EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

西日本最高峰・石鎚山のお山開き(夏季大祭)

2013年07月02日 | 伊予松山歴史散策
今年もやってきた登山シーズン
7月1日、日本各地でお山開きがあった。西日本最高峰の石鎚山(1982m)でも登山シーズン到来を告げる石鎚神社のお山開き(夏季大祭)が始まった。6月30日、本社で出御祭を斎行後、三基の神輿に御動座した御神像「仁」「智」「勇」は、石鎚山麓の里々で御旅所祭を斎行しながら7合目の成就社へ向かい、同夜は成就社本殿に御仮泊、翌7月1日午前7時に出立、大勢の信徒の背に抱かれ「なんまいだ」の声を掛けながら「仁」「智」「勇」の順に頂上社へと御動移座、10日間の大祭の幕が切って落とされた。
7月10日午前10時、頂上社で終了祭を斎行後、御神像は成就社まで御下向され、翌11日午後0時30分、本社へ御還宮になり夏季大祭の全てを終了する。以前は石鎚神社夏季大祭中(7月1日から10日)は、女人禁制であったが、時の流れとともに次第に開放され、現在は7月1日の一日のみとなっている。

今年は、日本七霊山の一つ、「富士山(静岡県・山梨県)」が世界文化遺産に登録されそのお祝いに登山される方が石鎚山も多いのではないか・・くれぐれも気をつけて登山してください。
なお、富士山信仰者は、六根清浄(ろっこんしょうじょう)と、唱えながら山頂浅間神社を目指す。人間に具わった六根を清らかにすること。・・とある。
六根とは、五感と、それに加え第六感とも言える意識の根幹である。
石鎚山信仰者は、「なんまいだ」の声を掛けながら石鎚山頂神社を目指す。そして、登山時に行きかう者たちは、「お上りさん」、「お下りさん」と声を掛け合い挨拶をする。
註:日本七霊山
富士山(静岡県、山梨県) ・立山(富山県)・白山(石川県、岐阜県) ・大峰山(奈良) ・釈迦ヶ岳(奈良県)・大山(鳥取県)・石鎚山(愛媛県)


石鎚神社成就社の拝殿は石鎚山を拝むように祭壇が置かれている。


弥山頂に頂上社右は、山小屋。


石鎚山には三ヶ所の鎖場がある。


石鎚神社山頂社。


石鎚山(弥山・1974m、広場)


石鎚山は、弥山(みせん)・天狗岳(てんぐだけ)・南尖峰(なんせんぽう)の総体である。
三角点は、弥山の北西、1920、63mに設置されている。



石鎚山最高峰・天狗岳は3人位しか居ることが出来ない狭い。


弥山、1974m、広場で山頂社と左に少し見える建物は山小屋。


我が家から見た石鎚山。
石鎚山は、「北岳・弥山・天狗岳・南尖峰」の総体で、北西から南東にのびる長さ400mの細長い岩稜、周囲100m近い断崖絶壁となっている。


石鎚神社夏の大祭、7月1日は、このような姿でご神像3体を山頂神社に運ぶ。真っ白い籠にご神体を信者が背負って鎖場を登る。


先達会符(男会符)
先達会符で、この会符持参していれば大祭中(7月1日から10日)の登山保護料が免除される。
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