大きな原発事故が起こった福島県が今後どのような運命をたどるのかまだわかりません。
事故前の状態に戻るのは容易ではありません。
福島県には東京電力福島第一原発のほかに東京電力福島第二原発があります。
こちらも地震、津波被害を受け、危険な状態になりましたが、幸いなことに炉心のメルトダウンは避けることができたようです。
しかし福島県は再稼動を認めない方針です。
正しい判断です。
東京電力は放射能漏洩、広域放射能汚染という重い罪を犯した罰として福島県の指示に従がうべきです。
今後数十年かけて原発を処分することになりますが、処分中の原発があることも福島県にとって不利です。
処分中放射能漏洩が続くのではないかと人々が不安に思うからです。
処分中の原発があるだけでも福島県の印象はよくありません。
放射能漏洩がないという状態を保つことで長い年月をかけてゆっくりと福島県は安全県に戻ることができます。
その間福島県は不利に耐えながら生活や生産を立て直すことになります。
苦しくても原発ゼロが福島県にとって復活の第一歩です。
福島県は原発で得たものより失ったものの方がはるかに大きかったと思います。
ほかの原発県は福島県の悲劇を見て真剣に反省すべきです。
原発事故が起こる前に原発を廃止するべきです。
起こってしまえば福島県と同じかもっと苦しい運命をたどることになります。
電力会社は県の認可責任を問題にして大きな事故を起こしていない原発の廃止については県に代償を請求してくるかもしれません。
この問題については国と県が電力会社に廃止のための補助金を用意する仕組が必要になると思います。
原発を推進した国と認可した県にはやはり重い責任があります。
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