もしも・・・・だったら

８４円台の円安にニューヨーク市場が一時今年
２月高値を更新となれば東京市場も週明けは１
万１千円トライなんて記事も踊っていたことで
しょう。しかし東日本大震災によりすべては振
り出しに戻りました。

今月半ばから始まる米国企業の業績は押しなべ
て好調かもしれません。通常でしたら日本株に
も連想買いが入るのですが、今回ばかりは自動
車株を筆頭にどのくらいの落ち込みになるのか
と状況です。

阪神大震災時を上回る被害額や原発事故それに
計画停電もあり不透明要因山積なのに東京市場
はよくぞここまで戻してきたと思っています。
しかし２００日移動平均の水準にある９８００
円を突破して１万円乗せというレンジは余程、
神風が吹かなければ届かない水準です。

余程のことがない限り米国株が大きく崩れるこ
とはないでしょうが、原油価格の高騰や住宅指
標の悪化それにＱＥ２終了観測など本来なら米
国株が調整してもいいような悪材料は気にしな
くていいのでしょうか。

日本株の今後を占う上で外国人投資家の売買動
向が鍵を握っていると思うのですが、今後も買
い越し基調が続くのでしょうか。例年６月には
米国市場は軟調な展開になることが多く特にＱ
Ｅ２が６月に終了となれば一波乱も二波乱もあ
りそうです。

大震災の影響で企業業績を目安の投資尺度が使
えない状況にあって銘柄選びは困難を極めます。
ここは引き続いてリスク重視の姿勢で臨むしか
方法はないようです。