからなのよね。
脚本もいいのでしょうが、アンソニーの演技が素晴らしいです。
デブラも無邪気なアメリカ女性をうまく表現していたと思いました。
ダグラスがルイスの家の屋根裏部屋であの箪笥を見つけるシーンは、見ている私もわくわくしました。
ほんとうにナルニア国へいく入り口だと思いました。
こんなに感激したのに、この映画DVDがないみたいなの。
私は、BSで見ました。
だから、写真もご紹介できませんでした。
DVDがないなんて。。。レンタルもなしなのかしら?
それだけで、わくわくするよ。
そして、母を失った少年と並んでお話しするシーンがあるの。
思わず「ネバーランド」を思い出しました。
ジョニーとフレディ君も感動的でしたが、アンソニーとこの少年(ジュラシックパークの子供だって)のシーンもよかった!!
ビデオはあるみたいだから、レンタルもあるかもね。
この映画 是非見てみたいと思います。
ツタヤでビデオを探してみます。
リチャードアッテンボローは「大脱走」や「34丁目の奇跡」とかでとても味のある俳優だと思いますが 監督としても すごいんですよねぇ!
そう言えば「ガンジー」って彼の監督作品でしたっけ??才能ある人は何でもできるのねぇ・・・
そう言えばアンオニーホプキンスって監督されてませんね?!
「日の名残り」より単純で、しかも内面的でした。
ウソみたいな話だけど、実話に近いみたいなの。
このことで、LOTLを書いた親友のJRRトールキンさんとも仲違いしてしまったようです。
アッテンボローって、「ガンジー」の大作から、こういう文芸的な作品まで、考えてみたら幅広い才能の人ね。
「ジュラシックパーク」にも出ていましたね。
アンソニーの監督作品は、まだお目にかかっていないね。