イタリアのナポリと言えば世界三大美港の一つとされ、観光都市として有名です。
ところが現在は道路がごみの山です。
住人は当局に対して怒り、意地になってごみをどんどん道路に捨てたり、ごみに火をつけたりしています。
犬があさったりしてごみが散らかるし、大火事になる危険があるし、ひどい状態です。
いろいろな理由があるようですが、要は市のごみ処理機能が働いていません。
住人のごみ処理意識もなっていません。
ナポリはどうなってしまったのでしょうか。
横浜は、美しい町づくりについては夢がありませんが、ごみ処理については何とか頑張っている方です。
裏方では何か大きな問題があるかもしれませんが、住人は規則を守ってごみを出します。
住人がリサイクルを考えた分別に協力するので、おかげで市は焼却炉の負荷を下げただけでなく、わずかな金額ですが分別したごみを資源として業者に売って売り上げを上げているそうです。
住人はカラスや猫がゴミ袋を破らないようにゴミ袋をネットでおおうか、ポリバケツの中に入れてきちんと所定の場所に出します。
ごみ収集車も定期的に収集に来ます。
収集車の作業者はきびきびと働き、住人が遅れてあわててごみを持って行っても嫌な顔をせず受け付けます。
ごみ収集車が去った後は、ほとんど汚れが残っていませんが、さらに当番制で掃除担当住人が掃除をしてごみ収集場所の近くに住んでいる人にできるだけ迷惑をかけないように努力しています。
横浜のいい所はごみ処理ぐらいなものではないでしょうか。
今後市が注力すべきは、観光の町みなとみらい地区ではなく、広大な陸部の町の改善です。
町は、外の人のための町であるより、住人のための町であることの方がはるかに重要です。
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