ー日本以外全部沈没ー
2006年 日本
河崎実=監督 筒井康隆=原作 小橋賢児(おれ)柏原収史(古賀)松尾政寿(後藤)土肥美緒(明子)ブレイク・クロフォード キラ・ライチェブスカ デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ リカヤ・スプナー 岡村洋一 イジリー岡田 つぶやきシロー ジーコ内山 松尾貴史 デーブ・スペクター 筒井康隆 黒田アーサー 中田博久 寺田農 村野武範(安泉首相)藤岡弘(石山防衛庁長官)
【解説】
原因不明の大規模な天変地異で地球から、日本以外のすべての陸地が沈没した世界の混乱を描く異色SFパニック。作家・筒井康隆の同名原作を『いかレスラー』『コアラ課長』の河崎実監督が大胆不敵なセンスで映像化した。『あずみ』の小橋賢児、『カミュなんて知らない』の柏原収史ら人気若手俳優が未曾有のスペクタクルに挑むほか、村野武範、藤岡弘といったTV版と1973年に製作された映画版『日本沈没』で主役の小野寺俊夫を演じた2人が顔を合わすなど、心憎い演出にも注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
2011年。原因不明の天変地異でアメリカ大陸が1週間で海に沈んでしまう。1週間後、中国大陸が沈み始め、その1週間後にユーラシア大陸がすべて埋没。その2日後にアフリカ大陸、翌日にはオーストラリア大陸が海の下へと消えた。やがて日本国以外のすべての陸地が消えると、海外の生存者が続々と日本へ集まり始め……。(シネマトゥデイ)
【感想】
あけましておめでとうございます。
2008年の初めてのページを飾るのがこの作品、というのもどうかと思いますが、見ちゃったので。
小松左京の「日本沈没」は1973年に話題になった当時読んだし、映画も見ました。
でも、2006年にリメイクされたものは見ていないし、見る気もあんまりありませんが、この映画は、公開当時からみたかったんです。
先日深夜に放映されていたものを録画しました。
「マーズ・アタック」みたいな映画かと想像していましたが、それほど荒唐無稽ではありませんでしたね。
まず、アメリカが沈んで、大統領や政治家、ハリウッドスターなどセレブたちが日本に逃げてきます。
続いて中国、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストリア大陸と、日本以外は全部沈没して、地球には日本しかなくなります。
通貨も言語も日本中心で、日本は外国人であふれかえり、あらたな差別や弊害で、モラルも何もぐちゃぐちゃになっていきます。
ちょっと笑っている場合じゃありません。
日本は食料を外国に頼っているので、物価が高騰しているなど、身につまされることも描かれていました。
最後は、テロリストが要人の集まっているバーを占領するのですが、田所博士が現れて、「日本の沈没」を告げます。
パニックに陥りながらも、そこに生き残った人たちは最後のろうそくに火をつけ、心の平和を一瞬だけ取り戻したー。
結局、日本も沈没してしまい、あとには、「終」が浮かんできます。
ナンセンスでどたばただけど、人の良心も少しは見せていて、筒井康隆らしいなあと思いました。
外国人が日本人におべっかするのも、日本人の浅ましい根性の裏返しみたいで、苦々しく思いました。
この映画、日本人以外は怒るでしょうね。
今年はどんな年になるのでしょう。
大発会では株価が、7年ぶり戦後最大の下げ幅となったとか、原油高は心配だと、ニュースで言っていましたが。
とにもかくにも、2008年のめでたい年明けです。
この映画は厄落としということで、みなさんのご多幸を心からお祈りしています。
今年もよろしくお願いします。
2006年 日本
河崎実=監督 筒井康隆=原作 小橋賢児(おれ)柏原収史(古賀)松尾政寿(後藤)土肥美緒(明子)ブレイク・クロフォード キラ・ライチェブスカ デルチャ・ミハエラ・ガブリエラ リカヤ・スプナー 岡村洋一 イジリー岡田 つぶやきシロー ジーコ内山 松尾貴史 デーブ・スペクター 筒井康隆 黒田アーサー 中田博久 寺田農 村野武範(安泉首相)藤岡弘(石山防衛庁長官)
【解説】
原因不明の大規模な天変地異で地球から、日本以外のすべての陸地が沈没した世界の混乱を描く異色SFパニック。作家・筒井康隆の同名原作を『いかレスラー』『コアラ課長』の河崎実監督が大胆不敵なセンスで映像化した。『あずみ』の小橋賢児、『カミュなんて知らない』の柏原収史ら人気若手俳優が未曾有のスペクタクルに挑むほか、村野武範、藤岡弘といったTV版と1973年に製作された映画版『日本沈没』で主役の小野寺俊夫を演じた2人が顔を合わすなど、心憎い演出にも注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
2011年。原因不明の天変地異でアメリカ大陸が1週間で海に沈んでしまう。1週間後、中国大陸が沈み始め、その1週間後にユーラシア大陸がすべて埋没。その2日後にアフリカ大陸、翌日にはオーストラリア大陸が海の下へと消えた。やがて日本国以外のすべての陸地が消えると、海外の生存者が続々と日本へ集まり始め……。(シネマトゥデイ)
【感想】
あけましておめでとうございます。
2008年の初めてのページを飾るのがこの作品、というのもどうかと思いますが、見ちゃったので。
小松左京の「日本沈没」は1973年に話題になった当時読んだし、映画も見ました。
でも、2006年にリメイクされたものは見ていないし、見る気もあんまりありませんが、この映画は、公開当時からみたかったんです。
先日深夜に放映されていたものを録画しました。
「マーズ・アタック」みたいな映画かと想像していましたが、それほど荒唐無稽ではありませんでしたね。
まず、アメリカが沈んで、大統領や政治家、ハリウッドスターなどセレブたちが日本に逃げてきます。
続いて中国、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストリア大陸と、日本以外は全部沈没して、地球には日本しかなくなります。
通貨も言語も日本中心で、日本は外国人であふれかえり、あらたな差別や弊害で、モラルも何もぐちゃぐちゃになっていきます。
ちょっと笑っている場合じゃありません。
日本は食料を外国に頼っているので、物価が高騰しているなど、身につまされることも描かれていました。
最後は、テロリストが要人の集まっているバーを占領するのですが、田所博士が現れて、「日本の沈没」を告げます。
パニックに陥りながらも、そこに生き残った人たちは最後のろうそくに火をつけ、心の平和を一瞬だけ取り戻したー。
結局、日本も沈没してしまい、あとには、「終」が浮かんできます。
ナンセンスでどたばただけど、人の良心も少しは見せていて、筒井康隆らしいなあと思いました。
外国人が日本人におべっかするのも、日本人の浅ましい根性の裏返しみたいで、苦々しく思いました。
この映画、日本人以外は怒るでしょうね。
今年はどんな年になるのでしょう。
大発会では株価が、7年ぶり戦後最大の下げ幅となったとか、原油高は心配だと、ニュースで言っていましたが。
とにもかくにも、2008年のめでたい年明けです。
この映画は厄落としということで、みなさんのご多幸を心からお祈りしています。
今年もよろしくお願いします。
映画は 大、大、大好きです!!!
でも なかなか時間がとれないのと 地方というのもあって あまり本数観れないのが現状です。
でも 観る時 観た時は いつも読ませて頂いております。
今年も マダムのコメントを参考に 少ないながらも 映画鑑賞しようと思っています。
どうぞ よろしくお願い致します。
なんと新年最初がこれですか!実にユニークな(^.^)
私は劇場で見ました。
実に筒井康隆らしい毒の効いた作品だったよね。
首相、防衛庁長官はどこかの誰かさんみたいだったし。キャストがまた、日本沈没で首相を演じた人だったし。
日本人以外は奴隷のように扱われ、外人狩りがあり・・・
すごい話だけど、笑ってばかりはいられないところがね~
今年もよろしく~♪
今年もよろしくお願いします。
映画を見るって、まとまった時間とエネルギーがいって、結構大変なことですが、面白いんですもの。
今年も一緒に楽しみましょうね。
おしゃべりに来てくださいね。
本年もどうぞ、よろしく。
テレビではあまり画像がきれいじゃなかったんだけど、映画館ではどうだったのでしょう。
でも、このチープさも売りのひとつだから、演出かもしれないなあ。
そうそう、笑ってばかりいられないところが、結構真面目な映画だなあと思いました。
主人と一緒に見ましたが 独特の皮肉に彼は大喜び。
でも本当 笑ってばかりは・・・
後味の悪い映画だと思ったのですが「厄落とし」なんて 素敵ですね!
今年も良い1年になりますように!!
同じく今年発映画鑑賞だったのね。
お宅のご主人は好まれようね。
皮肉が利いてハマる人はハマりそうな映画でした。
あけましておめでとうございます。
割とお気に入りみたいですねこの「日本以外…」
出オチ部分は最高なんですけどね^^…出オチなんですよね残念なことに
最近観た筒井原作作品って概ね高いレベルの映画ばかりだったので、私の中では悪目立ちしてますコレ。
原作はもう少しだけ社会へのメッセージを含んでいたように記憶…といっても読んだのは四半世紀も昔だから記憶違いかもですけど。
では、本年もよろしくお願いいたします。
気に入ったというか、このチープさが筒井康隆的かなあ、と思った程度ですが。
原作、発表当時は衝撃的でした。
私も読みました。
小松左京も好きだったし。
当時は世紀末的作品が受けていましたね。
私はこの手の毒は大好きなので、わざわざ劇場に観にいきました。日本人も外人も等しく笑い飛ばしてる感じが痛快でした。いつも哂われてる日本人が地位逆転してるのをちょっと喜ぶ気持ちが自虐的でした。
おお、好きそう!!
株価が下がり、原油が上がる今年の幕開け。
どうなるのでしょうね。
沈没しないことを祈るだけだわ。