kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

以外高のその後は

2011-04-09 15:26:19 | 日記
8日の東京株式市場は177円高の9768円でした。
数字の上では終値ベースで11日の地震発生後の高値を
記録しました。まあ売買代金は活況の目安の2兆円を下
回っていますしこれといった好材料が出たわけではあり
ません。

朝方、余震による下げが限定的だったことで先物中心に
買戻しが全体の指数を押し上げました。またこのところ
売られていた東電が人気を集めて午後ストップ高になっ
た事やファーストリテイリングが今期の業績を上方修正
したことで810円高(7.28%)した事で日経平均を3
4円押し上げました。

買いも売りも様子見ムードのところ先物中心での大幅高
はいささか違和感を感じますが、ニューヨーク市場の堅
調な事や円安で売り込みつらい雰囲気でもあります。こ
の上昇でトレンドが変わるという見方は殆どありません。

8日のニューヨーク市場は原油高、金高、株安、円高と
言う具合でした。WTIが一時113ドル台に乗せたこ
ともありインフレ警戒もムードも出てきました。個別銘
柄でもマイクロソフトやインテル、HPといったPC関
連銘柄は年初来ずっと株価は低調です。ダウを引っ張っ
ているのは石油株と通信株それにキャタピラーなどの銘
柄です。ダウが新高値と言っても株価は好調組みと不振
組と二分されています。

サプライチェーンの問題などでこのところの円安基調で
も自動車、電機、精密などの主力銘柄は戻りは限定的で
す。おそらく来週も代替エネルギー関連や材料株の一角
は賑わうかもしれませんが、全体的には方向感のない相
場展開でしょうか。

これから色々悪材料が出てくるでしょうが、その時に株
価がどんな反応をするか注意深く見て意向と思います。
いずれにしてもこの水準からは売り圧力が強いと思いま
す。やはりこの水準からの原油高には注意が必要です。
コメント
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