ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

経済成長で貧乏人を減らすという考えは疑問

2007年12月21日 | Weblog


今後も技術開発と生産を重視すべきです。
技術開発は永遠に必要です。
生産も同様です。

技術開発と生産を重視しても経済成長は容易ではないというのが現在です。
世界が生産に目覚め、生産競争が激しいからです。
したがって技術開発と生産を軽視すれば生産に負け急速に生活水準が下がるでしょう。

従来政府は、経済成長で生産を拡大し、労働需要を大きくして、貧乏人を減らしてきました。
しかし最近十数年間、経済は横這い、労働需要は縮小でした。
その結果、貧乏人は減少から増加に転じました。

いまだに政府はこの問題を経済成長で解決すると言っています。
景気浮揚のためと称して莫大な予算を組んで借金政治を続けています。

これは判断を誤っていると思います。
経済成長はしないでしょう。
したがって今の政治では貧乏人の増加を止めることはできません。

経済が横這い、さらには縮小でも貧乏人を減らせるような政治に変える必要があります。
自由経済という従来の基本的な考えは変える必要はないと思います。
強者が積極的に事業や仕事を行なうことはいいことです。

要は彼らが従業員に十分な給料を払ってくれればいいと思います。
より多くの税金を払ってくれればいいと思います。
政府がその税金を使って、労働需要が増えるような産業政策をしてくれればいいと思います。

貧乏人に生活補助金を与えることは、応急措置としてはいいのですが、貧乏人を減らす方法としては望ましくありません。
社会に役立つ仕事を増やした方がいいと思います。

公務員を減らすと経済が縮小すると恐れていますが、この考えは公務員に生活補助金を与えるようなもので非生産的です。
公務員を減らして新産業に回すくらいの産業政策が必要です。

世界の動向を観察すると日本は農林業を重視すべき時代にすでに入っていると思います。
従来の農産物・木材輸出国は、農地・森林の荒廃に悩んでいるし、限られた農産物をエネルギー原料としても回さなければならない状態になっています。

日本政府は、この地域は農地・森林と指定し、戦後の農林政策を見直し、本当に農林業をやりたい人が農林業に参入できる仕組みをつくるべきと思います。
補助金を出すから米を生産しないでくれと言う政府も変ですが、意地になって米作りにしがみつき、補助金をもらう農業者も変です。
企画が前向きではありません。


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