“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「私たちは電気でできている」(サリー・アディー著/青土社)

2024-07-10 09:55:14 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:私たちは電気でできている~200年にわたる生体電気の研究の歴史と未来の展望~

著者:サリー・アディー

訳者:飯嶋貴子

発行:青土社

 21世紀最大の科学的発見!? 生体電気研究の最前線。骨、皮膚、神経、筋肉など、私たちの体のすべての細胞は、小さな電池のように電圧を持っている。この生体電気があるからこそ、私たちの脳は体に信号を送ることができる。同書では、電気を当てると死んだカエルの筋肉が痙攣することを発見して生体電気研究の端緒を開いたイタリアの物理学者ガルバニから現在までの生体電気研究の歴史をたどり、この研究を実際の医療に応用しようとする最新研究を紹介し、「21世紀最大の科学的発見」となる可能性を秘めた生体電気のすべてを余すところなく描く。
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