Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

In NYC with Enrique - Tom Hallman

2012-10-30 | PEANUT SCALE MODELS

「これは僕とジェーンが今週ニューヨークへ行った時の写真なんだ。
アルゼンチンのモデル・ビルダー、エンリケ・マルツが僕達を招待してくれたんだ。
それはカーネギー・ホールで行われたイスラエル・フィルのコンサートさ。

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彼は僕達に優雅で興味深くそして感激する時間を与えてくれたんだ。

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彼はこのオーケストラのチェリストで(彼のチェロは299歳)、ステージ上ではこの位置(グリーンのポイント)にいたんだ。そして演奏の途中休憩時間にステージを去る時、バルコニーに座っている僕達を見つけ、微笑んで手を上向きのらせん状に回す仕草をしたんだ。それは後で彼に聞いたら、美しい空間に僕達のゴム動力機が舞い上がって行くのをイメージしたって。

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コンサートが終わって僕達は近くのアイリッシュ・パブで話をしたんだ、それは今まで何度も家に滞在した事のあるJiro SugimotoやDave Stottのことなんだ。デーブは昔彼の持っていた子供用のバイオリンをエンリケに与え、エンリケはそれを修理してイスラエル青少年音楽組織に寄付したんだ。これは友情の証の一部分とも言えるね。

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ところでエンリケは僕が出会った中でも最高の模型ビルダーの1人だと思う。彼の細かな部分のディテールを追求する姿勢は最高なんだ。カミソリを細く割ってカップ・コーヒーに付いてくる攪拌する小さな木の板に貼りつけた手作りの道具を含め魅力的な小道具を常に持ち歩いているんだ。
それは彼が非常に多くの時間を家以外の場所で過ごす事から、効率的な道具のパッキング方法も含め、機体を壊さないようそして安全に持ち運ぶ為に彼独自の素晴らしいセンスを持っているんだ。
彼はテルアビブの小さなアパートに住んでいるから当然収納スペースも狭く、作った機体を誰かにあげてしまう事も良くあるそうなんだ。

彼とは知り合って数年になるけど、今回初めて逢う事が出来たから彼の世界中を旅するライフ・ストーリーをより理解出来たような気がするんだ。お互いまた近いうちに再会することを望んでいるよ。

この素晴らしい趣味を通じて得ることが出来た友情と経験なんて僕にとってはまったく信じられない位すごい事だったんだ。」 トム・ハルマン

この写真を見たとき何故かクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」が頭の中で流れてきました。
でもこれって邦題で、原題はArthur's Theme (Best that you can do) Christopher Cross なんですね。映画の主題歌として使われ、映画の中でニューヨークがいっぱい出てくるからこの邦題になったそうです。

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