ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

青森県動揺

2012年09月09日 | Weblog
青森県は県の経済を優先して原子力施設を受け入れてきたと思います。
その一つに六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場があります。
1993年に着工し、数兆円のお金をかけて2000年には実質建設が終わったと思いますが、いまだに再処理は試験中ということで稼動していません。
問題が続発し、稼動は延期また延期となっています。

その間原発から受け入れた使用済み核燃料は再処理されないまま約3000トン貯蔵プールに保管されているそうです。
もうここには保管余力がないため、次から次へと出る原発の使用済み核燃料は各原発の貯蔵プールに保管されています。

使用済み核燃料はフランスやイギリスでも再処理してもらっています。
再処理後出て来る高レベル放射性廃棄物は円筒形をしたガラス固化体の形で日本に戻ってきます。
ガラス固化体は六ヶ所村の貯蔵管理センターで保管されています。
現時点で1414個あるそうです。

ところが、恐るべき東京電力福島第一原発事故、放射性廃棄物永久保管施設建設の見通しがないこと、原発廃止の動き、核燃料サイクル中止の動きなどを見て、青森県は下手をすると六ヶ所村が単なる放射性廃棄物の永久保管場所(核のゴミ捨て場)になる恐れを感じ、フランスやイギリスから来るガラス固化体の受け入れ拒否、現在保管中の使用済み核燃料の各原発への返還などを検討し始めました。
大地震、大津波、その他の原因で六ヶ所村の原子力施設が破壊し、致命的な放射能漏洩を起こす恐れもあります。
青森県は原子力施設を受け入れて失敗したと思っているでしょう。
しかし国は特別交付金を増やしたりして全力で施設の維持を図るでしょう。

今各原発にある放射性廃棄物は行き場がありません。
放射性廃棄物は各原発で永久保管せざるをえないことになるのではないでしょうか。
しかしお金を食うだけの放射性廃棄物永久保管を電力会社はまじめにやり続けるでしょうか。
想像するだけで気が遠くなるお話しです。
管理がいい加減になって放射能漏洩が起こり、放射能汚染が広がるのではないでしょうか。
電力会社だけでなく、国と地方は決して放射能漏洩を起こさないとの決意で放射性廃棄物永久保管に取り組む必要があります。


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