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常味裕司・来住廃寺跡「一夜限りのアラビアン ナイト」

2013年07月29日 | 伊予松山歴史散策
我が家の近くに7世紀時代の古代寺院跡の国指定史蹟があり、27日(土)史蹟内特設野外会場で日本を代表するウード奏者、常味 裕司(つねみ ゆうじ)さんのトーク&ライブが開催された。
常味 裕司(つねみ ゆうじ)さんは、アラブ音楽の楽器、ウードの演奏家・奏者。東京都出身。明治大学卒で、日本のみならず、東アジア地域におけるウード演奏家のパイオニア、第一人者と称される。スーダンのウード演奏家のハムザ・エル=ディン平成18年、アラブ世界を代表するチュニジアのウード演奏家のアリ・スリティ(チュニス国立音楽院ウード科教授・の巨匠たちから学ぶ。国内では日本人ウード奏者の輩出にも寄与している。また、宇崎竜童と活動を共にするなど、各ジャンルへ影響を与え続けている。全国各地での演奏活動のほか、都内の各国大使館での演奏も数多い。NHKの新・シルクロードではアラブ音楽の監修を行なっている。またNHK大河ドラマ「竜馬伝」にも音楽参加、映画等にも出演されている凄い方である。

参考までに
下記の資料は、松山市文化財課が作成した資料のです。
久米官衙遺跡群(くめかんがいせきぐん)は、松山市の東部にある来住台地に立地する古代の官衙(かんが)関連遺跡と古代寺院跡で、現在は住宅地域の中にある。昭和54年に7世紀中葉以降創建の古代寺院として来住廃寺跡が国指定を受けた。その後の発掘調査の進展により、台地上には7世紀前葉から平安時代に至る官衙関連遺跡が広範囲に展開することが明らかになり、平成15年に久米官衙遺跡群(くめかんがいせきぐん)として追加指定及び名称変更がなされた。
官衙(かんが)関連遺跡は、官衙(かんが)政庁施設、正倉遺構、回廊状遺構が区画性をもって造営されていることが明らかとなっている。回廊状遺構は、来住廃寺より先立つ施設で、方一町(一辺約109m)規模の大きさで南辺中央に八脚門が取り付く。回廊状遺構の西部には7世紀中葉頃に造られた正倉遺構が8世紀前半に外濠を設けて拡張され、内部に総柱建物跡などがある。この正倉遺構の北東部に政庁関連施設があり、7世紀前葉に長舎囲い建物の施設が、7世紀中葉からは「久米評」に関連する政庁施設が、更に8世紀の建物群もあり、律令体制の成立前後から確立期にいたる地方官衙(かんが)の在り方を示す貴重な遺跡群である。


常味 裕司さんが演奏する「一夜限りのアラビアンナイト」の案内チラシ。


文化財課が作成している遺跡説明書。






その記念碑。


特設野外会場。コンサート会場は、来住廃寺金堂跡前に設営された。


常味 裕司さんのトーク。お話もお上手。・・演奏の前に常味さんの了解を得て写真を撮らせて頂いた。


由緒ある史蹟での演奏、最初は礼拝の曲を演奏されて演奏会が始まった。


ウード楽器を説明。




そして打楽器も説明され打楽器演奏もされた。


約2時間のウード演奏、聴衆者は始めて聞くウードで奏でる音楽に聞き入っていた。

コメント
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