ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

いい加減にしなさいと横浜市に言いたい

2014年01月05日 | Weblog
19世紀、横浜は貿易港として開発され、世界への窓口として発展したが、21世紀後半から貿易港としての役割が低下しました。
そこで横浜市は観光港として再開発をやってきました。
観光港開発は、横浜市民のためというより、お金儲けが主目的であったと思います。
大桟橋ふ頭を建設したのは世界から豪華客船が来るのを期待したからです。
地下鉄みなとみらい線を建設し、東横線とつなげたのは東京から人々が来てもらうためでした。
これらの投資はそれなりの効果を出し、多くの人が集まっていますが、収益性のいい観光地になっている感じはしません。

これまでの観光港開発投資が思うような税収増になっていないのか今度は横浜市は、カジノ、ショッピングモール、ホテルなどがある統合型リゾートを港に建設する方針だそうです。
候補地は中区の山下ふ頭、神奈川区の瑞穂ふ頭などだそうです。
この企画もお金儲けが優先しており、世界から金持ちに来てもらってギャンブルを楽しんでもらうことが目的だそうです。
横浜市は大幅な税収増が期待できると言っています。

確かに港町特有のやくざな社会があると思いますが、どちらかと言えば文明開化の歴史を売りにしてきた横浜市がお金儲けのためとってつけたように隔離された狭い場所にカジノを新設しても世界からギャンブラーは来ません。
ふ頭だけがカジノ町で、そこを一歩出るとギャンブラーの居場所がない隔離町にわざわざ来てギャンブルをやるようなギャンブラーはいません。

しかし横浜市が忍耐づよくカジノ町を維持していると数十年もたてばまずギャンブル好きの日本人がたむろするようになり、次第に世界のギャンブラーが好きそうな町になり、世界からもギャンブラーが集まって来るようになるかもしれません。
世界のアングラ団体がこの町に横浜支部を置いてくれるかもしれません。
すると、カジノ町の退廃的な雰囲気がふ頭の外に広まり、まず港全体がこの雰囲気に汚染され、さらにその雰囲気が横浜全体に広がり、やがて横浜は欲望渦巻くカジノで有名な都市になるかもしれません。

そんなことを欲する横浜市民がいるでしょうか。
いい加減にしなさいと横浜市に言いたくなります。
貧すれば鈍すると言いますが、本当に横浜市はまともな都市計画ができていません。

どうせ赤字をつくるなら教育施設を充実し、世界から有能な教育者、研究者を集め、有能な人材を育て、その人材が横浜づくりをやるような100年計画を立ててくれた方がはるかに嬉しいと思います。
世界一美しい都市にするという100年計画でもいいと思います。

目先の税収増を重視すると雑然とした危険都市になります。
再開発にお金ばかりかかる問題都市になります。