青空から眩しいほどの日差しはあるのだが、冷たい風が吹き付ける今日の函館...。“春の空”と“冬の風”が最後の鬩ぎ合いをしているようだ。これは、当然のことながら“春”が勝つ...。そして、明日からは気温も上がりそう...。
所用で木古内町へ車を走らせる...。途中の木古内町亀川に帆船のモニュメントを置いている小さな公園がある。この帆船は、幕末に活躍した「咸臨丸(かんりんまる)」で、咸臨丸はこの「サラキ岬」の沖で座礁、沈没し今も静かに眠っているといわれている。
(咸臨丸の功績を称えた咸臨丸終焉の碑)
「咸臨丸は、1857年(安政4年)にオランダで造られ、幕府海軍創成期の主力艦として配備され、開国の嵐が吹きすさぶ中、1860年(安政7年)には日米修好通商条約批准書交換目的で渡米する幕府遣米使節護衛目的の随伴艦として太平洋を渡る偉業を成し遂げるなど、幕末の動乱期に日本近代化の歴史的象徴として活躍した。
しかし、その栄光とは裏腹に、晩年は戊辰戦争の渦に巻き込まれ、軍艦から北海道への物資運搬船となり数奇な運命をたどり、また、戊辰戦争で敗れ、北海道移住を余儀なくされた仙台藩の家臣団を乗せて仙台の寒風沢を出港した咸臨丸は、箱館経由で小樽に向かう途中、1871年(明治4年)9月20日、木古内町のサラキ岬沖で座礁沈没。」(案内板から要約)
この「サラキ岬」からは、津軽海峡を挟んで津軽半島や下北半島、さらには函館山も眺望できる景勝地で、木古内町の有志の方の手によってモニュメントを製作、また、咸臨丸を造ったオランダをイメージしてチューリップの花壇を整備を行うなど、木古内町の観光スポットともなっている。
ここでは毎年5月に「チューリップまつり」が開催されているが、今日は有志の方々が咸臨丸や風車、公園のベンチなどのペンキ塗りに汗を流していた...。作業をしている方に話を聞くと「まつりは5月3日からで、今日のペンキ塗りのあと17日には公園の清掃をして、まつりを迎える。車で休憩をして欲しいのだが、ゴミを投げていく人もいて...。」と、頭を抱える...。
まつりは今年が8回目...。チューリップの球根は少し傷んだものもあったそうだが、例年並みの5万株は確保でき綺麗な花を咲かせると意気込んでいた。今年の「チューリップまつり」も色とりどりの花と木古内の名産が会場一杯に並びそうだ...。是非行ってみなくっちゃ...。
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(咸臨丸の功績を称えた咸臨丸終焉の碑)
「咸臨丸は、1857年(安政4年)にオランダで造られ、幕府海軍創成期の主力艦として配備され、開国の嵐が吹きすさぶ中、1860年(安政7年)には日米修好通商条約批准書交換目的で渡米する幕府遣米使節護衛目的の随伴艦として太平洋を渡る偉業を成し遂げるなど、幕末の動乱期に日本近代化の歴史的象徴として活躍した。
しかし、その栄光とは裏腹に、晩年は戊辰戦争の渦に巻き込まれ、軍艦から北海道への物資運搬船となり数奇な運命をたどり、また、戊辰戦争で敗れ、北海道移住を余儀なくされた仙台藩の家臣団を乗せて仙台の寒風沢を出港した咸臨丸は、箱館経由で小樽に向かう途中、1871年(明治4年)9月20日、木古内町のサラキ岬沖で座礁沈没。」(案内板から要約)
この「サラキ岬」からは、津軽海峡を挟んで津軽半島や下北半島、さらには函館山も眺望できる景勝地で、木古内町の有志の方の手によってモニュメントを製作、また、咸臨丸を造ったオランダをイメージしてチューリップの花壇を整備を行うなど、木古内町の観光スポットともなっている。
ここでは毎年5月に「チューリップまつり」が開催されているが、今日は有志の方々が咸臨丸や風車、公園のベンチなどのペンキ塗りに汗を流していた...。作業をしている方に話を聞くと「まつりは5月3日からで、今日のペンキ塗りのあと17日には公園の清掃をして、まつりを迎える。車で休憩をして欲しいのだが、ゴミを投げていく人もいて...。」と、頭を抱える...。
まつりは今年が8回目...。チューリップの球根は少し傷んだものもあったそうだが、例年並みの5万株は確保でき綺麗な花を咲かせると意気込んでいた。今年の「チューリップまつり」も色とりどりの花と木古内の名産が会場一杯に並びそうだ...。是非行ってみなくっちゃ...。
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