ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

林業を復活させたい

2006年12月09日 | Weblog

横浜 舞岡公園

石油がなくなるということで、バイオマス(エネルギー源となる植物資源など)からつくられたアルコールが注目され、日本でもガソリンに混合して自動車燃料として使われ始めました。
アルコールだけで自動車燃料問題が解決するわけではありませんが、色々な選択肢の中でアルコールも実際に使っていますと技術開発が進みますから将来のためにいいことだと思います。

バイオマスをアルコールにする方法は大きく分けて二通りあります。
一つは発酵法でエチルアルコールにする方法です。
もう一つは熱分解して水素と一酸化炭素にし、次にこれらを合成してメチルアルコールにする方法です。

空気中の炭酸ガスは光合成によってバイオマスになります。
このバイオマスから作られたアルコールを燃料として使いますと炭酸ガスと水が生成します。
炭酸ガス-バイオマス-アルコール―炭酸ガスと循環型になり、環境面では理想的です。

バイオマスに利用する草木としてサトウキビがよく話題になりますが、別にサトウキビでなくても構いません。
今日本で邪魔物扱いにされている杉でもいい訳です。

建築材、家具材、燃料など総合的な利用を考えて日本の林業を構築しなおすと、林業を復活させることができるかもしれません。
このような視点で林業を研究する若い研究者が林業界や大学などの農学部に現れると日本の将来のためにいいと思います。

日本は木を育てるのに非常に適した土地です。
その日本で林業が衰退したままというのは、これまで安価な外材に依存しすぎたからです。
外国の木材産地は木を切りすぎて砂漠化が起こっています。
外材輸入は次第にむずかしくなるでしょう。
そろそろ日本は林業に再び目を向けるべきです。