JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“春満開”...木古内町

2017-05-07 23:33:05 | 木古内町・知内町

 ゴールデンウイークも今日でお終い...。世間のみなさんのように旅に出るわけでもなく、かといって懸案になっている倉庫の掃除をするわけでもなく、何となく終わってしまいそうだ。せめて最終日ぐらいは...、と“春満開”の木古内町へ...。

       

 雨の降る心配はないのだが西風が強く、その西風に乗ってはるばる中国・ゴビ砂漠から飛来するという黄砂のせいで、空は霞みあまりよい感じがしない。「チューリップフェア」開催中の木古内町サラキ岬...。強い風が吹く会場の上空を泳ぐ鯉のぼりは、その風を吸い込み過ぎてはち切れんばかり...。

  

 この「チューリップフェア」は、明治4年(1871)、サラキ岬沖でで座礁・沈没したとされる旧幕府軍軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」を記念するイベントで、咸臨丸を建造したオランダの国花チューリップを町民ボランティアが花壇を造成し植え、その数60種5万本...。

         

 この時季スイセンやチューリップなど花々に囲まれる道南いさりび鉄道“泉沢駅”...。以前管理委託を受けていたご主人が駅の周りに毎年花々を植栽、気が付いたら駅からホームまで埋め尽くされていた、そのご主人も高齢で引退...。

  

 しかし、しっかりと引き継がれている...今年もこれまでに変わりず駅舎は色とりどりのスイセンの花に囲まれており、ホッコリした気分を味わえた。ちょうどいさりび鉄道の気動車が通過...。

       

 次は、国道沿いにある「札苅芝桜園」、臨時駐車場に車を止めお邪魔をさせていただくと、既に先客で大賑わい...。10年ほど前から植え始めたが畑から玄関前、自宅裏のJRの線路沿いまで広がり、ついには隣の家の畑まで借りるほどにまで増え、木古内町の名所にまでなっている...。

  

 シバザクラは10種類以上もあって色や花の形もいろいろで楽しい...。案内してくれた村上さんに「手入れが大変でしょう...」と話を向けると、「大変だけどこうして喜んで見てもらえれば嬉しいもんだ...。」と笑顔で話してくれる...。

  

 ところで、木古内町営野球場裏にある標高72mの薬師山山頂付近のシバザクラ...、この時季山頂付近の斜面をピンクに色づいたシバザクラが覆うはずだが、どうも様子がおかしい...。

                                   

 そういえば、昨年夏の台風で山頂にある東屋が吹き飛ばされたと聞いたが、その影響か山林が伐採され山肌がむき出しになっており、シバザクラも申し訳程度に頂上付近に咲いていた。見学に訪れたというご夫婦も「今年は駄目ですね...」と言い残し下山...。

 薬師山のシバザクラはちょっと残念だったが、サラキ岬ら国道沿いに薬師山まで“春満開”の木古内町を楽しんできた...。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする