ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

水素燃料航空機は有望

2020年09月23日 | 社会

高速移動となるとやはり航空機がいいのですが、炭素系燃料を使うと、炭酸ガスが大量に発生し、その温室効果のせいで地球温暖化が進みます。地上に降り注ぐ太陽エネルギーを利用して水素を生産し、その水素を燃料とするなら、水が生じるだけですから地球環境保全に有効です。既存の炭酸ガスは、草木やサンゴなどに吸収され、少しずつ減らすことが可能になります。地球環境は改善します。

ヨーロッパの航空機メーカーエアバスが2035年までに水素燃料旅客機を開発すると発表したことは他の航空機メーカーに対する刺激になると思います。

日本の航空機メーカーは、自動車メーカーと違って技術開発が遅れ、自動車メーカーのホンダが小型ジェット旅客機の開発でちょっと頑張っている程度です。今から炭素系燃料航空機を開発しても将来性はないと思います。日本でも水素社会をつくろうという考えが強く、関連技術開発を続けており、水素燃料自動車開発などは頑張っていると思います。この勢いで水素燃料航空機を開発すると、アメリカやヨーロッパと同じスタートラインから開発競争を始めることができると思います。

水素生産は日本では不利と思いますが、日本企業が投資して外国の適地で生産することはできます。太陽エネルギー利用水素生産技術は外国に負けない意気込みで取り組んでほしいと思います。

なお、原子力利用水素生産技術は、放射性廃棄物処理処分で子孫が永久に苦悩することになるので利用してはいけません。

高速移動技術であるリニア新幹線は、採算性が抜群というお話を聞いたことがありません。反対にないという意見をよく聞きます。パイプのような空気のつまったトンネルの中をシリンダー状の列車が500km/hで走ります。エネルギー消費が多いのではないでしょうか。コイルの超伝導を維持するには冷却技術で極低温を維持する必要があります。このコストも大きいと思います。トンネルや車体の建設維持コストは莫大ではないでしょうか。運賃が非常に高くなるのではないでしょうか。東京-名古屋間だけでも今の調子では2030年までに完成は無理ではないでしょうか。トンネル構造の技術評価が甘く、難問続出です。どうもリニア新幹線は「列車」の速度を競っているだけという感じがします。今後は人口減少でリニア新幹線利用者はそれほど多くないと思います。列車は減らせても鉄道網は減らせません。その維持管理コストが運賃にはねかえってきます。下手をすると、建設したトンネルは、リニア新幹線用には利用されず、核戦争になった場合の地下シェルターにしか役立たないかもしれません。水素燃料航空機の方が既存の空港を利用できるので採算性がいいのではないでしょうか。機体の構造も現在のジェット機とだいたい同じです。旅客機の搭乗手続きを新幹線並みに簡単にすれば水素燃料航空機の方がはるかに便利な高速移動手段になりそうです。



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