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マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ヘイヴン 堕ちた楽園

2008-02-03 10:42:24 | 映画ーTV
ーヘイヴン 堕ちた楽園ー原題=HAVEN
2004年 アメリカ/イギリス/ドイツ/スペイン フランク・E・フラワーズ監督 オーランド・ブルーム(シャイ)ビル・パクストン(カール・リドリー)スティーヴン・ディレイン(アレン氏)ゾーイ・サルダナ(アンドレア)ラズ・アドティ(リッチー・リッチ)アグネス・ブルックナー(ピッパ・リドリー)ヴィクター・ラサック(フリッツ)リー・イングルビー(パトリック)アンソニー・マッキー(ハンマー)

【解説】
カリブ海のケイマン諸島を舞台に、裕福な家の娘と恋に落ちた青年、脱税の罪でFBIに追われて島にやって来たビジネスマンとその娘らの運命が交錯するスリリングな人間ドラマ。監督はケイマン諸島出身で本作が長編デビューとなるフランク・E・フラワーズ。出演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのオーランド・ブルーム。何人ものキャラクターの物語が絡み合う構成と、製作にも名を連ねたオーランドの熱演に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ビジネスマンのカール(ビル・パクストン)は脱税の容疑でFBIに家宅捜査されることを知り、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてケイマン諸島へ逃亡した。一方、島の青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福な家の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と結ばれるが、一転して暴行容疑をかけられてしまう。(シネマトゥデイ)

【感想】
マイアミから、脱税容疑をかけられて、ケイマン諸島へ逃げてきたリドリー(ビル・パクストン)とピッパ(アグネス・ブルックナー)親子。
一方、シマ育ちで不幸な過去を持つシャイ(オーランド・ブルーム)とアンドレア(ゾーイ・サルダナ)の若いカップルの悲恋。
この二つのお話が、美しいケイマン諸島の自然を背景にして描かれていきます。

ケイマン諸島は、映画によく登場しますね。
マネーロンダリングが行われているところみたいですね。
今回のこの映画では、「昔ある船が難破して、この地にたどりついた。島の人たちは、一生懸命救助した。乗組員の中にイギリス王の息子がいて、感謝した王様は、この地の住人からは未来永劫税金をとらないと約束した」と言っていました。

とにかく、島の自然の美しいところと、外国から観光客や犯罪に絡んだ汚い人たちが入り込んで島をめちゃくちゃにしている現実と、それがこの映画のテーマだと思いました。
監督もこの島出身らしいですね。
島の現状を嘆いているのでしょう。

さて、シャイとアンドレアの悲恋は、まるロミオとジュリエットのようでした。
わりと単純で、新鮮さにかけるような気もしました。

リドリーのストーリーは、ピッパの一夜のお話へと発展していって、登場人物も複雑で裏切りの連続だし、わかりにくいものでした。

シャイの物語とは、直接関係がないし、なんかまとまりがなかったと思いました。
観客が何が重要な情報で、何が必要ないのか、迷ってしまいます。

あとで、がーっと説明していくのですが、説明するくらいなら、最初から時系列をずらす必要はなかったのにと思いました。

オーランド・ブルームは、こういうシリアスな映画でも妙に明るくて、浮いている感じがするのは私だけでしょうか。
「ケリー・ザ・ギャング」の時もそう思いました。
「エリザベスタウン」みたいな映画なら、とても感じがいいと思ったんだけど。

彼の人柄のよさが、にじみ出てしまうのか、私がそう見てしまうのか?

日本以外全部沈没

2008-01-04 18:48:49 | 映画ーTV
ー日本以外全部沈没ー
2006年 日本
河崎実=監督 筒井康隆=原作 小橋賢児(おれ)柏原収史(古賀)松尾政寿(後藤)土肥美緒(明子)ブレイク・クロフォード キラ・ライチェブスカ デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ リカヤ・スプナー 岡村洋一 イジリー岡田 つぶやきシロー ジーコ内山 松尾貴史 デーブ・スペクター 筒井康隆 黒田アーサー 中田博久 寺田農 村野武範(安泉首相)藤岡弘(石山防衛庁長官)

【解説】
原因不明の大規模な天変地異で地球から、日本以外のすべての陸地が沈没した世界の混乱を描く異色SFパニック。作家・筒井康隆の同名原作を『いかレスラー』『コアラ課長』の河崎実監督が大胆不敵なセンスで映像化した。『あずみ』の小橋賢児、『カミュなんて知らない』の柏原収史ら人気若手俳優が未曾有のスペクタクルに挑むほか、村野武範、藤岡弘といったTV版と1973年に製作された映画版『日本沈没』で主役の小野寺俊夫を演じた2人が顔を合わすなど、心憎い演出にも注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
2011年。原因不明の天変地異でアメリカ大陸が1週間で海に沈んでしまう。1週間後、中国大陸が沈み始め、その1週間後にユーラシア大陸がすべて埋没。その2日後にアフリカ大陸、翌日にはオーストラリア大陸が海の下へと消えた。やがて日本国以外のすべての陸地が消えると、海外の生存者が続々と日本へ集まり始め……。(シネマトゥデイ)

【感想】
あけましておめでとうございます。

2008年の初めてのページを飾るのがこの作品、というのもどうかと思いますが、見ちゃったので。

小松左京の「日本沈没」は1973年に話題になった当時読んだし、映画も見ました。
でも、2006年にリメイクされたものは見ていないし、見る気もあんまりありませんが、この映画は、公開当時からみたかったんです。

先日深夜に放映されていたものを録画しました。

「マーズ・アタック」みたいな映画かと想像していましたが、それほど荒唐無稽ではありませんでしたね。

まず、アメリカが沈んで、大統領や政治家、ハリウッドスターなどセレブたちが日本に逃げてきます。

続いて中国、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストリア大陸と、日本以外は全部沈没して、地球には日本しかなくなります。

通貨も言語も日本中心で、日本は外国人であふれかえり、あらたな差別や弊害で、モラルも何もぐちゃぐちゃになっていきます。

ちょっと笑っている場合じゃありません。
日本は食料を外国に頼っているので、物価が高騰しているなど、身につまされることも描かれていました。

最後は、テロリストが要人の集まっているバーを占領するのですが、田所博士が現れて、「日本の沈没」を告げます。

パニックに陥りながらも、そこに生き残った人たちは最後のろうそくに火をつけ、心の平和を一瞬だけ取り戻したー。

結局、日本も沈没してしまい、あとには、「終」が浮かんできます。
ナンセンスでどたばただけど、人の良心も少しは見せていて、筒井康隆らしいなあと思いました。

外国人が日本人におべっかするのも、日本人の浅ましい根性の裏返しみたいで、苦々しく思いました。
この映画、日本人以外は怒るでしょうね。

今年はどんな年になるのでしょう。
大発会では株価が、7年ぶり戦後最大の下げ幅となったとか、原油高は心配だと、ニュースで言っていましたが。

とにもかくにも、2008年のめでたい年明けです。
この映画は厄落としということで、みなさんのご多幸を心からお祈りしています。
今年もよろしくお願いします。

ルーキー

2007-12-29 16:29:17 | 映画ーTV
ールーキーー
1990年 アメリカ クリント・イーストウッド監督 クリント・イーストウッド 
チャーリー・シーン ラウル・ジュリア ソニア・ブラガ ララ・フリン・ボイル

【解説】
LAのベテラン刑事、ニック(クリント・イーストウッド)は高級車ばかりを狙い窃盗を続ける組織の壊滅に燃えていた。そんな中、彼の下に一人の新人警官デヴィッド(チャーリー・シーン)が相棒として付けられるが……。すでに'88年で終結した「ダーティハリー」シリーズに変わって、ワーナーで製作された刑事アクション。時折挟まれるイーストウッド風ユーモアと、ド派手なアクションのバランスが絶妙。(allcinema ONLINE)

【感想】
テレビで放映していたのを録画して見ました。
「ルーキー」というから、てっきり野球がテーマかと思ったら、刑事物で、相棒がルーキーというわけでした。

典型的な刑事物なんだけど、脚本や演出がすごくおしゃれで面白かった。
ニック(クリント・イーストウッド)が葉巻をくわえたら、「火はないのか?」って言うってわかっているのに、最後まで繰り返すしつこさが、とても気に入りました。
他にも、何度も出て来るシチュエーションが面白かったり、カーチェイスも素晴らしく、殺伐とした犯罪捜査の作品なのに、すごく楽しめました。
イーストウッドって、こんなに面白い人だったのですね。

ニックとデヴィッド(チャーリー・シーン)のコンビ、最高でした。

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

2007-12-17 12:13:15 | 映画ーTV
ーエンパイア・オブ・ザ・ウルフー
2005年 フランス クリス・ナオン監督 
ジャン・レノ(シフェール)アーリー・ジョヴァー(アンナ)ジョスラン・キヴラン(ポール)

【解説】
『クリムゾン・リバー』の原作者ジャン=クリストフ・グランジェの原作で描くサイコ・ミステリー。フランスを代表する俳優ジャン・レノが悪徳警官を怪演。実在しているトルコの国粋主義組織“灰色の狼”を描いたことでもヨーロッパで話題を呼んだ。ジグゾー・パズルのように組み合わされていく謎の数々が1つの事件を浮き上がらせていくまでの過程がスリリングで目が離せない。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
優しい夫と、ささやかな結婚生活を送っていたアンナ(アーリー・ジョヴァ-)は、夫の記憶だけなくしてしまうという奇妙な病気にかかっていた。そのころ、パリ10区では、女性の惨殺死体が下水道で連続して見つかるという猟奇殺人事件が発生していた……。(シネマトゥデイ)

【感想】
「クリムゾン・リバー」ににているなあ、と思って見ていたら、同じ原作者なんですね。

始めはアンナ(アーリー・ジョヴァ-)に何が起こっているのか、まるでわからなかった。
アンナがおかしいのか、夫がおかしいのか。

同時進行で連続猟奇殺人が起こっていて、それを追いかける刑事ポール(ジョスラン・キヴラン)が、単独行動で事件の真相を追い始める。
悪徳警官で名高いシフェール(ジャン・レノ)に捜査の協力を依頼する。
でも、この人がとんでもない暴力をふるう荒っぽい人物。
彼のトルコ人闇組織の人脈に頼らないと捜査は進まないという矛盾を抱えながらも、ポールは諦めない。

アンナもとうとう自分に危険が迫っていることを感知し、夫の元から逃げ、精神分析医を頼って身を隠す。
どうやら、フランスの警察が絡み、アンナの秘密は国家機密のようだ。
さらに、トルコの国粋主義組織“灰色の狼”も動き出したようだ。

ポールの狙いもアンナに絞られた。

アンナは本来の自分の記憶を取り戻す。
実は彼女は孤児で、“灰色の狼”の指導者に拾われ、洗脳してテロリストとして育てられた、麻薬の運び屋だったのだ。
別人のように目に生気がみなぎり、女テロリストとして覚醒するアンナ。

そこから物語は急展開、パリの墓地の地下から、最後はイスタンブールの土でてきた“灰色の狼”の基地にまで舞台は飛んでいく。

始まりからは想像もできない展開。
残酷だけど、画面から目が離せない映画でした。

世界で一番パパが好き

2007-12-17 12:00:26 | 映画ーTV
ー世界で一番パパが好きー
2004年 アメリカ ケヴィン・スミス監督 ベン・アフレック(オリー・トリンキ)リヴ・タイラー(マヤ)ジョージ・カーリン(バート・トリンキ)ラクエル・カストロ(ガーティ)ジェイソン・ビッグス(アーサー)ジェニファー・ロペス(ガートルード)スティーヴン・ルート(-)マイク・スター(-)ジェニファー・シュウォールバック(-)マット・デイモン(-)ジェイソン・リー(-)ウィル・スミス(-)

【解説】
ベン・アフレックとリヴ・タイラー主演のハートウォーミングストーリー。監督は『チェイシング・エイミー』の奇才ケヴィン・スミス。ベンの盟友マット・デイモンや昔の恋人のジェニファー・ロペスなどが出演しているハートウォーミングな感動作。(シネマトゥデイ)

【感想】
「かっこつけ」の代表のようなベン・アフレックが、亡き妻を思って7年間も女に近づかなかったという設定が、そもそも泣かせます。

子役の女の子もかわいいし、田舎と大都会の対比も面白い映画でした。

オリー(ベン・アフレック)は宣伝マン、ガーティー(ジェニファー・ロペス)と恋に落ち、結婚。
バラ色の人生の始まりだった。
しかし、出産のトラブルでガーティーは死んでしまい、産まれたばかりの赤ちゃん(妻と同じガーテイーと名付ける)とニュージャージーの父親の家に転がり込む。
子育てを父親に押し付けるが断られ、赤ん坊と仕事に出かけ、大失態を演じてクビになってしまう。

それから7年、ニュージャージーで道路清掃の仕事をしながら、父と娘と暮らしているが、大都会への夢を断ち難く、面接を受ける日々。

レンタルビデオでアルバイトをしているマヤ(リブ・タイラー)とも仲良くなる。

ある日、ガーティーの学芸会で家族で「スウィーニー・トッド」の寸劇をすることになる。
練習に明け暮れていたが、オリーの面接の日と重なってしまう。

さて、この結末はー。

とても、ハートウオーミングな家族のお話なんですが、オリーとマヤの会話が過激で下品だなあ。
あんな話、ファミレスでするだろうか。
しかも、女の子から、目的はそれで、って誘うのかなあ。
しかも、そこから恋愛に発展するかあ?
おばさんは、疑問でした。

邦題はお子様向けのような題名だけど、原題は「JERSEY GIRL」。
エンドタイトルに同名の曲がかかってとてもいい感じです。

「スウィーニー・トッド」といえば、ジョニー・デップとティム・バートンのコラボ、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が1月19日公開です。
この作品はゴールデングローブ賞4部門にノミネートされたようです。
(ミュージカル/コメディ部門、作品賞、主演女優賞、主演男優賞、監督賞)
ジョニーの来日も決まったようだし、きっとアカデミー賞にもノミネートされるでしょうし、来年は、年明け早々からエキサイトしてしまいそうです。


大当たり狸御殿

2007-11-12 10:44:21 | 映画ーTV
ー大当たり狸御殿ー
1958年 日本 佐伯幸三監督 美空ひばり(狸吉郎)雪村いづみ(きぬた姫/お黒(二役))白川由美 山田真二 淡路恵子 有島一郎 左卜全 永田靖 井上大助 千石規子 夏亜矢子 峯京子 環三千世 ミヤコ蝶々 南都雄二 中田ダイマル 中田ラケット トニー谷 佐原健二 河内桃子 浜村美智子

【解説】
各社競作となった木村惠吾原作のミュージカル・コメディ“狸御殿”もので、時代劇仕立ての1本。政略結婚目的の見合いをさせられそうになった狸御殿のきぬた姫は、窮屈な暮らしに飽きあきしたこともあり、誕生祝いの宴の最中に姿をくらましてしまう。困ったのはご家老。姫そっくりの町娘・お黒を身代わりにと連れ帰り、満月城の狸吉郎(たぬきちろう)と見合いをさせる。一方、町娘に化けたきぬた姫は、別の青年と淡い恋に落ちるのだった……。(allcinema ONLINE)

【感想】
すごい、豪華キャストです。
しかも、なんでもありのてんこもりミュージカル、ただびっくりして見ていました。
当時の人も楽しんだのでしょうね。
私は子供でした。
うちの親はあまり興味がなかったようで、このへんの日本映画は何も知りません。

蝶々・雄二やダイマル・ラケット漫才を聞けたのもうれしかったし、トニー谷さんの登場には思わず歓声を上げてしまいました。

何の脈絡もなく浜村美智子さんの「バナナボート」が出てきたのには、びっくりしました。
めちゃセクシー。
今の若い人よりナイスボディじゃない?

セットもカラフルでかわいかったし、歌も踊りもなかなかのものでした。
美空ひばりと雪村いづみだから当たり前っちゃ当たり前ですが、このころのスターさんはなんでもしっかりお勉強していたみたいですね。

ラヴァーズ・キス

2007-11-10 23:22:22 | 映画ーTV
ーラヴァーズ・キスー
2002年 日本 監督=及川中 原作=吉田秋生[漫画家]
平山綾(川奈里伽子)宮崎あおい(川奈依里子)市川実日子(尾崎美樹)石垣佑磨(鷲沢高尾)成宮寛貴(藤井朋章)阿部進之介(緒方篤志)西田尚美(藤井美佐子)天光眞弓(川奈春恵)青山知可子(藤井純子)奥野敦士(尾崎光良)松永英晃(尾崎健一)田岡美也子(尾崎光子)岩手太郎(美樹の祖父)鈴木一功(教師)佐藤恒治(クリニック医師)

【解説】
老舗料亭の長女で高校生の里伽子は重いトラウマを抱えていた。誰にも打ち明けられず、親の前では“良い子”を演じ、夜遊びにふける毎日。妹・依里子はそんな彼女を憎んでいた。依里子は密かに想いを寄せる姉の親友・美樹が姉を好きなことが分かり、ますます嫉妬が募る。一方、大病院の息子・朋章は周囲から色メガネで見られ悪い噂が絶えない。そんな彼に後輩の高尾はいけないと思いつつ恋心を抱いてしまう。そして、高尾の同級生・篤志は高尾に恋していた。この複雑で微妙な関係が、里伽子と朋章の出会いによって崩れていくのだった…。(allcinema ONLINE)

【感想】
これも、日本映画好きから回ってきた1本。
今日は、成宮寛貴君シリーズになってしまったなあ。

 成宮寛貴

オープニングのカメラワークは意欲的でした。
老舗旅館の中庭での園遊会の風景。
カメラの長回しで、登場人物を映し出して行きます。

始めはすごい高校生!
いきなりホテル!とびっくりしましたが、じょじょに高校生らしさを取り戻してきて、最後は純愛でまとまりました。
あー、おばさんはほっとしたよ。

登場人物が多くて、関係も複雑だけど、肩に力が入っていない作り方が、よかったです。

平山綾ちゃんと成宮寛貴君のキスシーン、きれいでした。
いいなあ。

宮崎あおいちゃんと阿部進之介君のコンビも楽しかったです。

下弦の月 ラスト・クォーター

2007-11-10 23:19:44 | 映画ーTV
ー下弦の月 ラスト・クォーターー
2004年 日本 監督=二階健 原作=矢沢あい 栗山千明(望月美月)成宮寛貴(安西知己)HYDE(アダム)黒川智花(白石蛍)落合扶樹(三浦正輝)伊藤歩(上条さやか)さくら(綾)富田靖子 うじきつよし 小日向文世 大森南朋 陣内孝則 緒形拳

【解説】
「NANA」が爆発的売れ行きを誇る人気漫画家、矢沢あいの原作を「Soundtrack」で監督デビューを果たした二階堂健が映画化。原作の持つファンタジックなイメージはそのままに、より幻想的なラブストーリーへと昇華している。謎の男アダムには『MOON CHILD』の出演も記憶に新しいラルク・アン・シエルのボーカリスト、HYDEが登場。劇中でアダムの作った曲として、彼のソロ・アルバム収録曲である「THE CAPE OF STORMS」を提供している。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
女子大生の美月(栗山千明)は恋人の知己(成宮寛貴)の浮気を知り、別離。失意の彼女は不思議な洋館に迷い込む。そこで不思議な魅力のアダム(HYDE)に魅了された彼女は、彼の世界へと吸い寄せられていくが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
日本映画好きが貸してくれた録画DVD。
ヒマなときに見ておかないと、「見た?」とか聞かれそうだからね!!

始まりは、だらだらと悪夢の話で、何かのプロモーションビデオかなあと思って見ていました。

途中からは幽閉された美女の霊のを救うお話で、悲劇の一家や異国での悲恋物語を軸に展開して行きます。

アダムにラルク・アン・シエルのHYDEを起用したのは大ヒットですね。
この映画に花を与えていました。

成宮寛貴君のひょうきんな感じと対照的で、メリハリがありました。
少女マンガらしいロマンティックな作品でした。

ウィズ・ユー

2007-11-02 10:15:27 | 映画ーTV
ーウィズ・ユーー
1997年 アメリカ ティモシー・ハットン監督 ケヴィン・ベーコン メアリー・スチュアート・マスターソン
エヴァン・レイチェル・ウッド キャシー・モリアーティ マリアン・セルデス

【解説】
 知的障害を持つ青年と、複雑な家庭に育った10歳の多感な少女との心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。1960年代後半、ペンシルバニア州の小さな田舎町。10歳になるハリエットは家族で経営するモーテルで暮らしている。母はアル中、姉は何人もの男と寝ているふしだらな女。夢の世界に生きる彼女は、本当に自分を理解してくれる場所に行きたいと願っていた。そんなある日、ハリエットは知的障害を持つ青年リッキーと出会い、二人だけが互いを理解し合えると気づく……。(yahoo映画)

【感想】
美少女エヴァン・レイチェル・ウッドのデビュー作です。

でも、この作品のエヴァンはかわいくて、「サーティーンあの頃欲しかった愛のこと」のときとは、全然違いました。

母(キャシー・モリアーティ)は離婚してモーテルを経営している。
深刻なアル中。
年の離れた姉グウェン(メアリー・スチュアート・マスターソン)はモーテルを実質切り盛りしているが、男癖が悪い。
10歳のハリエット(エヴァン・レイチェル・ウッド)ははやく大人になって家を出ることばかりを考えていた。

でも、彼女の行動は周りから見ると突飛なことばかり。
ウサギ穴にもぐったり、中国まで穴を掘ろうとしたり。
原題の「DIGGING TO CHINA」はここからきているようです。

ある日モーテルに知的障害を持つリッキー(ケヴィン・ベーコン)と癌に冒された母親が逗留しました。
ハリエットはリッキーに興味を持ち、二人は心を開いて行きます。
リッキーはガンで余命幾ばくもない母親から離れて、施設に入る途中だったのです。
車の修理が終わり、施設に入る日が近づいてきたある日のこと、リッキーは「施設に行きたくない」と飛び出しました…。

おませな少女と無垢な青年の心の交流を描いたドラマです。

ケヴィンがちょっと無理をしている感じがしました。

母亡き後、グウェンが母親になろうとしている必死さがよかったです。


靴に恋して

2007-11-01 18:40:46 | 映画ーTV
ー靴に恋してー
2002年 スペイン ラモン・サラサール監督 アントニア・サン・フアン 、ナイワ・ニムリ 、アンヘラ・モリーナ 、ビッキー・ペニャ 、モニカ・セルベラ 、エンリケ・アルキデス 、ダニエレ・リオッティ 、ルドルフォ・デ・ソーザ 、ロラ・ドゥエニャス

【解説】
靴を履き替えるように、人生をやり直すことができるのか? スペイン・マドリッドを舞台に、恋や仕事、家庭に迷う5人の女性の運命が交錯する愛の讃歌。監督は、スペインの新鋭ラモン・サラサール。出演は『オープン・ユア・アイズ』のナイア・ニムリ、『めざめ』のアンヘラ・モリーナ、『オール・アバウト・マイ・マザー』のアントニア・サン・ファンらスペインを代表する女優が勢ぞろい。グッチ、プラダなど、300足あまり登場する高級ブランド靴にも注目。

【あらすじ】
靴デザイナーを夢見ながらも自分を見失い、盗んだ靴で毎夜踊るレイレ(ナイワ・ニムリ)。そんな彼女に失望した恋人は去っていった。知的障害者の娘と2人で暮らすアデラ(アントニア・サン・ファン)はクラブ経営者。ある日、客の1人からデートに誘われる。 (シネマトゥデイ)

【感想】
アニータ(スニーカーをはく女)=自閉症
イザベル(自分のサイズより小さいサイズの靴をはく女)=上流階級の人妻だが離婚を考えている
アデレ(扁平足の女)=クラブを経営しているアニータの母
レイレ(盗んだ靴をはく女)=愛する男に捨てられた
マリカルメン(スリッパをはく女)=再婚したとたん夫が亡くなり、3人の子供の面倒を見ているタクシードライバー

この5人の人生が、交錯しながらストーリーは進んで行きます。
ありそうな話の連続だけど、女たちはいろんな感情の狭間を行ったり来たりしながら、自分の人生を精一杯生きる姿が感動的です。

イザベルは心の離れてしまった夫と別れる決心をし、アデレは水商売から足を洗って娘とともに生きる決心をしました。

レイレは、男への未練を断って新しい土地で生きる決心をしました。

一番大変なマリカルメンも、子供たちと生きて行くのでしょう。

それぞれの女優たちが、ファッションや靴や演技を競って、いい作品でした。