JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

威勢のいい掛け声が響く、江差の夏...

2009-08-12 22:38:09 | 江差町・上ノ国町
 昨日(11日)の道南地方は、暖かな高気圧に覆われ各地で今年一番の暑さを記録。函館では29.5°とあと一歩で真夏日、厚沢部町が30.3°の真夏日だった。しかし、明日はお盆、お盆が過ぎると秋風が...、今年の函館は真夏日なしで終わるのかなあ...。

 江差町では道内最古の伝統を誇る姥神大神宮渡御祭が行われた。同神宮の御輿行列に13台の山車(ヤマ)が付き添った渡御行列が江差の街を巡行する。昨年初めてこの祭りを見てその凄さに感動を覚え、今年もと最終日の昨日午後、江差に向かった。

  
 姥神大神宮の前で、駐車場を町の方に訪ねると「今日は、止めたところが駐車場...。」と冗談をいいながら神宮前の駐車場に止めさせて貰い、姥神大神宮や渡御祭の由来、参拝の仕方などを親切に説明してくれた。随分詳しくご存じで...、と思いきや「江差町観光ボランティアガイド」のネームプレートを掛けていた。名前は津村さん...、ご親切感謝です。
                     

 
 さて、山車はどの辺りを巡行しているのか、町の方に聞きながら追いかけ、江差町文化会館の前で逢うことが出来た。豪華に飾られた各町内会から13台の山車が笛や太鼓が奏でる祭り囃子に「エンヤ!エンヤ!」の掛け声に合わせ大人や子供に引かれて街道沿いの家々をゆっくりと練り歩く。

                              

     
 今日の江差の最高気温が29.7°のうだるような暑さの中を汗だくになって引いている。江差の街は意外に坂が多く、坂のある細い路地に入ると拍子木と笛を合図に一気に駆け抜ける様は壮観だ。しかし、町民の方は「引き手も少なくなったが、なにより住民が少なくて山車を維持するのが大変なんだ...。」

                     
 日没後は灯火で色鮮やかに彩られた山車は本町などの市街地を巡行。羽織や半纏姿の人たちの祭り囃子や威勢のいい掛け声が響き渡り、祭りの熱気は最高潮。沿道の見物客も目の前で繰り広げられる豪華絢爛な時代絵巻に魅了される。

 
 この後、13台の山車が繁華街に集結し一斉に祭り囃子を奏でる祭り最後の見せ場あるそうだが、この時点で午後9時過ぎ。明日は所用で朝7時出発が気になり、ここで引き上げた。来年もう一度見物させてもらい、是非最後まで見たい...。

                    
 車を置いた大神宮ではかがり火を焚き、御輿の戻りを待っていた。
 今年も勇壮な山車行列を見させてもらった。ただ、昨年の行列はもっと賑やかな気がして訪ねると、「去年、巡行中に事故があり、今年も子供が交通事故に遭ったこともあって少し規制されているのかもしれない。」とのことだった。確かに事故はあってはならないことだが、このために遠くから帰省して参加している若者たちのために、そして、伝統を誇りとしている江差の人たちためにも、これからも派手に続けてほしいと願いながら戻った。




                      
 ところで、山車の一行が夕食を取っている間に、鴎島に夕焼けを眺めに行ってきた。キャンプのテントが10張以上もある。キャンプをしながらまつり見物...。ここから日本海に沈む夕陽は、去年も見たが素晴らしい。その素晴らしさを作るのが、雲...。今日の雲は...。

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