kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

掉尾の一振あるかも!

2012-12-13 08:46:33 | 日記
東京市場は9500円回復後も堅調な展開を続けています。今週は米でFO
MC、日本では14日にメジャーSQそして何と言っても週末には総選挙が
行われます。総選挙では既に自民の勝利そのものよりもどこまで議席を
伸ばせるかに注目が集まっています。

選挙後、東京市場は材料出尽くしでいったん調整局面になるという見方
も依然多いようです。確かに今回の上昇相場の立役者は外国人投資家
ですし、例年クリスマス休暇入りで彼らの買いが細ることは十分予想され
ます。また円の買い越しポジションが積み上がっていて選挙後、解消され
て円高に振れるという指摘もされています。いくつかの状況から考えれば
この水準での買いに二の足を踏みたくなるのも当然です。

一方、イタリアのモンティ首相の年内辞任表明でイタリア国債や株式市場が
売られるなど影響が出ていますが、ロンドンやドイツ株が年初来高値を更新
しているように不安が広がることはありません。また米国でも財政への崖
問題に関しては予断を許しませんが、11日にはNY市場も大統領選挙前の
水準まで戻してきました。

財政の崖問題も日程から考えても今週がヤマ場のようです。その行方如何
では波乱も考えておかなければなりません。しかし今年の相場を振り返ると
年初の欧州危機の時も10月尖閣問題での反日デモや日本製品不買運動で
もその後の株価の上昇を考えるとやはりどこかでリスクを取らないとリターン
は得られません。

解散発言から1ヶ月で1000円幅上昇していますからキッカケ次第では調整
局面入りと言う不安は常に付き纏いますが、最後は投資家が自分でどこま
でリスクを背負えるかをよく考えて行動しなければなりません。

需給面では個人投資家の信用評価損益の改善で売買の回転が効きだしま
した。東証では外国人投資家に次いで売買シェアを握っている個人投資家
の投資余力の改善はかなりの援軍です。例年外国人投資家のお休み中に
個人主導で小型株、低位株の循環物色が盛んになる傾向があります。

個人投資家の売買比率の高いマザーズ市場の活況やIPO市場の盛況は
投資家心理を好転させます。年末相場は個人投資家主導で大いに盛り上
がる可能性もあるかもしれません。株を枕にとは言いませんが、ひょっと
したら今年は久々の「掉尾の一振」なんてこともあるかもしれません。
コメント
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