
私は外国人留学生の支援をやっています。
この活動を通じて外国人も人であることを実感してきました。
しかし一方で外国人が日本社会に融合することは容易ではないと思いました。
日本社会のいい悪いとは関係なく、彼らは彼らなりに、日本社会とは異なる慣れた社会を長く経験し、自分のものにしているからです。
外国人が一人日本に永住するなら外国人は努力して日本社会に慣れようとするでしょう。
しかし自分が住んでいる町に大勢同国人がいると日本社会に慣れる努力は弱まります。
同国人と助け合っている方が安心ですからどうしても同国人と付き合います。
こうして外国人町が大きくなります。
この外国人町を地方政府が管理することは容易ではありません。
下手をすると外国人町を管理するのは外国人あるいはアウトローということになりかねません。
日本の経済縮小を心配し、外国人労働力を1000万人の単位で導入しようと主張する政治家が大勢います。
実行すれば外国人町が多くかつ大きくなるでしょう。
日本の国粋主義者や日本人失業者が騒乱を起こすでしょう。
社会が混乱します。
混乱した社会では労働力が多くても経済は発展しないことを歴史から学ぶべきです。
なお、労働対価が安いので外国人労働力を導入するという考えは、奴隷を外国から導入する考えと近似するものがあって不健全です。
外国人だって日本で普通の生活をするには日本人並の労働対価を必要とします。
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