礼文島最終日...。朝窓を開けると礼文島は霧雨と深い霧に包まれている。所用を終えて利尻島に渡って利尻空港から丘珠空港を経由して函館に戻る。フェリーの中でもツァー客の皆さん方も、天気に恵まれずちょっと不満そうだ...。
利尻島の沓形港は本格的な雨と風...。タクシーの運転手さんも「雨程度なら大丈夫だけど、これ以上霧が深くならなければいいが...」と2,3観光スポットを走りながら不安そうな顔を見せる。
それでも利尻島の東側にある姫沼を案内してくれると、雲間から雪の残る“利尻富士”がチラリと顔を見せてくれ、何故か運転手さんが大喜び...。しかし、利尻空港に相変わらずの雨と風、少し心配したが何事もなく飛行機は無事離陸...。
(乗り継ぎの丘珠空港は快晴)
雨の利尻島を後に丘珠空港経由で函館空港に向かう...。丘珠も、函館も快晴、この青空が礼文島にあればいい旅だったのに...。
いよいよ函館空港に着陸!!と思ったら飛行機はエンジンを吹かし再上昇...。「えっ!!、何事が起こったのか...」一瞬不安がよぎる。と「滑走路を“キツネ”が走りましたので、改めて着陸に入ります」との機内放送、乗客の皆さんからも安堵のため息が聞こえる。お陰で函館上空の遊覧飛行を楽しめた...。
期待をして行った“花の浮島”利尻・礼文島への旅...。残念ながら天気には恵まれなかったが、美味しいものをタップリと食べさせてもらったし、300種といわれる高山植物の内の幾つかの美しい花々を目し、絶景も堪能させてもらった。出来れば天気のよいときにもう一度...、無理だろうなあ...。