Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

バルサを探しに山へ行こう・・・

2010-09-21 | SNAP SHOTS

バルサを探しに山へ行こう!
ところで「バルサ」って何ですか?「トリカブト」とか「ケシ」とかの一種ですか?
うーん、まだまだ模型界だけにしか通用しない固有名詞、もう探しに行くのは止めます。

立山連邦から小さく見える槍ヶ岳が印象的だったので、今度はもっと近くで見たい・・・ あの荘厳な朝焼けの穂高連峰をパノラマで見るには常念か蝶ヶ岳でしょ!そうだ、まずは上高地へ行こう、でも天気が良くないと、そして日頃の行いが良くないとその景色はなかなか見ることは出来ないそうですゼ。
早朝「平湯」に車を止め、「低公害バス」と書いてはあるが何故かそうは見えない濃飛バスに乗って上高地のバスターミナルへ・・・午前7時30分に15kgのザックを担いで梓川沿いの道を歩き始めました、「緑も綺麗で空気も旨い・・・」と思う。

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井上靖「氷壁」の宿として有名な徳沢園の裏手から始まる長塀尾根は長塀山を経て蝶ヶ岳へ向かうのですが、最初に延々と続くつづら織りの急登はキツイのでパス、もう少し楽そうな横尾からの蝶ヶ岳を選択、しかしこれが大失敗。徳沢あたりでベースキャンプを張り、荷物無しで稜線歩きすれば良いものを・・・

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横尾のキャンプ場までハイペースで11kmも歩き、そこから本格登山?って。横尾あたりが標高1,600m、蝶ヶ岳の分岐あたりが2,600m、1,000mを一気に登ります。こちらの道は徳沢と比べると最初はのどかなゆるーい登山、しかしそのツケは最後の最後にきっちり戻って来きました。分岐間近最後の登りで幻覚が見え始め、白い木々が何故か駅前の広告塔とかに見えたりして、あそこまで行けば「スタバ」があるぞって水の切れた私を呼びます。途中100回位引き返そうと思いましたマジで、でも「ここから引き返すともっと歩く距離増えそうだし・・・」なんて止めるもう一人の自分がいて、これもなんか幻覚っぽいんですが。

見栄はらずに、下に荷物置いてテント泊して早朝登るべきでした。梓川沿いの11kmを3時間、横尾から蝶ヶ岳ヒュッテまでの4kmを4時間半、合計15kmを7時間半かけて歩き、登り詰めた「表銀座の稜線」は見事にガスの中、ワーオッ!
20100904c 「日頃の行いだわな」ボソッと呟く。一瞬見えた「槍ちゃん」

「もうダメ、限界です。今夜は蝶ヶ岳ヒュッテのテン場にしよう」と稜線を歩き始めますが、その歩行はまるで壊れたロボットそのもの、瓦礫の道をヘロヘロになってヒュッテに到着したら、

「最近、クマ出てま-す!」

の張り紙、言われてみればテン場は命知らずの2張りだけ、そしてヒュッテは満員・・・でもホントか?
小心なボク、「一人泊まれますか?今夜の夕食のおかずは何ですか?」この問いに「泊まれます。今夜は豚カツです」で1秒で小屋泊決定。夕食後這いずって布団に潜り込み爆睡、ここにはクマ出ませんから・・・明日はどこかでテント張るぞ!

そして翌日、全部真っ白・・・常念、前常念縦走してクマの待つ蝶ヶ岳ヒュッテに戻り、「一人泊まれますか?今夜の夕食のおかずは何ですか?」 

明日はテント張らずに平湯で温泉に入って飯食って帰るぞ!ってテントは?張らないの?持って来ただけ?いやー「クマ出てますから・・・」 そして最終日、日頃の行い総括編。

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芝生を引き詰めた草原の様な徳沢のキャンプ場、頭上に迫る明神岳、雲上朝焼けの西穂高岳から槍ヶ岳までの大パノラマ、人でごった返す河童橋、さすがアルプス銀座です。

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おっ、おっ、おーっ!待っているのは君か?でも、ちょっと進んでるゾ・・・

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