ゲートボール(GB)日記

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政府も人々も脱炭素は非常に厳しい道と自覚すべき

2021年05月10日 | Weblog
菅義偉内閣は地方から都市部への送電容量の拡大を図っています。その理由として再生可能エネルギーの利用拡大と言っています。変です。

九州は再生可能エネルギーが比較的発達していました。ところが再生可能エネルギーは発電量が不安定で、停電の原因になると言って安倍晋三前内閣は九州電力の原発再稼動を重視し、再生可能エネルギーの普及に水をさしました。

最近脱炭素の方針を発表した菅内閣は、洋上風力発電に言及していますが、真剣に洋上風力発電に取り組む姿勢を示していません。太陽発電については言及すらしません。盛んに聞こえてくるのは原発再稼動、さらには原発の新設です。

菅内閣は人々にうそをついているのではないでしょうか。地方の原発を再稼動したり、地方に原発を新設したりしてその電気を東京などに送電することを重視しているのではないでしょうか。

再生可能エネルギーを普及させるには、電気の供給量を需要に合わせるためエネルギー貯蔵システムが必要です。遠距離送電できればいいというものではありません。地方で発電した再生可能エネルギーは、送電線で東京などに送るほどの発電量がありません。送電ロスを考えると地方で消費するのが一番経済的です。地方で消費するならエネルギー貯蔵システムも比較的小規模ですみ、実現可能です。

脱炭素は非常に苦しい道です。政府と人々が協力して工夫努力し、取り組むべき難問です。それなのに政府が意味不明のことを言ったりやったりして疑惑を持たれるようなことばかりしているようでは難問解決はできません。

菅内閣は新型コロナウイルスとの戦いでも連敗を続けています。思考力、予測力がないと思います。エネルギー政策でも失敗が続き、下手をすると日本はエネルギーを失います。

日本は再生可能エネルギーも輸入を真剣に考えなければなりません。オーストラリアのような太陽発電に向いた国の太陽発電に投資し、エネルギーを輸出してもらえるように今から計画を立てて実行し、外国からは水素の形で輸入し、輸入エネルギーをもって東京などの需要に応えるようにすべきではないでしょうか。

なお、日本は太陽発電に不向きと思いますが、それでも都市部、地方関係なく、建物は太陽電池屋根を標準にするようにし、建物単位でも発電・自家消費をするようにしないと脱炭素はむずかしいと思います。山林の多い日本は、平地は農業に活用することが重要です。太陽電池で覆うようなことはできません。山林は木材と水の供給に重要です、山林を破壊して太陽電池施設を設けることも賛成できません。

また、風力発電については洋上ではなく、海岸線の活用を考えた方が維持管理が容易と思います。洋上は維持管理が非常にむずかしいと思います。

菅内閣のエネルギー政策に不安を感じます。


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