日曜日は晴れマーク、ツツジを見て恵山に登ろう...。3年前に家内とハイキングのつもりで、食糧はおろか水も持たずに急勾配の登山道を歩き恵山に登ったが大変な思いをした経験があるにも拘わらず再度挑戦しようということになった。朝、函館は雲一つない晴天なのだが、恵山に向かって走るにつれて雲行きが怪しい...、海霧が発生しており銭亀沢を過ぎると対向車はライトを付けてくる...。
案の定、恵山は雲の中...、姿を見ることが出来ない。しかし、この霧は晴天に向かう霧と勝手に決めて標高300mにある高原駐車場に到着...。時間が少し早かったこともあって終車場には4,5台の車よりない。それでも、予想通り青空が覗きだし間違いなく晴れに向かいそうなのだが、山から白い噴煙が吹き出し、こんなに勢いよく吹き出ているのを見たことがなく少し不気味な感じがする。
いよいよ登山開始...、恵山(618m)の山頂まで約2.9kmの道のりをカメラと三脚を手にノンビリと歩く...。ところが、登りだして間もなく火山岩がゴロゴロとして歩きにくく、登山道にある階段を登り出したところで家内は「3年前もこんなに辛かったかしら...、もう山登りはやらない!!。」と言い出す始末。急勾配もさることながら、風か強く歩きにくい、さらにその風が運んでくる硫黄臭に咽せ咳き込むなど大変...。
それでも、真っ青な空と恵山岬を境に内浦湾側の海の上の雲海が素晴らしい景色を創ってくれ、その景色にカメラを向けると疲れも忘れさせてくれる。この時期、潮の鬩ぎ合いで濃い海霧を巻き起こし、しばしば海も陸も覆い尽くし、恵山はスッポリと霧のベールに包まれる...。
登山道のすぐ脇には噴気孔も見られ、勢いよく噴煙を吹き出しているがその廻りには硫黄なのだろう黄色く色づけられている。しかし、見た目は奇麗だが臭いがきつく近づけない...。恵山はいわずと知れた活火山である。1874年(明治7年)には水蒸気爆発が起こったという記録が残っているが、現在もなお噴気活動は活発だが、出来れば静かにしていてほしい...。
(山頂からの恵山地区の眺望)
三脚を立てカメラのシャッターを押しながら約1時間30分ほどで山頂に到着...。ただ風が強くノンビリ風景を楽しむという雰囲気ではなく、多くの登山者も山頂にある「恵山権現神社」に手を合わせ早々におりていく。折角だからと岩陰で持参したおにぎりをほおばりながら少しの時間休憩...。
山頂付近には、高山植物のエゾイソツツジやミネズオウが咲き始め、かれんな花を楽しませてくれる。恵山は海霧による日照不足と栄養分の少ない強酸性の火山灰という特殊な条件が重なり標高が618mの低山でありながら高山植物が数多く分布しているそうだ。
いよいよ下山...、一息ついたこともあってタヌキのような形をした岩や人工的にくり抜いたと思われる穴を持つ岩などの巨岩・奇岩をゆっくり見渡し、また、この時間になると登山者も多くなり挨拶を交わしながら「あと400mですよ、頑張って...」と声を掛ける余裕すら出てくる。
(下山後、高原駐車場からみた恵山)
3年ぶりの「恵山」...、3つ年を取ったこともあって体力的にも多少きつかったが、家内から「今度は花が咲き揃ったときにもう一度登ろうかなあ...。」だって、あれ!!もう山登りは止めるんでなかったっけ...。
山登りというのは、そこに山があるからといわれているが、それは、登るときの辛さやきつさも山頂を極めた時の達成感、山登りを終えた時の充実感だと思っている。それは誰もが同じ思いなんだろうなあ...。
ところで「恵山つつじまつり」...。まつりは5月22日から始まり今日が最終日。今年はサクラと同じように春先の低温の影響を受け開花が遅れまつりの初日には間に合わず...、今日も場所によって蕾だったり満開に近いところもあったりという状況だが、山裾はこれから...。苫小牧から来たという大きなビデオカメラでつつじの花を撮しながら「花が満開で見ごろを撮るには1週間ぐらいいないと撮れないよ。」と残念そうに話してくれた。
恵山のツツジは、山麓一帯にエゾヤマツツジやサクラドウタンツツジが約60万本自生しており、濃いピンク色のツツジが恵山を染め祭り期間中には多くの観光客が訪れる。今年は開花が遅れたサクラとのコラボレーションも美しく見る目を楽しませていた...。
案の定、恵山は雲の中...、姿を見ることが出来ない。しかし、この霧は晴天に向かう霧と勝手に決めて標高300mにある高原駐車場に到着...。時間が少し早かったこともあって終車場には4,5台の車よりない。それでも、予想通り青空が覗きだし間違いなく晴れに向かいそうなのだが、山から白い噴煙が吹き出し、こんなに勢いよく吹き出ているのを見たことがなく少し不気味な感じがする。
いよいよ登山開始...、恵山(618m)の山頂まで約2.9kmの道のりをカメラと三脚を手にノンビリと歩く...。ところが、登りだして間もなく火山岩がゴロゴロとして歩きにくく、登山道にある階段を登り出したところで家内は「3年前もこんなに辛かったかしら...、もう山登りはやらない!!。」と言い出す始末。急勾配もさることながら、風か強く歩きにくい、さらにその風が運んでくる硫黄臭に咽せ咳き込むなど大変...。
それでも、真っ青な空と恵山岬を境に内浦湾側の海の上の雲海が素晴らしい景色を創ってくれ、その景色にカメラを向けると疲れも忘れさせてくれる。この時期、潮の鬩ぎ合いで濃い海霧を巻き起こし、しばしば海も陸も覆い尽くし、恵山はスッポリと霧のベールに包まれる...。
登山道のすぐ脇には噴気孔も見られ、勢いよく噴煙を吹き出しているがその廻りには硫黄なのだろう黄色く色づけられている。しかし、見た目は奇麗だが臭いがきつく近づけない...。恵山はいわずと知れた活火山である。1874年(明治7年)には水蒸気爆発が起こったという記録が残っているが、現在もなお噴気活動は活発だが、出来れば静かにしていてほしい...。
(山頂からの恵山地区の眺望)
三脚を立てカメラのシャッターを押しながら約1時間30分ほどで山頂に到着...。ただ風が強くノンビリ風景を楽しむという雰囲気ではなく、多くの登山者も山頂にある「恵山権現神社」に手を合わせ早々におりていく。折角だからと岩陰で持参したおにぎりをほおばりながら少しの時間休憩...。
山頂付近には、高山植物のエゾイソツツジやミネズオウが咲き始め、かれんな花を楽しませてくれる。恵山は海霧による日照不足と栄養分の少ない強酸性の火山灰という特殊な条件が重なり標高が618mの低山でありながら高山植物が数多く分布しているそうだ。
いよいよ下山...、一息ついたこともあってタヌキのような形をした岩や人工的にくり抜いたと思われる穴を持つ岩などの巨岩・奇岩をゆっくり見渡し、また、この時間になると登山者も多くなり挨拶を交わしながら「あと400mですよ、頑張って...」と声を掛ける余裕すら出てくる。
(下山後、高原駐車場からみた恵山)
3年ぶりの「恵山」...、3つ年を取ったこともあって体力的にも多少きつかったが、家内から「今度は花が咲き揃ったときにもう一度登ろうかなあ...。」だって、あれ!!もう山登りは止めるんでなかったっけ...。
山登りというのは、そこに山があるからといわれているが、それは、登るときの辛さやきつさも山頂を極めた時の達成感、山登りを終えた時の充実感だと思っている。それは誰もが同じ思いなんだろうなあ...。
ところで「恵山つつじまつり」...。まつりは5月22日から始まり今日が最終日。今年はサクラと同じように春先の低温の影響を受け開花が遅れまつりの初日には間に合わず...、今日も場所によって蕾だったり満開に近いところもあったりという状況だが、山裾はこれから...。苫小牧から来たという大きなビデオカメラでつつじの花を撮しながら「花が満開で見ごろを撮るには1週間ぐらいいないと撮れないよ。」と残念そうに話してくれた。
恵山のツツジは、山麓一帯にエゾヤマツツジやサクラドウタンツツジが約60万本自生しており、濃いピンク色のツツジが恵山を染め祭り期間中には多くの観光客が訪れる。今年は開花が遅れたサクラとのコラボレーションも美しく見る目を楽しませていた...。
すてきな風景ありがとうございます。
私も高校生の時恵山に登りましたよ。やはり、途中霧に包まれ雨合羽で歩きました。
お二人で登るなんて、景色以上にすてきなご夫婦ですね。うらやましいわ
圧倒されるほどの数のつつじに囲まれ、桜とはまた違った美しさに、しばし、汚れた心?が洗われた気がしました。
若いつもりでも身体は正直です。翌日から筋肉痛で足腰が立ちません。
ほどほどにと思っているのですが、不思議なものでこの痛みはすぐ忘れてしまいますよね。
でも、久し振りでしたが絶景にあえました。高校時代の恵山への登山を思い出して頂けて
なりよりです。時間のあるとき、また覗きに来てください。
えっ!!...、じゃ近くにいたかもしれませんね。確かにサクラもいいけどツツジも
また違った美しさを感じますよね。
五稜郭公園のツツジとフジの花も咲き出しましたよ。花を追っかけていると
一年の経つのが早くて、早くて...、だから年を取るのかなあ...。