EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

四国カルスト自然観察 「東雲短大成人講座・最終回」

2013年07月10日 | 伊予松山歴史散策
東雲短期大学・同大学主催成人自然講座最終は、四国カルスト自然休養林(けやき平)の観察をした。(平成25年7月9日)
一作日(7月8日)梅雨明けした松山は一気に真夏の気候、高温のなか、午前9時大学を出発、国道33号線で柳谷から国道440号⇒県道383号⇒地芳峠⇒四国カルスト、ここから今日の目的講座、自然休養林、巨木群生地を観察、往復約4キロの起伏のある細い道を遊歩した。予定よりも少し遅く午後5時30分大学に帰り全ての講座を終了した。

最終回の観賞地は、愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷(旧上浮穴郡柳谷村西谷猪伏)にある「猪伏の大トチ」の樹で、幹周り6,26m、樹高約30m、樹齢推定600年で、このあたりは、「ケヤキ平」と呼ばれ、四国カルスト高原の下に広がる天然林、樹齢200~600年のトチノキ(栃、橡、栃の木)・ケヤキ(欅)、の巨木群、その中でも一際目を引くのが「猪伏の大トチ」である。・・画像で紹介。途中遊歩道には「天空の湧水」と呼ばれる湧き水があり自然の宝庫であった。

参考までに・・
四国カルストは、愛媛県と高知県との県境にある標高が約1,400m、東西に約25kmに広がるカルスト台地で、日本三大カルスト(四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつ、その中でも最も高い標高にあり、石鎚山などの周辺の山々が一望できる。その石鎚山は現地に着いた時は雲の中で見えなかったが、巨木群生地を観察して姫鶴平に帰ったときは、石鎚山が見えた。

四国カルストには、姫鶴平(めづるだいら)・五段高原(ごだんこうげん)・天狗高原(てんぐこうげん)があり、地芳峠より四国カルスト縦断道(県道)を約10分、少し急な曲りくねった道を走ると、広大なカルスト高原が眼前にひらけてくる。日本三大カルストの一つとされ、標高が高いのが特徴で、西は大野ヶ原(西予市)から、東は鳥形山(高知県)まで延長25キロに及ぶ。鳥形山は日本最大の石灰岩採掘場で、採掘された石灰岩は地下をベルトコンベアで須崎港まで運ばれている。20年ぶりに往ってみたが鳥形山は削り取られ昔の面影はなかった。

一番東に位置する天狗高原(高知県)は、360℃のパノラマが広がる、標高1,000メートル~1,484メートルの高原にあり、天候のよい時は、愛媛県宇和海、高知県土佐湾を眺望出来る。昨日は見えなかった。


今回も移動は、東雲大学のマイクロバス、国道33号から国道440号線新たに改修されていい道路になった。


国道440号から県道383号に入り姫鶴平に向かう。


姫鶴平に到着、1000を超える高原やはり下界とは気温が違う。画像のように絶好の自然観察日和。


柳谷の観光案内図。


姫鶴平からバスで少し下に移動、いよいよ今回の目的地「ケヤキ平」に向かう。遊歩道と言っても細くて起伏の激しい道。今回は短大教授の案内で10名が参加。往復4kmの行程。


途中にある湧水地で乾いた喉を冷たい自然水で潤し疲労回復を!!


段々と巨木が現れてくる。


目的地到着・・2kmを歩き。


巨木を仰ぎ見る受講生達。


巨木「トチの樹」に下で少し遅い昼食。・・大きさは人と比較して下さい。


お昼も終わり、巨木「「トチの樹」のパワー(気)を貰う。


再びカルスト高原に帰り暫しの散策。


風力発電もあった。四国電力伊方原発可動停止中、自然の力を借りてフル稼働して!!


四国カルストの東のはずれにある「鳥形山」で、ここは日本一の規模の石灰岩を露天掘りをしている山で、昭和46年当時は標高1459mあったが現在は約250m採掘され標高が低くなっている。採掘会社は、日鉄鉱業KK。採掘された石灰岩は地下のベルトコンベア(25km)で須崎港まで運ばれている。10年ぶりに見た鳥形山は削り取られ昔の面影は無かった。


この花の名前は忘れましたが、未だ少し咲いていた。


姫鶴平からの景色で、小さな黒い物体は、放牧されている和牛。


姫鶴平からみた西日本最高峰「石鎚山・1982m」

コメント
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