国際競争力

気味が悪いほど東京市場の株価は指数の上では堅調です。
まるで１９日の下げで底が入ったような展開です。ただし
米国株が高値にいるだけにやはりここは慎重に押し目狙い
が賢明な投資方法でしょうか。

じゃあどんな銘柄の押し目を狙えばいいのでしょう。難し
いのは個別銘柄の投資判断です。そこでヒントになりそう
なのが大震災前の東京市場でどんな銘柄が人気を集めてい
たかです。

コマツの決算の観測記事が今日の経済紙に出ているように
外需の恩恵を受けしかも競争力のある製品を持っている企
業です。並べてみると自動車及び部品、重電３社、機械や
電子部品それにハイテク素材を生産している化学などです。

この中から被災による影響の少ない銘柄などをピックアッ
プあとは株価の水準などを吟味して決めると言う作業にな
ります。生産が正常化しても海外の企業に負けるような企
業では利益成長もありませんし株価の上昇も限定的です。

メイン銘柄は国際競争力のある企業です。そして内需株は
どうしても国内景気の低迷を受けるので目先は低調かもし
れませんが、値ごろ的には下値不安の少ない銘柄もありま
す。震災前に人気化していた電通などはある程度のリバウ
ンドは期待できそうです。