函館どつくで新造船の“進水式”が行われた...。時間は午後2時、天気は生憎の曇り空、前後に所用も入り中途半端な時間だが久し振りの“進水式”、しかも今年初めてだしなどと理屈をこね回しながらも、時間に合わせ函館どつくのある弁天町へ向けて車を走らせる...。
風はないもののさすがに海の傍とあって、首を萎めて歩く見学者もいる...。しかし、目の前に横たわる巨大な船体を見上げると「でかい!!...」と驚きの声を上げている。確かに全長180m、幅30mと聞くと「この鉄の塊が海に浮かぶんだろうか」と心配になる...。
予定の午後2時、国旗掲揚で“進水式”が始まる...。いつもだとここで新造船の“命名”が行われるはずだが、何の説明もなく進水に当たっての事前確認作業が手際よく進められ、準備完了...。船体につなぎ止められていた綱を切断すると船首のシャンパンが割れ、大音響の軍艦マーチとサイレンの音とともにくす玉から鳩ともに色とりどりの紙テープ、風船が飛び出し、船体が勢いよく海に滑り出すと見学者からは大きな歓声があがる...。
いつもながらの“進水式”なのだが、残念ながら曇り空で巨大な赤い船体も五色の紙テープや風船もその鮮やかさを見ることができなかったが、豪快に海に飛び込む新造船から大きな感動をもらう...。
(進水式を終え函館港に浮かぶ「新造船」、しかし、名前はまだない)
ところで、何故新造船の“命名”がされなかったのだろう...。近くで取材をしていた記者の方に訪ねると「4月上旬、船主に引き渡されるときまでには“命名”されるらしい」とのことだが、詳しい事情は分からないようだ。
私は、進水式当日に駅前の橋の下で遠くからこの船の写真を撮影したのですが、船尾に「HILMA BULKER」と書いていたのですが、違ったのですね。
駅前で見学?...。それもありかも知れませんね。次回の進水式は考えてみよう。
船首に掲げる船名のところは、わかりづらいかも知れませんが、ペンキで塗りつぶされ隠されていました。
引き渡しの時に命名されるとのことですが、船尾は隠し忘れたのかも...。