JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

念願の“海向山”へ、初登頂...

2012-10-26 23:14:30 | 山登り
 山登りの先輩から「次は、海向山だよ...」と9月初めにいわれてから、日程をつくると天気が芳しくなく、天気が思わしくないので諦める晴天になるなど、3度4度と延期の憂き目に遭い、ちょっとして今年は登れないのかも知れない...。と、先輩から「26日の天気は大丈夫のようだけど、行けるか?...。」の誘い、二つ返事でカレンダーにチェック...。

 
 真っ青な秋の空、これ以上はないというような登山日和...。今回は、もう一人山登りの先輩から「2日前に登ってきたけど、俺も付き合わせて...。」との声掛かりで、3人のパーティ...。湯の川町で合流し、いざ“海向山”へ...。道の駅「なとわ・えさん」手前から眺める海向山、手招きしているようにも見える...。(写真 右が“恵山”で左が“海向山”)
                              
 標高330mにある高原駐車場に車を止め、ツツジ等の紅葉で燃える山肌を見ながら山頂を目指す...。“海向山(570m)”は向かいにある“恵山”と違いなだらかで登りやすい山との認識で先輩には「次回は海向山...。」とお願いしていたが、先日、友人から話を聞くと「認識が甘い、意外にきついぞ...。」と脅かされていた。

 
 駐車場から暫く平坦な草原を、その後雑木林の中を歩きながら「こんな調子で山頂に着いたら楽だけどね...。」と話すと、2人の先輩から「まだ山でないぞ!!...。」と呆れられる。
                                    
 登山道の分岐点を知らせる看板...。看板には「右回りコース、左回りコース」の2つのコースがあるが、右回りは山頂まで2,015m、左回りは1,595mだ...。「当然登るんだから短い左回りだよね...。」と訪ねると、「時計回りで右回り、答えは下りてきた時にわかるから...。」と距離の長い方に歩を進める...。

 
 山登りの始まり...。風もないため木の葉のざわめきも聞こえず、驚くほど静かな登山道に3人のザックにつけた熊除けの鈴の音を響かせながら進む...。ほどなくすると急な上り坂が続き、汗が滲み出る...。どうも寒さ対策万全が仇になったようだ...。

 

                             
 やがて緩やかな登りの続く尾根となり視界が開ける...。「山頂でないよね...。」に「海向山の前山で標高が456mであることから、456m峰と呼ばれている山で、目の前が海向山...。」だという。

 
 ところが、折角登ったのにここから大きな岩のある急斜面を一気に下る...。高低差50mほど下って谷底に突き落とされた感じがするが、ここはミズナラ林の平坦地で落葉が登山道を覆い赤いリボンがなければ迷い込んでしまいそう...。

                             
 再び急な登り坂が続く...。坂の途中で赤や黄色に紅葉した木々を写真に収め、休憩をさせてもらいながら進むと、ほどなく一気に展望が開け念願の“海向山”山頂だ...。山頂はちょっとした広場でドウタンツツジなどの木々があり庭のような感じ...。登頂記念にと山頂の銘板を背に3人で写真を撮りながらゆったりと休憩し、目の前の景色を眺める...。

 
 その目の前には、恵山は頭だけだが、津軽海峡、太平洋...、遠くには函館山、横津岳、当別丸山、そして、海峡を挟んで下北半島から八甲田山も見えている...。絶景!!...、この景色を見ていると、急勾配の坂を登っていたときの辛さや苦しさが一気に吹っ飛んでしまう...。(写真 奥に函館山と当別丸山も...)

 
 さて、いよいよ下山...。時計回りということで、1,595mと距離の短い左回りコースへ...。歩いてすぐ目の前に恵山が望め、先輩から「登りを左回りで来ると、この絶景が背中だよ...。距離は長くても恵山を見ながら下りた方がいいでしょう...。」とのこと、納得...。

                                
 ところが、恵山を見て樹林に入ると一歩踏み誤れば転げ落ちそうな急斜面...。しかも、昨日の雨のせいもあって滑る、これを登るのには456m峰コースの比ではないかも知れない。先輩のいうとおり多少の登り返しはあるものの、やっぱり海向山への登山は右回りで正解...。

 
 標高差240m、往復約6km余りで、所要時間は休憩を含めて3時間ちょっと...。久し振りの山登り、しかも友人が言うように少しきつく、途中で「山登りも今回が最後だなあ...。」と折れそうになった気持ちを抑えながら歩を進めたが、山頂での絶景や山肌を色鮮やかに染める紅葉を眺め、駐車場に戻って登ってきた山を振り返ると達成感に満ちあふれ、また次の山登りを期待してしまう...。


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コメント (2)
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