ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

電気事業連合会は無責任かつ危険

2014年01月25日 | Weblog
電事連は原発稼働を主張していますが、安全技術を持っていません。
開発中と言いますが、開発前に深刻な放射能汚染がおこりました。

東京電力福島第一原発事故は安全技術があれば防げたが防げませんでした。
2011.3.11以来、放射能汚染除染も事故原発処理処分も安全技術を開発しながら実行しています。
試行錯誤が続いています。

メルトダウンした燃料棒の溶融体の状態がどうなっているか全くわかりませんが、その状態を観測するため現在観測技術の開発が行われています。
何んとか解像力数十cmで透視できそうな技術を開発中だそうです。
この観測技術を使って溶融体の位置、大きさ、形などを把握できたら次はこの溶融体を隔離する技術を開発しなければなりません。
何年かかってもいくらかかってもやならなければなりませんが、電事連は事故原発処理処分の見通しを持っていません。
技術開発しながら処理処分すると言うだけです。

今後も安全技術開発前に再び大規模放射能漏洩・汚染事故をおこす恐れがあります。
仮に事故を起こさなくても10万トンの単位の放射性廃棄物をどこに保管するのでしょうか。
フィンランドで世界初の放射性廃棄物永久保管所(10万年保管)の建設が進められていますが、フィンランド自身が、永久安全保管の自信はないと述べています。
太陽に捨てる考えがあるが、もしロケット打ち上げに失敗したら放射能を地上にまきちらすので実行できない、地下埋蔵しかないのでそうしていると述べています。

電事連はどうするのでしょうか。
やはり地下埋蔵だと言っています。
それではいったいどの地方が永久保管所建設を認めると言うのでしょうか。
それは政府の仕事だと言います。
民主主義の日本では政府を動かすのは人々です。
人々が反対と言ったら永久保管所建設は不可能です。

永久保管所建設を認めた地方がないまま、電力会社団体が勝手に原発稼働を続けることが許されるでしょうか。

電事連は未来のことも、世界のことも、子孫のことも考えていません。
今原発があるから稼働しないと損すると思っているだけです。
放射能漏洩・汚染対策や放射性廃棄物処理処分は政府の仕事と思っています。
ところが政府にその能力はありません。
能力のない政府に危険な仕事をやってもらうことを考え、自分の収益だけを考えて原発を稼働するのは、無責任かつ危険なことです。

人の命より自分の収益を心配する電事連など存在価値はないと思います。
電力供給の事業は評価しますが、原発による電力供給は評価しません。
反対です。

政府が、原発稼働の全責任を電事連に負わせれば電事連はすぐ原発をやめるでしょう。
否、傘下の原発のある電力会社は責任を負えず、みな倒産するでしょう。
結局、政府が原発の後始末をすることになります。
つまり人々が苦悩することになります。

政府は原発廃止を決め、事故前に原発処理処分に入るべきです。
この方法が一番放射能汚染の被害を小さくする方法です。
負担を小さくする方法です。
人々は政府に対する甘い期待を捨てるべきです。
政府を動かしているのは人々と同じ人です。
信用100%の政府などありません。