新聞記事を読んでいると自動車、電機、精密に住宅まで
サプライチェーンの寸断による影響が広がっているそう
です。自動車業界などは7~9月期になっても生産台数
が半分くらいにしか回復しないのではないかという悲観
的な見方もあります。実際のところは部品の2次3次の
下請けが今回の震災で初めて東北地方にあったと言うこ
とを知ったメーカーもあるそうです。ですからどのくら
いの期間で生産がもとの水準に戻るか今のところはっき
り分からないのが真相のようです。
実体経済の混乱が続く中で株式市場は円安や海外の株高
の影響もあり先週末には震災後の高値9768円を回復
しましたが、この水準は震災前の5%(9741円)を
上回っています。阪神淡路大震災時に比べて今回の震災
は被害額や被害地域それに原発事故また夏場の電力不足
など遥かに影響は大きいと思うのですが、指数の上では
株式市場の現在の水準は高い位置にあるようです。
阪神淡路大震災時にはその後の円高やベアリングショッ
クやそれにサリン事件が下げに拍車をかけましたが、今
回はいっぺんに悪材料が重なったために急激な値幅調整
が起こり(わずか2営業日で最大2000円下げ)そこ
後のリバウンドも短期間で起こりました。今もリバウン
ドは或いは続いているのかもしれません。
ただし流石にこの円安でも主力株の戻りは鈍くやはり地
震のダメージはかなり尾を引きそうです。目先的には工
場再開という明るいニュースや計画停電の終了などで最
悪は脱したと言うムードから買戻しなどもありこの1週
間も結局プラスで引けましたが、これから決算発表まで
の1ヶ月ほどが正念場でしょう。
地震の影響の少なかった銘柄(非鉄や石油それに商社な
ど)の押し目を狙う作戦もあるでしょうが、反対に値幅
を考えるなら今回の下落相場で大きく売られた銘柄の方
が下値不安が小さいようにも感じます。今週に限っては
この水準から200円上昇することはかなりのエネルギ
ーが必要であり基本は下げを待つ方針でしばらく対処し
ようと考えています。
サプライチェーンの寸断による影響が広がっているそう
です。自動車業界などは7~9月期になっても生産台数
が半分くらいにしか回復しないのではないかという悲観
的な見方もあります。実際のところは部品の2次3次の
下請けが今回の震災で初めて東北地方にあったと言うこ
とを知ったメーカーもあるそうです。ですからどのくら
いの期間で生産がもとの水準に戻るか今のところはっき
り分からないのが真相のようです。
実体経済の混乱が続く中で株式市場は円安や海外の株高
の影響もあり先週末には震災後の高値9768円を回復
しましたが、この水準は震災前の5%(9741円)を
上回っています。阪神淡路大震災時に比べて今回の震災
は被害額や被害地域それに原発事故また夏場の電力不足
など遥かに影響は大きいと思うのですが、指数の上では
株式市場の現在の水準は高い位置にあるようです。
阪神淡路大震災時にはその後の円高やベアリングショッ
クやそれにサリン事件が下げに拍車をかけましたが、今
回はいっぺんに悪材料が重なったために急激な値幅調整
が起こり(わずか2営業日で最大2000円下げ)そこ
後のリバウンドも短期間で起こりました。今もリバウン
ドは或いは続いているのかもしれません。
ただし流石にこの円安でも主力株の戻りは鈍くやはり地
震のダメージはかなり尾を引きそうです。目先的には工
場再開という明るいニュースや計画停電の終了などで最
悪は脱したと言うムードから買戻しなどもありこの1週
間も結局プラスで引けましたが、これから決算発表まで
の1ヶ月ほどが正念場でしょう。
地震の影響の少なかった銘柄(非鉄や石油それに商社な
ど)の押し目を狙う作戦もあるでしょうが、反対に値幅
を考えるなら今回の下落相場で大きく売られた銘柄の方
が下値不安が小さいようにも感じます。今週に限っては
この水準から200円上昇することはかなりのエネルギ
ーが必要であり基本は下げを待つ方針でしばらく対処し
ようと考えています。