ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

双方向と言いながら実は上から下だった

2006年12月15日 | Weblog


近年の政府は変にカタカナ用語が好きです。
タウンミーティングとは公聴会のことかと思っていた人が多いのではないでしょうか。
「小泉内閣の国民対話タウンミーティング」となっていますから小泉純一郎前総理が中心になって企画したものでしょう。
また内閣府大臣官房タウンミーティング担当室が担当したとのことですから実行責任者は当時の官房長官安倍晋三氏だったのでしょう。

このタウンミーティングは「考えよう明日の日本、伝えようわたしたちの声」という美しい文言のサブタイトルがついています。
わたしたちの声とは国民の声という意味でしょう。
政治を国民と一緒に考えることが目的になっています。

ところがタウンミーティングは、実は政府の思うように国民を誘導することが目的であったようです。
そこで政府は、政府の息がかかった人を混じりこませ、政府側に立った質問をさせる工作を行なっていました。
その上、予算管理が非常にいい加減で、実行を委託した業者に必要以上の大金を支払っていたそうです。
欺瞞または背信、業者との癒着、さらには汚職の臭いがします。
小泉氏や安倍氏に犯罪がなかったか当局はしっかり調べてもらいたいものです。

政府は人々のためにあってほしいと思います。
しかし現実は政府は政府のために、さらには政府の一部の力のある人のために動きやすいと思います。
その政府の一部の力のある人は、彼らの政治家活動を資金的に支援する会社のために動きやすいと思います。

安倍総理の「美しい国、日本」という美しい言葉の裏にはどのようなみにくい意図が隠されているわかりません。
下手をすると私達は政府の思うように誘導されてしまいます。
私達は、自分で政治を考え、政府に自分の思いを伝えていく習慣をつける必要があると思います。