“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「物理学の世紀」(佐藤文隆著/講談社)

2024-07-22 09:44:07 |    物理



<新刊情報>



書名:物理学の世紀

著者:佐藤文隆

発行:講談社(講談社学術文庫)

 「物理帝国」の栄光と黄昏。アインシュタインの相対性理論、量子力学、そして原爆を生んだオッペンハイマーのマンハッタン計画から、コンピュータ、ニュートリノへ―。物理学が科学のみならず知・経済・社会のあらゆるシーンにおいて「王者」として君臨した時代を、自身も一線の物理学者として活躍してきた著者がダイナミックに活写。「黄昏」も囁かれる時代の転換期、「ものの見方」を探究する物理学の現状とあるべき未来をも示す、無二の証言にして提言の書。【目次】第一章 物理学の世紀―百年のうねり 第二章 原子の言葉―創造 第三章 物理帝国―展開 第四章 物理のデザインー成熟
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「化学における情報・AIの活用 (CSJカレントレビュー:50」(日本化学会編/化学同人)

2024-07-22 09:43:37 |    化学



<新刊情報>



書名:化学における情報・AIの活用 (CSJカレントレビュー:50)~解析と合成を駆動する情報科学~

編者:日本化学会

発行:化学同人

 日本の叡智を集結した化学総説、CSJカレントレビュー(化学同人社が2010年から発行しているシリーズ)の最終巻は、化学と情報科学の融合を説いた渾身の1冊。これまで化学は、解析と合成を両輪とし理論・実験を行き来しつつ発展し、さまざまな物質を提供してきた。しかし近年、解析と合成に加えて情報という三つの視点で駆動する手法が注目を集め、化学を大きく変えようとしている。この新しい手法の革新性は、化学の研究力、化学産業の生産力に大きな変革をもたらすものと期待される。解析・合成の両輪の融合、化学とプロセスとの連動に向けた最新の研究事例を、広い分野のAI利用化学研究者が紹介。
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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

2024-07-22 09:42:05 |    ◆TV番組◆



<テレビ番組情報>




フロンティア NHK BS 毎週火曜日 午後9:00〜午後10:00

7月23日(火)発光生物 進化の謎(選)

 洞窟の奥で天の川のように無数の青い光を放つ・グローワーム。ほのかな光で森を照らすキノコ。集団で同時に明滅しながら飛ぶホタル。発光生物が放つ光は、自然が作り出した「闇の絶景」だ。番組では超高感度カメラを使って、この幻想的な世界を撮影。研究者も驚く発光生物の生態を目撃。さらに最新研究をもとに、発光をめぐる進化の謎に迫っていく。

いまからサイエンス BSテレ東 毎週水曜日 午後10時~10時55分

7月24日(水)  豪雨制御プロジェクト(千葉大学 小槻峻司 教授)

 近年深刻化する豪雨災害を未然に防ぐ。驚愕の“豪雨制御プロジェクト”を主導する千葉大学の小槻峻司教授が登場。人命を救う、激甚化する気象現象への未知なる挑戦。猛暑と記録的豪雨を繰り返す、異例の梅雨となった今年。大雨をもたらす「線状降水帯」も各地で頻発した。近年、豪雨災害が深刻化している。私たちはどう備えるべきなのか…。そんな今、豪雨を人の手で“制御”、被害を未然に防ぐことを目指す国家プロジェクトが進行中。その計画を主導する、千葉大学の小槻峻司教授が登場。驚愕の「豪雨制御計画」の全貌に加藤浩次が斬り込む。自然の仕組みをうまく利用しながら、豪雨被害の抑制を目指す小槻教授。一体、どう実現させるのか?スパコンやAI、最新計算機を駆使する小槻先生の研究室に潜入。国家プロジェクト採択の舞台裏にも迫る。驚きの気象研究最前線。

出演:小槻峻司(千葉大学 教授)

司会:加藤浩次、古旗笑佳

地球ドラマチック  NHK‐Eテレ  毎週土曜日 午後7時~7時45分

7月27日(土) 休止

新プロジェクトX〜挑戦者たち〜  NHKテレビ  毎週土曜日 午後7時30分~8時15分

次回は、8月31日(土) 祈りの塔~1300年の時をつなぐ 国宝 薬師寺東塔~

MC:有馬嘉男、森 花子

語り:田口 トモロヲ

ガリレオX  BSフジ  毎週日曜日 午前8:28〜9:00(隔週新作)

7月28日(日) 生成AIのある日常

 「生成AI」という言葉が毎日のように新聞やニュースを賑わせている。これまでのAIはコンピュータが学習や判断をする技術であるのに対して、生成AIは人間の言葉による質問や指示に沿って、テキストや画像、動画、音声などを新たに創造することができる技術だ。例えばこれまでのAIは人間の顔認識が得意だが、生成AIは架空の人間の顔を新たに創り出すことが得意なAIだ。生成AIの何がそれほど衝撃的なのか? 私たちは生成AIをどう扱い、その創造物とどう付き合っていけばよいのか?生成AIの広がる可能性と、新しいリスクに迫る。

主な取材先: 羽深 宏樹(京都大学大学院法学研究科)
       岩田 直也(名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター)
       佐々木 雄一(Spiral.AI )
       仲尾 毅(Adobe)

サイエンスZERO NHK‐Eテレ  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

7月28日(日) 未来をつなぐ!“トンネル技術”最前線

 地下鉄の「シールド工法」や都市での「開削工法」、そして日本の多くのトンネルは「山岳工法」で作られる。井上咲楽が新東名の工事中トンネルを取材。特別な重機が連携して進む掘削は爆薬を使う「発破」。そして、山岳トンネルならではのNATMとは?火山や断層が多い日本では高い技術が培われてきた。トンネル技能者たちの技を未来へつなぐ「自動化」への挑戦、注目の「リニューアル工事」の最新技術にも迫る。

司会:井上咲楽、浅井 理
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